7月20日に東京オリンピック・パラリンピックの文化プログラム「東京2020 NIPPONフェスティバル」の出演を辞退した絵本作家・のぶみ氏が25日、自身のインスタグラムを更新。「おわび」との見出しで、手書きの謝罪文を掲載した。
のぶみ氏は、自身の持ち味である丸みを帯びた文字で、「オリンピック辞退の判断は僕の未成熟さが原因です。皆様に不快な思いやご心配をおかけしてしまい、大変申し訳ありませんでした」とつづり、続けて「色々な記事やTwitterには事実と異なる部分、切り取りも多くあります」と説明。「僕を信じて慕ってくださる皆様には特に、疑念を抱かせてしまうこと、お騒がせしてしまっていることに重ねてお詫びします」と謝罪している。
19日、東京オリンピック・パラリンピック開閉会式の制作メンバーだったミュージシャンの「コーネリアス」こと小山田圭吾が、過去の“いじめ告白”問題によって辞任。この騒ぎに続くように同日夜、SNS上で「東京2020 NIPPONフェスティバル」のひとつ「MAZEKOZEアイランドツアー」への参加が予定されていたのぶみ氏の起用を疑問視する声が相次いだ。
「61万部を突破した絵本『ママがおばけになっちゃった!』(講談社)や『はたらきママとほいくえんちゃん』(WAVE出版)など、これまで数々の著作物の内容が物議を醸してきたのぶみ氏ですが、今回は特に、過去にSNSに投稿した命に関する思想や、過去の自伝で担任の女性教師の牛乳を3カ月前の腐った牛乳と『すり替えてやった』などとつづっていたことによる“イジメ疑惑”が問題視されたようです。結局、この騒ぎの翌日、のぶみ氏は辞任してしまいました」(芸能ライター)
辞任当日の夜、のぶみ氏は音声SNS「Clubhouse」で活動する一方、公式コメントを出すことはなかった。ただ22日には、自身のFacebookに「ぼくがどんな人かは、ぼくがきめる」との見出しで「いろんな人がいろんなこと言って ニュースでみた、僕のキリトリを 僕と思って 人格否定する」「僕は、みんなと同じで いいところと 悪いところがある だけど僕は、一部分で 人を決めつけない 絶対に」「みんなは、聖人君子かな」「人の意見に左右されて生きるのは、やめた」(原文ママ)などと詩的な文章を投稿。これを、のぶみ氏に批判的な人々への“反論”と捉えるネットユーザーも少なくないようだ。
「そんな中、24日付の『文春オンライン』が、のぶみ氏の過去の不倫疑惑を報道すると、のぶみ氏は一転、くだんの謝罪文をインスタグラムに発表しました。これまでも、SNSへの投稿や絵本の内容が物議を醸すと、自己防衛とも思えるポエムのような文章をたびたび発表していたのぶみ氏ですが、25日に突然、潔く謝罪文を発表したのは、不倫報道の影響があるのかもしれません」(同)
「文春オンライン」は、東日本大震災の震災ボランティアでのぶみ氏から口説かれ、半年間交際していたという壇蜜似のスレンダー美女の証言や、交際当時のFacebook上の生々しいやりとりなどを報道。ネット上では「なんで今さら謝罪? 『文春』が不倫を報道しなかったら謝ってなかったんじゃないの?」「これまで散々炎上しても通常運転だったのぶみさんも、さすがに不倫報道には慌てたか」と臆測する声が上がっている。
また、のぶみ氏は“文春砲”が放たれる数時間前の23日深夜、Facebookで、自身の公式インスタグラムの“乗っ取り被害”を報告。その後、「仕方なく新しいアカウント作りました」と新アカウント名を公開していたが、くだんの謝罪文を発表する約30分前には「昨日の夜、Instagram乗っ取られたのが元に戻りました」と報告しており、結局、もともとあったアカウントで謝罪文を発表している。
「踏んだり蹴ったりののぶみ氏ですが、ネット上では、インスタグラムに不倫報道に関する批判コメントが押し寄せたことでパニック状態になり、『右往左往しているのではないか』と、乗っ取り被害の“自作自演”を疑う声も少なくないようです。真相は不明ですが、どちらにせよ、のぶみ氏のファンは不貞をもっとも毛嫌いしそうな“子育て中のママ”が多いため、今後の活動への影響は避けられないのでは?」(同)
Eテレの子ども向け番組『みいつけた!』のコーナー「おててえほん」のイラストを担当しているほか、同局『おかあさんといっしょ』で長年歌われている楽曲「おしりフリフリ」や「コチョコチョむしのコチョたろう」の作詞も手がけるのぶみ氏。NHKは「のぶみさんのことが一部で取りざたされているのは承知している。事実関係をしっかり調べた上で、対応を考えたい」とコメントしているが、どんな判断を下すか注目したい。