木村拓哉が主演し、フジテレビ系「月9」枠にて放送されている連続ドラマ『風間公親-教場0-』(以下、『教場0』)の視聴率下落が止まらない。自己ワーストを更新し続けているだけでも心配な状況だが、「同時間帯の他局の番組にも勝てなくなってきており、フジ内には“敗戦ムード”が漂いつつある」(スポーツ記者)ようだ。
小説家・長岡弘樹氏の『教場』シリーズ(小学館)が原作の同ドラマ。フジは、2020年1月に木村主演のスペシャルドラマ『教場』を放送し、同4日放送の前編は世帯平均視聴率15.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、翌日の後編は15.0%を獲得。21年1月には『教場II』も放送され、同3日の前編が13.5%、翌日の後編が13.2%とやはり好成績をマークしていた。
「スペシャルドラマ版では主人公・風間公親(木村)が警察学校の教官として生徒たちに厳しく接する姿が描かれた一方で、今年4月に満を持して放送を開始した連ドラ版の『教場0』は、警察学校赴任前、刑事指導官として新人教育を行っていた頃の風間の物語となっています。初回12.1%で発進し、第2話までは10.7%と2ケタ台をキープ。しかし、第3話で9.8%と1ケタ台に転落すると、9.6%(第4話)、9.1%(第5話)と下降を続け、5月15日放送の第6話は8.3%まで落ち込みました」(芸能ライター)
木村といえば、昨年4月期の連ドラ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)で、自身の主演ドラマで“初の1ケタ視聴率”と“初の2週連続1ケタ台”を記録して騒がれたが、『教場0』では現時点で“初の4週連続1ケタ台”と“初の8%台”を刻むことに。
「これは木村サイドだけでなく、フジ側にとっても“まさかの事態”といえるでしょう。なお、動画サービス・TVerでは少し前まで“お気に入り登録数”で1位を誇っていたものの、同じくフジの『木曜劇場』枠で放送中の連ドラ『あなたがしてくれなくても』(奈緒主演)に抜かされてしまいました。5月18日現在も、『教場0』のお気に入り登録数は121.3万人、『あなたがしてくれなくても』は125.4万人と、約1万の差がついています」(前出・スポーツ紙記者)
さらに、『教場0』は視聴率低下により、裏番組に敗北する事態が発生している。
「最新の第6話が放送された今月15日、『教場0』の裏番組は、日本テレビ系『しゃべくり007』、テレビ朝日系『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』、TBS系『クレイジージャーニー』といったラインナップでした。この日、『教場0』は世帯平均8.3%、個人平均は4.9%だったのですが、『しゃべくり007』は世帯平均9.1%、個人平均5.7%、『Qさま!!』は世帯平均8.3%、個人平均5.0%という結果。『Qさま!!』の世帯平均とは同率、個人平均は僅差で負け、『しゃべくり007』には完敗しています」(同)
結局、『教場0』が唯一勝てていたキー局(テレビ東京以外)の番組は、『クレイジージャーニー』(世帯平均5.0%、個人平均3.0%)だけである。
「ちなみに、同日の『しゃべくり007』は、ダウンタウン・松本人志のモノマネで知られるJPと、志村けんさんのモノマネが話題のレッツゴーよしまさがゲストだっただけに、『木村はあの芸人2人に負けたのか……』と、フジ側は意気消沈しているようです」(同)
フジ局内にネガティブな空気が漂う中、果たして視聴率回復の策はあるのだろうか。
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