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元光GENJI・内海光司&佐藤アツヒロ、平家派――おじさんジャニーズが活気づく現象に思うこと

 夏の大型音楽特番の先陣を切って、6月28日に放送された『テレ東音楽祭2023夏』(テレビ東京系)。総合MC・国分太一のもと、多くのジャニーズタレントが出演し、パフォーマンスを披露した。

 今回の大きな目玉の一つは、現在「U&S」というユニットとしても活動する元光GENJIの内海光司と佐藤アツヒロが初出演、さらにあの“平家派”も一部再集結し、揃って光GENJIの曲をパフォーマンスするという企画だった。

 「U&S」は、光GENJIのデビュー35周年を記念して昨年結成されたユニット。名前は言うまでもなく2人のイニシャルだ。アツヒロに関しては、時折『ジャニーズカウントダウンライブ』や『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)などに出演し、当時と変わらぬローラースケートでのパフォーマンスを披露しており、その姿を目にすることもあった。一方の内海は、舞台出演が活動の中心で、音楽番組などには登場しない――舞台を見ない者にとっては、ある意味「生けるレジェンド」と化していたような印象だ。

 しかし、今年に入って、内海はU&Sとして、1月に『Love music』(フジテレビ系)、4月には中山優馬とジャニーズJr.の番組『@YUMA HOUSE』(BSJapanext)に出演。そして5月放送の『ザ少年倶楽部』に登場し、Go!Go!kidsにローラースケートを直接指導して、一緒に「勇気100%」をパフォーマンスしていた。このように、内海は(アツヒロ含めだが)、にわかに「よく見る大先輩」になってきている。Go!Go!kids世代にとっては、光GENJIのメンバーは、もはや歴史上の偉人ぐらいの感覚ではないだろうか。

 また、「あの“平家派”」と言われても、ピンとこない方もいると思うので、こちらも念のため少し説明。

 平家派とは光GENJIのシングル「剣の舞」のバックを務めるために結成されたジャニーズJr.のユニットで、名前の由来はそのまま、GENJI(源氏)に対しての平家だ。国分をはじめ、城島茂、そして20th Centuryの坂本昌行、長野博、井ノ原快彦らも平家派の一員だった(ちなみに山口達也氏も)。彼らは時折集結してパフォーマンスを披露しており、2011年には平家派でのコンサートも実現した。

『テレ東音楽祭』はジャニーズ社内の楽しい宴会のように見えた

 そんなU&Sと平家派は『テレ東音楽祭』でどんな様子だったかというと、みんなニコニコしていて、とにかく楽しそうだった。特に平家派の面々は、テレビでの遊び方、魅せ方をよく知っているだけに、ローラーでの殺陣シーンでは、オーバー気味の演技で斬り合ったり、顔芸を披露したりなど、大はしゃぎ。ここだけ同窓会というか、和気あいあいとした空気に包まれていた。

 そんなふうに、彼らが場の空気を温め、番組後半は、北山宏光が卒業間近のKis-My-Ft2やNEWS、関ジャニ∞、.ENDRECHERI.、そして20thCenturyと、中堅以上のジャニーズが続々登場し、それをTravis JapanやHiHi Jetsたち若手が応援していた。

 どこか、社内の楽しい宴会を配信してくれているように見えなくもなかった。大先輩の芸を若手が無理やり見せられ、盛り上げなくてはいけないといった嫌な空気も感じない。それは井ノ原や国分をはじめとするおじさんジャニーズの醸し出す空気あってのものだろう。

 それにしても、おじさんジャニーズが活気づくこの状況は、一体何なのだろうか。

 近藤真彦、中居正広、長瀬智也、森田剛、三宅健。40代以上の大物ジャニーズの退所がここ数年続いている。嵐だってグループとしては活動休止中だ。

 新陳代謝を図り、タレントがどんどんフレッシュになっていくことはもちろん大事。だけど、ジャニーズが、これほどまで多くの国民に愛されるようになったのは、やっぱりこの世代が人気バラエティやドラマ、映画に次々出演し、人気の裾野を拡大してきた実績あってのもの。

 多くの男性アイドルグループが台頭し、また今年春からは、創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題が取り沙汰され、事務所の体力が削られる中、それでも所属タレントたちは、アイドルとしてステージに立ち、ファンを楽しませなければいけない。そんな時、やはり頼りになるのは、経験を重ねたおじさんジャニーズ、そして彼らの匠の技(パフォーマンスも話芸も)だ。

 平家派、とりわけ井ノ原のお茶の間での好感度の高さは、最大の武器である。一時代を築き上げた、今残るおじさんジャニーズたちを、“頑張るおじさん”として、老害感を出さずに、うまく世間にアピールしていく。その役割は、ヒガシ(東山紀之)やKinKi Kidsという“ど真ん中”の王子様ジャニーズにはできない役割だろう。

 そして若手にもその背中を見せ伝統継承を行う「保存会」的役割を担う部分もあるだろう(関連企業である株式会社TOKIOももちろん一役買う)。

 突如として内海にスポットライトが当たったのだって、危機的状況の中、事務所が何かないか何かないかと模索していたところ、蔵の中から「こんなお宝が!」と見つけられた感が、どこかにある(前半に書いた通り、舞台で活躍していたわけですが)。

 シニアジャニーズたちの精力的な活躍、そしてまだまだ「ほかにもっとお宝なかったか?」という発掘作業が続けば、OBの電撃復帰だってあるかもしれない。彼らが、事務所の窮地を救う展開になったら、それはそれで胸アツだ。

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