なにわ男子・西畑大吾が主演を務める映画『忌怪島/きかいじま』が6月16日に上映を開始し、同19日発表の映画ランキング(興行通信社調べ)で8位に初登場。同作はJホラーの巨匠・清水崇監督による「恐怖の村」シリーズに続く新ホラー作品だが、「ネット上の評判はイマイチで、早々にランキング圏外になるかもしれない」(芸能ライター)と心配されているようだ。
清水監督の「恐怖の村」シリーズは『犬鳴村』(2020年、三吉彩花主演)『樹海村』(21年、 山田杏奈主演)『牛首村』(22年、Koki,主演)と、それぞれ“村”を舞台にした作品だったが、今回の『忌怪島』は呪われた“島”での恐怖が描かれる。主人公の脳科学者・片岡友彦(西畑)が不可解な連続死について調べる中、2つの空間(現実世界と仮想世界)で起こる怪異に巻き込まれていく……という内容だ。
「アイドルグループの一員として活動しつつ、個人では俳優業の経験も重ねてきた西畑。なにわ男子は21年11月にCDデビューしており、西畑にとって『忌怪島』はデビュー後初の主演映画となりました。当然、ファンの間では注目されていたものの、初週末の映画ランキングでは8位とやや物足りない結果となってしまったんです」(同)
同週の1位は、公開2週目のディズニー・ミュージカル映画『リトル・マーメイド』で、2位につけたのは『忌怪島』と同日公開のアニメーション映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』だった。前者は378スクリーン、後者は354スクリーンでの上映だったのに対し、『忌怪島』は218スクリーンという“ハンデ”もあったが、さらに少ない136スクリーンで上映された、今年3月の『2023ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』で優勝した野球日本代表チーム「侍ジャパン」のドキュメンタリー映画『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』(公開3週目)は5位にランクインしていた。
「また、清水監督が昨年までに手がけた『恐怖の村』シリーズは、第1作目の『犬鳴村』は210スクリーンで上映開始し、初登場2位。第2作目の『樹海村』(340スクリーン)は初登場3位で、『牛首村』(321スクリーン)は初登場4位でした。上映スクリーン数が違うので致し方ないですが、順位だけで見ると『忌怪島』は近作の中で過去最低ランクです」(同)
『犬鳴村』は新型コロナウイルスの感染拡大が始まった直後で集客面で大きな影響もあったはずだが、最終的な興行収入は14.1億円とスマッシュヒットを記録。
「ちなみに『樹海村』は最終興収6.8億円、『牛首村』は最終興収5.6億円。『忌怪島』の初動は、『牛首村』と同程度だそうで、スクリーン数のことを考えると健闘しているともいえるかもしれません。ただ、鑑賞済みのネットユーザーの口コミを見ると、『ありがちな展開と、特に魅力を感じない登場人物ばかりで残念だった』『現実世界と仮想世界の話を混ぜたせいで、意味不明なストーリーになってた』『ジャニーズファンにはいいかもしれないけど、ホラー好きには物足りないと思う』など、厳しい感想が目立つ。このままでは残念ながらヒット作とはならなさそうです」(同)
とはいえ「主演の子が、ジャニーズにしてはいいお芝居をしてた」と、西畑の演技力を評価する声もある。このようにポジティブな意見が広がって、少しでも観客動員を増やせるといいが……。
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