ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Aぇ! group(火曜)、少年忍者(水曜)、Lil かんさい(木曜)、7 MEN 侍(金曜)、美 少年(土曜)、HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、3月9~15日公開の動画を注目度順にチェックします!
Lil かんさい、西村拓哉の“トップオタ”決定戦開催
9日に上がったのは「Lil かんさい【西村拓哉クイズ】みんなウチのこと大好きだよね!?」(再生回数は21日時点で14万台)。今回は「一番の理解者は誰だ!? にしたく王」と題し、ほかのメンバーが西村のことをどれだけ知っているか、クイズを通して競った。全5問中最も正解数の多いメンバーが西村の“トップオタ”となるという。
そんな今動画は、メンバーにまつわる企画とあって、グループの仲の良さが十分に伝わる1本となっている。例えば、「昨日行った大阪の名所は?」という問題で、嶋崎斗亜はアバウトな回答をしたため、すぐに正解判定とはならなかったが、西村は「(正解か不正解かは)斗亜が決めていいよ」とチャンスを与えた。
また、「昨日から痛い身体の部位」を当てるターンでは、「大丈夫?」(當間琉巧)「よう言わんかったな。いつもどっか痛かったら絶対すぐ言うのに」(嶋崎)と2人は西村を心配。ここで岡崎は「俺はね、聞いたね。言ってたね」「これで外してたら、俺何聞いてたんって話やけどな」と前置きした上で、見事に正解。ちなみに、西村はジャンプをして膝を痛めたといい、岡崎が「今、何歳やっけ?」と優しく微笑みながら確認するあたりも、ほっこりするシーンだった。
7 MEN 侍・本高克樹、“恋バナ”せず
10日の動画は「7 MEN 侍【禁断の初恋トーク!?】グランピングで人狼ゲーム」。矢花黎の地元である東京・八王子市でのロケ企画の続きで、6人はグランピングスポットを訪れ、「さりげない人狼ゲーム」を行った。
そんな中、ファンの間ではメンバーが“恋バナ”をしている点が話題に。2回戦で、佐々木大光が突如として「なんかさ、俺らって恋バナとかしたことないじゃん」と切り出し、中村嶺亜は「(ジャニーズ事務所に)入所前まで(の話)だったらいいんじゃない?」と提案した。
一番遅い中学1年生のときに入所した佐々木は、小学生の頃に“理由もわからず、なぜか好きな女の子に嫌われてしまった”という苦い思い出を告白。その後、菅田と中村は幼稚園や小学生の頃の恋を思い返し、最初は渋っていた矢花も小学1年生の頃の“初失恋エピソード”を披露。今野大輝は幼少期について「めちゃくちゃモテた」「一番仲良かった子にキスされた」とぶっちゃけた。
しかし、唯一、本高克樹は過去の恋愛に言及することはなく、ゲームが終了。彼は昨年8月にニュースサイト「文春オンライン」で、元乃木坂46・斉藤優里と、『東大王』(TBS系)に出演している河野ゆかりとの“二股交際”をスクープされた。ゲームの進行上、会話に入れなかった可能性もあるが、結果的にスキャンダルの“前科”がある本高は、恋バナをスルーしたのだ。
SNS上のファンは「克樹の前で恋バナとかするなよ(笑)」「絶対気まずいじゃん」「克樹だけ恋バナに参加してなくて面白い」「克樹の恋バナ、ちょっと聞きたかったけど、話さなくてよかった……って気持ちもある」と敏感に反応。
また、トークテーマに関しても、「大光が恋バナの話を振った時、嶺亜が『入所前までだったら』と言ったのがさすがのアイドルだった」「7 MEN 侍の恋バナは新鮮。修学旅行の時の男子部屋みたいだった」「入所前までの恋バナならいいとか、“今の恋愛は言えない”と言ってるようなものだし、女の影を感じさせるな」と賛否両論が噴出した。
なお、再生回数は21日時点で9万台。ファンの中には「恋バナは聞きたくない」という人も少なくないのか、あまり何度も視聴したいような内容ではなかったのかもしれない。
美 少年の動画は、沖縄ロケシリーズの第7弾「【絶景!海越えのジップライン】ジャニーズでマッチョと言えば?」(11日)と、株式会社QVCジャパンのプロモーション動画「【通販番組に挑戦!!】ふじなすの放送事故!?」(13日)の2本が上がっている。
1本目は、6人が「シェラトン沖縄 サンマリーナリゾート PANZA沖縄」にて、絶景が眺められるジップラインに挑戦しながら問題に答えるゲームに挑戦。高所のコースを滑走するアクティビティとあって、進行役の佐藤龍我が「大昇できる?」と心配したところ、岩崎大昇は「これはいける。垂直落下は無理だけど」と自信をのぞかせた。
この時、テロップでは「ジャニーズJr.随一のチキン男だけどねwww」とチクリ。岩崎といえば、2019年11月2日配信の動画「美 少年【ドッキリ罰ゲーム】バンジージャンプで衝撃の結末!」内でバンジージャンプをリタイアした過去が。以降、編集スタッフは岩崎を「チキン岩崎」と命名し、事あるごとに“チキンネタ”を繰り返してきた。
そのたびに、コメント欄には「いつまでこのイジり続けるの? いじめじゃん」「大昇イジりもほどほどにしてよ。それ面白いと思ってるの?」とファンから怒りの声が寄せられていたのだ。
今動画でまたしても岩崎が「チキン男」扱いされていたため、ネット上のファンからは「大昇のチキンイジり、いつになったら直るんだろう」「高いところが怖い=チキンではないでしょ」と否定的なコメントが相次ぐことに。
ちなみにジップラインの際、彼らはそれぞれカメラらしき機材をつけて体験。なぜか途中で減速した藤井直樹や、「余裕っしょ」と意気込んでいた岩崎の表情を見たかったが、メンバーの顔のアップは映らず。“引き”の映像ばかりだった点は、少々残念に感じた。
そして、2本目の動画はお買い物チャンネル「QVC」とコラボレーションし、美 少年の公式グッズ(うちわ、アクリルスタンド、ペンライト)をTVショッピング風にPRしながら対決。チーム分けの際、6人は「グッチョッパーで分かれましょ」と3つのペアを決めることになったが、途中で浮所飛貴は、佐藤と金指一世が「グーしか出してない」と指摘した。
そして仕切り直すも、2人は再びグーで揃えたため、浮所が「(一緒に)組みたいの?」と確認すると、「組みたい!」と正直に告白。仲良しの“かなりゅ”コンビこと佐藤&金指は同じチームになるべく、示し合わせていたようだ。
これに対し、「かなりゅでペア組みたいの可愛すぎる」と好意的に受け止めているファンも多いが、中には「いろんなペアが見たいのに、毎回かなりゅで合わせられたら嫌になる」「プライベートで一緒にいるのはいいけど、仕事の場で不正までされるのはちょっと……」という手厳しい意見も寄せられていた。
再生回数は1本目が11万台、2本目は13万台(3月21日時点)。
HiHi Jets、大阪ロケ最終回は串揚げの飯テロ動画
12日に更新されたのは「HiHi Jets【バラエティは難しい…】欲と笑いの戦い!?」(再生回数は21日時点で13万台)。大阪ロケ編のラストで、今回は創作串揚げのお店にて「食べたいモノを当てましょう」企画を行っている。
これは、1人ずつ順番に“親”になり、ほかの4人が親の食べたい料理を当てていくゲーム。親になったメンバーも誰かに当ててもらわないと味わうことができず、全員正解の場合は5人ともお預けとなる。
候補のメニューは「シャインマスカット生ハムのせ」「牡蠣おこ」「白子のおろしポン酢」など、視聴者からすると“飯テロ”の1本だ。高橋優斗が親のターンでは、井上瑞稀が「(高橋は)白子が苦手です」と消去法で推理。
猪狩蒼弥は高橋から「牡蠣おこ」を食べたことがないと聞いて、「ってことはたぶん(牡蠣おこは正解では)ないんですよ。基本的に食べたことないものは食べれないから」と絞り込んでいた。こうした心理戦の末、誰がどんな串揚げを堪能できたのかは、ぜひ今動画で確かめてほしい。
14日公開のAぇ! groupの動画は「【SECRET GUEST LIVE】マイナビ TGC 2023 S/S」(再生回数は21日時点で31万台)。彼らは、今月4日に東京・国立代々木競技場 第一体育館で行われた『第36回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 SPRING/SUMMER』にシークレットゲストとして出演。今回はそのパフォーマンス動画で、「Firebird」「関西アイランド」の模様を公開している。
Aぇ! groupのオリジナル曲「Firebird」では、激しいダンスや力強い歌声を披露。続いて、関西Jr.の持ち歌「関西アイランド」に入るのだが、メンバーのソロショットの後、ステージ上には何やら青い物体が登場。
その正体は、『2025年日本国際博覧会』(大阪・関西万博)の公式キャラクター・ミャクミャク。いつの間にか現れ、しれっとAぇ! groupのセンターを張っているミャクミャクの姿は、何度見返しても笑わずにはいられない(3分頃)。なんともユニークな形状であるが(ファニーフェイス)、ノリノリで踊る、まるで7人目のメンバーかのように花道のほうへ走り出す様子を見て、筆者は初めてミャクミャクを「可愛い」とすら思えてしまった。Aぇ! groupはもちろん、ミャクミャクの動きにも注目してほしい1本だ。
少年忍者・元木湧、罰ゲームの定番・ノニジュース解禁
15日の動画は「少年忍者【ヤングVS大人】演技人狼でガチバトル!!」(再生回数は21日時点で11万台)。今回はMCの川崎皇輝をはじめ、小田将聖、久保廉、黒田光輝、田村海琉、深田竜生、元木湧の計7人が出演している。
川崎を除く6人で行うのは「ウソを見破れ! 演技人狼」。演技力を鍛える企画で、「ヤングチーム」(小田・久保・田村)と「アダルトチーム」(黒田・深田・元木)に分かれてバトル。勝利チームのご褒美がイチゴケーキだと知ると、元木は「大人気なくいきます!」と宣言した。
さらに、アダルトチームはヤングチームに対して「キッズね」(元木)「ガキたちね!」(深田)と暴言を連発。すると、久保は「『ガキ』って言い方!」と不満げにツッコミながら、「(アダルトチームは)大人の中のガキ」と反撃。始まる前からバチバチの彼らを、グループのまとめ役である川崎が「人狼で勝負してくださいよ。口げんかになってますから」と注意する場面も。
なお、この演技人狼はチームの3人のうち、1人だけ演技をしているメンバーを当てるというゲーム。アダルトチームの挑戦で、「1人だけノニジュースを飲んでいる演技をしているのは誰?」とのお題が出ると、元木が「違う、違う!」「もう1年たったってこと?」と慌てふためいた。
ノニジュースといえば、「Jr.チャンネル」恒例の罰ゲームの一種だが、22年3月7日公開の動画「少年忍者【罰なのか神回なのか】ノニジュース1年間禁止!?」で、1年間ノニジュース禁止の権利を獲得。しかし、このほど“解禁”となり、ノニジュースが苦手な元木は「マジか! ふざけるなよ!」「なんで俺いんだよ。絶対呼ぶな、この企画! マジか! 早くない? 1年早いって!」と愚痴をこぼした。元木がノニジュースと格闘する姿は、ぜひ今動画でチェックしてほしい。
サイゾーウーマン ジャニーズ情報専用Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン