7月28日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)で、MCの谷原章介が東京オリンピック男子サーフィン銀メダリストに関してコメント。その発言内容がネット上で非難を浴びている。
今大会から採用された新競技のサーフィン。日本代表の五十嵐カノア選手は、昨日27日の準決勝では世界王者を相手に奇跡の逆転劇を決めたが、決勝で敗退し、惜しくも銀メダルという結果に。金メダルは、ブラジルのイタロ・フェレイラ選手だった。
五十嵐選手のプレーについて、谷原はサーフィン経験があるようで、「残念だったのはカノアさんはレギュラーで、フェレイラ選手はグーフィーなんですよ。逆向きなんです、波の方向が」など、素人ではわからない部分を解説。
続けて、「波に恵まれなかったと言ってしまえばそれまでかもしれませんけど、見る目がなかったということも、言えるかもしれませんけど、残念。多分、大きなエアをずっと狙ってたと思うんですけど、レギュラーで行っても最後、立ってくれなかったから、エアまで持って行けないんですね」と、熱くなっていた。
「谷原は経験者ゆえに感情的になったようですが、『見る目がなかった』という言葉が飛び出すと、永島優美アナウンサーが『まあ、見る目がないというのはアレですけれども』と、とっさにフォロー。しかし視聴者からは、『見る目がなかったって、何様だよ』などと、非難が続出することになりました」(芸能ライター)
ネット上では、「『波を見る目がなかった』という表現は不適切だと感じました。銀メダリストに失礼です」「銀メダリストを取り上げていながら、波を見る目がなかったとか、何か嫌な感じ」「谷原さんは言語力と礼儀がなさすぎでは?」などの声が上がっている。
また、谷原のサーフィン解説にも「一般人は『グーフィー』って言われてもわからないですよ」という指摘が寄せられている。どうやら、岸から見て波の最も高いところから左に崩れて行く波をレギュラー、逆に右へ崩れて行く波をグーフィーと呼ぶことがあるようだが、番組内でこうした説明はなかった。
このところ、番組内での失言が続いている谷原。本人に悪気がないことは伝わるだけに、言葉選びが問題なのだろう。ネット上には、「サーフィン銀メダリストに見る目がなかった発言……『めざまし8』制作陣はキャスティングの見る目がなかったね」という皮肉めいたコメントも上がっていたが、こちらは視聴者の共感を呼びそうだ。
(村上春虎)