6月12日、Snow Man・渡辺翔太が9月に東京・帝国劇場で上演される舞台『DREAM BOYS』(以下、『ドリボ』)で主演を務めることが明らかになった。
主人公のライバル役として、ジャニーズJr.時代から切磋琢磨してきた仲で、2020年1月にSnow Manと同時デビューしたSixTONES・森本慎太郎も出演するといい、ネット上では双方のファンから喜びの声が続出。そんな中、このたび公開されたポスタービジュアルをめぐる、ある“変化”にも注目が集まっているようだ。
2004年に滝沢秀明氏主演で幕を開けた同作は、ボクシングを通じた友情、絆を描く物語。これまでにKAT-TUN・亀梨和也、Kis-My-Ft2・玉森裕太、元King&Prince・岸優太、Sexy Zone・菊池風磨が座長を務めてきた。
「『ドリボ』は、ジャニーズ事務所前社長・ジャニー喜多川氏が作・構成・演出を手掛け、長年上演されてきた、ジャニーズファンにとってはおなじみの舞台。ジャニー氏が開幕2カ月前に亡くなった19年版は、滝沢氏とKinKi Kids・堂本光一が演出補佐を務めましたが、ポスタービジュアルには『作・構成・演出』としてジャニー氏の名前が記載されたままでした。その後、20年版からジャニー氏は『エターナル・プロデューサー』として表記されるようになり、堂本が演出としてクレジットされています」(ジャニーズに詳しい記者)
なお、今回の『ドリボ』には、渡辺と森本のほか、長年舞台に花を添えてきた鳳蘭や紫吹淳のベテラン勢2人、ジャニーズJr.・7 MEN 侍の中村嶺亜、本髙克樹、菅田琳寧、佐々木大光、今野大輝、矢花黎、少年忍者からヴァサイェガ渉、川﨑皇輝、北川拓実、織山尚大、黒田光輝、安嶋秀生、内村颯太、深田竜生、元木湧、檜山光成、青木滉平、豊田陸人が出演。
演出も引き続き堂本が務め、公式サイトで公開されたポスタービジュアルには「Directed by Koichi Domoto」と名前がある一方で、ジャニー氏の名前はどこにも書かれていない。ジャニー氏といえば、元所属タレントから性加害に関する告発が相次ぎ、世間を騒がせている真っ最中だが……。
ジャニーズ事務所は再発防止めぐり「適切に対応を進めていく」
「事務所は今月9日に公式サイトを更新し、8日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が報じた元マネジャー男性による所属タレントへの性加害を含め、『第三者委員会』の機能を有している『外部専門家による再発防止特別チーム』が問題を調査し、『調査結果及び再発防止策の提言を受けまして、弊社としましても適切に対応を進めていく』(原文ママ)と声明文を発表しました。しかし、世間からの風当たりは強くなるばかり。そのため、事務所サイドは、作品や出演タレントへの“風評被害”を避けるために、あえてジャニー氏の名前を記載しなかったのでは」(同)
ネット上では、ポスタービジュアルを見たジャニーズファンが「やっぱりエターナル・プロデューサーが消えたんだね」「今の状況を考えたら、作品と出演者を守るためには賢明な判断だと思う」「ほかの舞台でもこれから表記消えるんだろうな」などと反応している。
なお、ジャニーズは、A.B.C-Zが座長を務める舞台『ABC座』において、13年より、ジャニー氏によって語り継がれた初代ジャニーズの実話をもとに描いたミュージカル『ジャニーズ伝説』を上演(15、16、20年は別作品)。同作では、タレントがジャニー氏役を務めるという演出もあっただけに、「今年は『ジャニ伝』の上演は絶対ないだろう」と指摘する人も散見される。
今後、“生みの親”の名前は消えていくことになるのか、ほかの作品の対応にも注目だ。
サイゾーウーマン ジャニーズ情報専用Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン