20th Century・井ノ原快彦が主演を務める刑事ドラマシリーズ『特捜9』(テレビ朝日系)の「season6」。5月3日に第5話が放送され、「設定が適当すぎる」と指摘するネットユーザーが続出した。
テレ朝と東映が制作する同シリーズは、警視庁捜査一課特別捜査班の主任・浅輪直樹(井ノ原)と、その仲間たちが難事件に挑む物語。羽田美智子、吹越満、田口浩正、山田裕貴、中村梅雀、津田寛治、元乃木坂46・深川麻衣、Snow Man・向井康二がレギュラー出演している。
※以下、『特捜9』第5話のネタバレを含みます。
第5話では、居酒屋チェーン「城川フーズ」の社長・城川太一(戸井勝海)が「殺された」との通報が入り、特捜班が現場へ。だが、路地裏に血だまりと城川の携帯電話はあるも、肝心の遺体が見つからない。
捜査を続けると、生物学者・小田嶋博史(水橋研二)が注力する不老不死の研究に興味を持っていた城川は、生前、自身の体の冷凍保存を望んでいたことが判明。
事件当時、何者かに殺された城川を発見した小田嶋は、遺体をスーツケースに入れて冷凍室へ運び、人体の冷凍保存サービスを提供するアメリカの企業に輸送するまでの間、保管しようとしていたのだ。
このことを突き止めた特捜班は、小田嶋を運んだスーツケースの中から血液が付着したナイフを発見。その持ち主であった城川の妻・早紀(片岡礼子)が容疑者として浮上するも、実際は仕事のプロジェクトから外されたことで城川に恨みを抱えていた「城川フーズ」の専務・槇村俊平(大迫一平)が殺害していたのだった……。
同シリーズはこのところ、容疑者が二転三転する展開が定番化していることから、ネット上では「怪しい人は軒並み犯人じゃないと相場が決まってる。たいてい“ちょっとだけ出たやつ”が犯人」「『特捜9』の犯人は当たった試しがない」という声が相次ぐことに。
加えて、槇村の犯行動機が“プロジェクトを外されたから”という浅はかなものであったことから、「複雑に入り組んだ話は面白いけど、犯人の動機が適当すぎて笑えた」「最近の『特捜9』は、動機が通常回の『コナン』並みに軽くて適当!」との指摘も見られる。
なお、過去の『名探偵コナン』(日本テレビ系)では、「ハンガーを投げつけられたから」「茶髪の女性を見ると腹が立つから」などの犯行動機が描かれ、「くだらない」「シュール」「あり得ない」と視聴者からツッコミが飛ぶことも珍しくない。
一方、第3話で、浅輪の妻でパティシエの倫子(中越典子)が、勤め先のアルバイト女性から“宗ちゃん”という乳児を預かっていることが判明。第5話のラストでは、母親が「実家でいろいろ手続きが終わらない」との理由から、浅輪夫妻がもうしばらく預かることがわかった。
この展開に対し、ネット上では「赤ちゃんを預かってる設定、変じゃない? 大事な赤ちゃんを、仕事先の同僚夫婦に何日も預けるなんてあり得ない」「長期なら普通、親とか身内に預けるよね」と疑問の声が噴出。
ただ、詳しい経緯など不明点も多いため、次回以降で新事実が描かれる可能性もありそうだ。
第5話は世帯平均視聴率10.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、かろうじて2ケタだった『特捜9』。全話2ケタだった前シリーズまでと比べると少々勢いに欠けるが、今後の推移を見守っていきたい。
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