テレビ朝日・弘中綾香アナウンサーが、フォトブック『ひろなかのなか』(講談社)を7月7日に発売した。「オリコン週間BOOK写真集ランキング」によると、初週売上部数4,013部、2週目も1,787部と“大苦戦”を強いられている。昨年末に「オリコンニュース」が発表した「第17回 好きなアナウンサーランキング」で2連覇を達成するなど、いまや女子アナの人気トップに君臨する彼女だが、「番組で共演中のフリーアナ・田中みな実との間に、果てしない格差が開いている」と、スポーツ紙記者は話す。
「弘中アナといえば、バラエティ番組での天真爛漫な発言や、共演者との距離を感じさせない親近感溢れる佇まいなど、これまでの女子アナとはまったく違った気取らないスタンスが人気の秘訣です。しかし一方で“独立説”も根強く、1年ほど前から、テレ朝局内でもフリー転身のうわさが絶えません」(同)
そんな彼女は、2月12日に、初のフォトエッセイ『弘中綾香の純度100%』(マガジンハウス)を刊行。初週売上部数は1.2万部を記録し、4月には5万部突破の記念イベントを開催しているが、それから間を空けずにリリースとなった2冊目は、前作と売り上げが1ケタ違う大幅ダウンとなり、早くも苦境を迎えている。
一方でバラエティ『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)で共演し、弘中と共に“あざといキャラ”として世間から認知されている田中は、今回の弘中のフォトブックの売り上げ部数に「内心ほくそ笑んでいそうだ」(テレビ局関係者)という。
「実は田中は数年ほど前から、各局の女子アナに『共演NG』を出しているのですが、ほぼ唯一の例外が、ほかならぬ弘中アナだった。それだけ気が合う、というよりも、実情は『お互いがお互いの人気を利用している関係』といったところでしょうか。活動内容やファン層にも違いがあるだけに、“食い合い”は発生しませんし、2人は実にビジネスライクな関係だといえます」(同)
とはいえ、やはり「女子アナ同士」という点で、対抗意識がないわけではなさそうだ。
「『どちらがより人気があるのか』という人気争いでは、どう見ても強烈に意識し合っているライバルでしょう。19年12月に発売した写真集『Sincerely yours...』(宝島社)が累計発行部数60万部という記録的なヒットを叩き出した田中としては、弘中の結果に少なからず安堵しているのでは。もちろん、弘中に対し、表面上のフォローは、キッチリと行っているでしょうが」(同)
弘中と同じく2月に『モノローグ』(講談社)を出版した大島由香里や、8月に『すみにおけない』(集英社)の発売を控えた鷲見玲奈など、写真集をリリースする人気女子アナが続出する昨今だが、果たして誰が田中の打ち立てた高い記録を打ち破るだろうか。