芸能界でよく聞く“共演NG”という用語。6月2日に更新された千原ジュニアのYouTubeチャンネルでは、お笑いコンビ・なすなかにしが登場。所属する松竹芸能の事務所事情を打ち明ける中、同じ松竹芸能の紺野ぶるまとキンタロー。が、お互いに共演NGを出していると告白した。ただし、事務所が制作するドラマに抱き合わせで出るなど、上からの指示があれば共演しているようだ。
ベテラン芸人同士にも、共演NGはようだ。先月24日放送の『くりぃむナンタラ』(テレビ朝日系)に出演した、カカロニの栗谷が、くりぃむしちゅー・有田哲平は爆笑問題・太田光との共演をNGにしていると暴露していた。
「太田の不必要に騒いだりヤジを飛ばしたりする芸風が、有田はどうも受け付けないようです。今年2月に放送された『くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)でも、有田は太田が苦手意識があるような発言をしていました。とはいえ、有田も『しゃべくり007』(日本テレビ系)では、ゲストに茶々を入れたりイジったりする“ブン回し”タイプ。太田のほうがより過激で横暴ですが、同族嫌悪というか、自分に似たものを感じているのかもしれません」(芸能ライター)
共演がなくなった明石家さんまと中居正広
そんな芸能界の共演NG事情の中で、最も気になるのが、明石家さんまと中居正広だ。もともと、さんまと中居は『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)の人気コーナー「さんま・中居の今夜も眠れない」で長年共演していた。
「2人が気まずい関係になったきっかけは、2016年7月放送の同番組だと思われます。当時はSMAPの独立・分裂騒動で揺れていた時期でしたが、さんまは執拗に中居に詰め寄り、メンバー同士のギクシャクぶりに言及したかと思えば、『なぜ歌番組に出ないのか』『なぜ新曲を出さないのか』などと追及。事務所内の派閥抗争やSMAPのマネジャーだった飯島三智氏の名前まで出していたんです。そのたびに中居は苦笑いしていたのですが、おそらくトラウマになってしまったのでは。あれ以来、2人の共演はありません」(テレビ業界関係者)
なお、同コーナーは19年に「ラブメイト10」と改題。中居に代わって今田耕司とナインティナイン・岡村隆史が加入し、放送された。
「さんまも最近はメディアで中居の名前を出さなくなりました。中居は20年にジャニーズ事務所を退所しフットワークが軽くなったことで、今年4月の『まつもtoなかい』(フジテレビ系)では香取慎吾と共演を果たしましたが、おそらく、さんまとは没交渉が続きそうです」(業界関係者)
ただ、中居とさんまの関係性が完全に切れたわけではない。
「元TBS社員でテレビプロデューサーの角田陽一郎氏は『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』『さんまのスーパーからくりTV』の2つとも手掛けていた人物。ほかにもTBS局内には両者をつなげる人物がいる。いずれも若手時代、2人それぞれから薫陶を得た、彼らを恩人と慕う人々ばかり。再び共演するのであれば、TBSのような気がします」(同)
果たしてさんまと中居がテレビ番組で再会する日は来るのか、楽しみに待ちたい。