関ジャニ∞の冠番組『関ジャニ∞の あとはご自由に』(フジテレビ系)が5月15日深夜に放送され、ゲストに女優の松下由樹が登場。関ジャニ∞メンバーとアドリブドラマに挑戦した。
松下が主演・脚本・監督を担当したドラマのタイトルは「捜シ者」。演者は、横山裕と村上信五、丸山隆平の3人で、大倉忠義と安田章大は別室でモニタリングを担当することに。
物語は、主人公・サユリ(松下)が、5年前に交通事故で亡くなった弟・カズヤを探しに街に出たまま行方不明の母親をSNSなどで呼びかけて捜索。心当たりがある3人の男(横山、村上、丸山)と喫茶店で会い、手がかりを掴んでいくというストーリーだ。
通常、関ジャニ∞は冒頭のナレーションを聞いてドラマの設定や自身の役柄を把握し、自由に演じていくが、今回はそれぞれのキャラクター設定が次々と追加されていく展開に。
和食店を経営しているという丸山の「捜シ者」は「本当の家族」。丸山は、サユリの母親が3カ月前から自分の家に住んでいることを隠していたのだ。家族のいない孤独な人生を送っていた丸山は、店にやってきたサユリの母親にカズヤと間違えられたことがきっかけで、母を受け入れ、一緒に住むことにしたという。「このサユリと名乗る娘より、僕といるほうが母は幸せなのではないか?」と、サユリが母にふさわしい家族か見極めようとしていた。
一方、鳴かず飛ばずの放送作家である村上の「捜シ者」は「ネタ」。ある日、サユリのSNSを見つけ、「これはいいネタになりそうだ」と、この騒動をドラマの脚本にするため、サユリに「母親と大江戸線の六本木ですれ違った」と嘘をつく。
そして、不動産屋に勤める横山の「捜シ者」は「素直な心」。高飛車かつ人をすぐ見下してしまう性格で、飼い猫の「ミヤちゃん」だけに心を許している横山は、母親がペットを飼える部屋を探しに、勤務先の不動産屋に来たことをサユリに伝えた。
すると、サユリはカズヤが交通事故に遭ったのは、「ミヤちゃんが轢かれそうになったのを助けたため」と告白。その事実を知らなずにいた横山は、「今、ミヤちゃんが元気でいられるのはカズヤさんのおかげだと思うと……。知っておかなければならないのにもかかわらず……」と肩を落とす。
その後、サユリがカズヤの死後、母親を追い詰めてしまったことを涙ながらに懺悔し、丸山は「すみません。嘘ついてました、僕」と正直に話した。そして自宅にいる母親に電話をかけてサユリに代わり、後で迎えにいく流れに。
サユリは「母親は(丸山が)カズヤじゃないことをわかってる。本当にカズヤのように優しかったんだと思います。ありがとうございます」と感謝。丸山も、「僕のほうこそ、たくさん甘えてしまってすみません」「いつでも(2人で)遊びに来てください」と笑顔で話し、サユリの「捜シ者」は無事見つかったのだった。
これにて物語が終わるかのように見えたが、村上はネタづくりのために「今から会いに行きましょう!」と松下に提案。結局、「村上さん大丈夫です、本当に」と断られ、「村上さんいい作品できるといいですね」となだめられて終幕した。
アドリブドラマを終えた松下は、「すごい察知してくれていましたよね、丸山さんが。たぶん共鳴できた気がする、丸山さんと。最後すごいかわいい、いい笑顔見れました。すごいよかったです」と丸山の演技を絶賛。また、大倉は「ほんまの2時間ドラマみたいやったな」と感想を語ったのだった。
この放送にネット上では、「先週の丸ちゃん回から今回の演技とホント振り幅すごい」「相手の気持ちがわかる人だから、アドリブでもゲストの方の気持ちをすぐ察知して入り込めるのかな」「ヨコヒナはうまくサポート役をして物語を広げてたと思う」「そこを引き出す松下さんもすごい役者」「台本がないとは思えない緻密なアドリブドラマ!」などのコメントが寄せられていた。
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