5月3日にニューシングル「Cream」をリリースしたSexy Zone。同作は発売初日の「オリコンデイリーシングルランキング」で1位に輝いたが、以降は2日にシングルを発売したTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE(以下、THE RAMPAGE)と熾烈な首位争いを繰り広げることに。双方が緊急キャンペーンを仕掛ける中、ファンはCDの追加購入に励んでいたようだ。
Sexy Zoneにとって通算23枚目となる今回のシングルは、初回限定盤A・B(CD+DVD)、通常盤(CD)の3形態でリリース。表題曲「Cream」は、菊池風磨が女優・倉科カナとダブル主演する4月期ドラマ『隣の男はよく食べる』(テレビ東京系)の挿入歌で、カップリングの「Naturally」は、松島聡がモデルを務める下着ブランド「PEACH JOHN」ルームウエアのスペシャルムービーでテーマソングに起用されている。
なお、初回限定盤AのDVDには、「Cream」のミュージックビデオやメイキング映像が入っているほか、初回限定盤B(DVD)は昨年12月末をもってグループを卒業したマリウス葉とともに行った東京ドームでのラストライブ『Sexy Zone 5pecial Performance in 東京ドーム+』の模様を収録。通常盤のCDには、5人が歌詞を持ち寄って完成させた楽曲「timeless」も含まれており、ファン必携の作品だろう。
同作は、発売初日の「オリコンデイリーランキング」(5月2日付)で12万6,440枚を売り上げ、首位に初登場。昨年9月発売の前作「Trust Me, Trust You.」の初日記録(約15.2万枚)を下回る結果となった。
「2位にはLDH JAPANに所属し、2017年1月にメジャーデビューした16人組ダンス&ボーカルグループ・THE RAMPAGEの19枚目シングル『16BOOSTERZ』(5月2日発売)がランクイン。こちらの初日売り上げは、9万2,825枚で、Sexy Zoneの『Cream』とは3万3,615枚もの差がついていました。しかし、翌日になると『16BOOSTERZ』(2万2,624枚)が1位になり、『Cream』(1万6,585枚)は2位に転落してしまったんです」(ジャニーズに詳しい記者)
ちなみに、THE RAMPAGEサイドは4月22日から5月7日まで、「16BOOSTERZ」を予約・購入した人が参加できるリリースイベント『Release Fan Meeting』を開催。3グループに分かれて全国各地を巡り、中には16人全員が揃う会場もあった。これが売り上げ増加につながったのか、「16BOOSTERZ」は以降のランキングでも首位をキープ。5月6日付のランキングでは「Cream」が累計17万3,989枚、一方の「16BOOSTERZ」は18万3,231枚と、ついにTHE RAMPAGEがSexy Zoneの記録を追い越したのだ。
「Sexy Zoneの新曲売り上げがイマイチ伸びなかった理由は、リリースと同時期にメンバー・菊池の交際疑惑が浮上したことも一因でしょう。親密関係が疑われている相手は、ラップ・デュオ『chelmico』の鈴木真海子。chelmicoは20年2月5日発売のSexy Zoneの7枚目アルバム『POP×STEP!?』収録の菊池のソロ曲『HAPPY END』の作詞・作曲を手掛けています。また、鈴木と菊池がお揃いの指輪をつけていると疑いが持たれ、着ている洋服のテイストが被っている点などを含めて、ネット上のSexy Zoneファンは警戒。2人が交際を“匂わせ”ていたのではないかと検証が進み、大騒ぎになっていたんです」(同)
そうして、Sexy Zoneの公式インスタグラムには批判的なコメントが書き込まれ、炎上状態に。5月5日の投稿に対し、菊池を責めるような声や、シングルの宣伝不足を指摘する意見が寄せられていた。
一方で、6日には「Sexy Zone|セクベアfrom Top J Records【公式】」名義のTwitterアカウントが「嬉しいお知せーっ」と前置きし、「なんと今回の『Cream』3形態同時予約購入特典が追加されたよ♪”『Cream』発売記念 Sexy Zone ONLINE FAN MEETING” 久しぶりのオンラインファンミーティング、楽しみだな シリアルコードの登録期間は5/7(日)23:59までだから忘れず登録してね~♪」(原文ママ、以下同)と告知。
これにより、ネット上のジャニーズファンからは「THE RAMPAGEと接戦だから、追加でオンラインミーティングを追加したんだね」と驚きの声が上がった。このお知らせで火がつき、Sexy Zoneファンは追加購入に奔走したのだろう。
さらに、THE RAMPAGEの公式Twitterも、6日午後6時台に「5/7(日)1日限定のキャンペーンを緊急開催いたします」「チェキや記念写真撮影ご招待/直筆サイン入りフライヤーが当たる超豪華特別企画です」とツイート。これは、対象のCDショップで「16BOOSTERZ」を買った際のレシート画像を添付し、必要事項を入力すると好きな賞に応募できるというもの。希望メンバーの限定「自撮りチェキ」は最大800名が当選し、『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2023 "16"』終演後の記念写真撮影に招待……といった“超豪華企画”も用意された。
「こうした取り組みにより、売り上げバトルはTHE RAMPAGE側が優勢かと思われていましたが、集計の最終日にあたる5月7日付のデイリーランキングでSexy Zoneが首位を奪還。売り上げは驚異の4万640枚で、2位に下がったTHE RAMPAGEは1万1,985枚でした。そして、9日発表の週間シングルランキングでは、Sexy Zoneの『Cream』が21万4,629枚を売り上げ、トップに。次点のTHE RAMPAGEの記録は19万5,126枚でした」(同)
なお、戦いを終えたSexy ZoneとTHE RAMPAGEのファンは互いの健闘を称え合っている。Sexy Zoneのファンネームは「セクラバ(Sexy Lovers)」、一方のTHE RAMPAGEのファンネームは「RAVERS(レイバーズ)」だが、Twitter上には「#セクラバRAVERSお疲れ様」「#セクラバRAVERSでCD交換しよ」などのハッシュタグが出現。YouTubeの動画に双方のファンがコメントを残すなど、妙な友情が芽生えたようだ。
今回はファンの協力もあって週間ランキング1位を獲得したSexy Zone。次のシングルの売り上げにも注目が集まる。
サイゾーウーマン ジャニーズ情報専用Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン