世界中で大ヒットし、映画化もされたドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』(1998〜04)。そのリブート版ドラマ『And Just Like That…』の制作が決定し、現在に撮影に挑んでいるキャストの姿が米メディアをにぎわせている。現地時間7月9日には公式写真が公開され、ファンの期待が大いに高まっているが、ここにきて出演するキャストの顔ぶれが明らかになってきた。
主演のサラ・ジェシカ・パーカー(キャリー役)、シンシア・ニクソン(ミランダ役)、クリスティン・デイヴィス(シャーロット役)は引き続き出演するが、ドラマきっての人気者・サマンサを演じたキム・キャトラルは出演を見送り、主要メンバー3人での物語となる。ドラマスタート時は30代だった彼女たちが、50代になり、より複雑になった人生と友情を描くという。
続いては、ドラマのひそかな人気者だった子どもたち。英大手タブロイド紙「デイリー・メール」は、現地時間24日に、ニューヨークのライセウムシアターでパパラッチされたロケの写真を掲載。シャーロットの養女リリーと実子のローズ、ミランダの息子ブレディに扮する役者が撮影に参加していると報じた。
同紙によると、リリーを演じるのはキャシー・アン(25)、ローズを演じるのはアレクサ・スウィントン(12)。ブレディを演じるのはニール・カニングハム(23)。いずれもリブート版で新たにキャスティングされた役者で、オリジナル版の子役たちの面影を持つ。
不妊が原因で最初の夫と破局したシャーロットは、離婚調停を担当した弁護士ハリーと再婚。最終シーズンで、中国系の養子リリーを迎えた。映画版にも登場したリリーはとても愛らしく、人気キャラクターだった。ローズは、映画版で思いがけず妊娠し出産した娘。今回パパラッチされたロケ写真では、リリーはガーリーなドレスを着用し、ローズはドレスにアニマル帽子をかぶって個性的なファッションを楽しむキャラクターのよう。ロケにはハリー役のエヴァン・ハンドラーも参加していた。
一方のミランダは、くっついたり離れたりしていた元カレ・スティーブの子をシーズン4で妊娠し、未婚のまま出産。ブレディと命名し、最終的にスティーブと結婚した。実生活でも当時の夫との子どもを妊娠、出産しており、体形の変化がリアルだと話題に。
ハンサムだと人気者だった息子ブレディをリブート版で演じるニールもオリジナル版同様に赤毛で、ハイヒールを履いた170cmのシンシアよりも身長が高く、ブレディの成長を感じさせる。クールな雰囲気で、彼女がいるという設定のようだ。ロケにはスティーブ役のデビッド・エンゲインバーグも参加していた。
また、ミスター・ビッグを演じるクリス・ノースは6月に受けたインタビューで、「この役はやり尽くした」からリブート版への出演は断るつもりだったが、制作総指揮者マイケル・パトリック・キングと話し合い、続投する気になったと告白。
キャリーの親友スタンフォード役のウィリー・ガーソン、シャーロットの親友アンソニー役のマリオ・カントーネも出演。キャリーの元カレ・エイダン役のジョン・コーベットも米エンタメサイト「Page Six」のインタビューでリブート版への出演を明かしており、ファンを大喜びさせている。
ミスター・ビッグの元妻ナターシャ役のブリジット・モイナハンもニューヨークのソーホー地区でロケをしているところをパパラッチされており、リブート版では一波乱ありそうだと注目されている。
おなじみの顔がずらりとそろい、タイムスリップした感覚になりそうなリブート版。唯一、成長した子どもたちが時の流れを感じさせてくれる存在となるかもしれない。