アメリカでのロイヤルブランド確立に失敗し、離婚の危機を迎えているともうわさのヘンリー王子夫妻。ここにきて、メーガン夫人が王子に見切りをつけて“カップル売り”を終了し、今後はダイアナ元妃のように“慈愛に満ちたプリンセス”としてのソロ活動にシフトチェンジする可能性が出てきたと報じられている。
英紙「ミラー」によると、メーガン夫人は側近たちの強い勧めもあり、今後はヘンリー王子抜きでの活動を検討中とのこと。王子とセットで動いても世間から評価されないうえ、笑い者になるため、自身のイメージとキャリアを守るためにはソロ活動しか道はないと考えているそうで、うまくいけばソロで何百万ドルも稼げるとも側近たちは見込んでいるとのことだ。
豪ニュースサイト「news.com.au」は、4月にハリウッドの大手エージェンシーWMEと契約後、メーガン夫人のもとには「夫人単独で仕事をしないか」というオファーが殺到していると報道。英メディア企業を相手取り複数の訴訟を起こし、世間から「恵まれているのに不平不満ばかりのわがまま王子」「兄や父のプライバシーは侵害するくせに、自分は被害者ぶる」などと叩かれているヘンリー王子とは距離を置き、メーガン夫人単独で動くのが得策だろうと伝えた。うまくいけば、“サセックス公爵”のブランドイメージの立て直しにつながるとみられている。
ヘンリー王子、アフリカでダイアナ元妃を使ったイメージ回復策?
一方、ヘンリー王子については、10日ほど前に米ゴシップ誌「Page Six」が、Netflixから番組企画についてプレッシャーをかけられている王子が単身でアフリカに飛び、ドキュメンタリー制作をするようだと報道。
今年6月、Spotifyからコンテンツの独占配信契約を打ち切られたヘンリー王子とメーガン夫人夫妻だが、Netflixからも「契約金の残り5,000万ドル(約70億円)が欲しいなら、もっとよ良い企画を出せ」と強く要求されていると伝えられた。
王子はダイアナ元妃が亡くなった直後の1997年に、チャールズ国王の提案でアフリカに行き、「世界中のどこよりも自分らしくいられる場所だ」と実感。「アフリカは第二の故郷」だと語っている。
そんなアフリカで、独身時代から取り組み高く評価されていた野生動物保護活動をテーマにドキュメンタリー番組を制作すれば、慈善活動に熱心に取り組んできたダイアナ元妃の姿と重ねる人が続出し、一気にイメージ回復できるのではないかと考えているようだ。
この報道を受け、英紙「デイリー・メール」は、メーガン夫人が好きな「スターやセレブが集まるハリウッドのライフスタイル」にヘンリー王子は居心地の悪さを感じており、アフリカでの取り組みをきっかけに、夫人と離れるのではないかと推測。
ネット上でも、ハリウッドライフは王子には不似合いであり、離れたほうが王子のイメージは上がるのでは、という声が上がった。また、王室と英メディアを批判し続けるヘンリー王子について、「顔つきが悪くなった」との指摘もあるが、ふとしたしぐさやマナーが完璧のため「さすが王子」「夫人と違って出生と育ちの良さがにじみ出る」と感心されることも多い。
一方のメーガン夫人は、「いくらダイアナ元妃が使っていた高価なジュエリーを身に着けても玉のこし感が拭えない」「キャサリン妃と比べると、情けなくなるほど下品」などと叩かれることが多い。
また、メーガン夫人は「私の結婚はネルソン・マンデラの釈放と同じように喜ばしいことで、アフリカ中で喜ばれた」と言い放って、マンデラ元南アフリカ共和国大統領の孫から不快感を示されたり、先日も元政治家で人権/人種問題に取り組んでいる黒人系英国人サー・トレバー・フィリップスから「メーガン夫人はもっとリアルな黒人の状況を勉強し、この国が抱える人種問題を世間に広め、和解へ導く役割が担えたはず」「混血人種が多いこの国でうまく立ち回るべきだったのに、生まれてくる赤ん坊の肌の色を話題にされたと大騒ぎし、台無しにしてしまった」と苦言を放たれたばかり。
「肌の色が薄く、結婚するまで自分が黒人だと意識したことがなかった」と発言するようなメーガン夫人に、黒人差別の被害者代表のようなツラをされたくない、と叩かれていることから、アフリカでのドキュメンタリーはヘンリー王子に任せることに英メディアは賛成ムード。夫人はハリウッドに残ってセレブたちと交流しながら、“新しい時代のアメリカン・プリンセス”としてソロキャリアを築けばいいだろうと伝えている。
とはいえ、お互いソロ活動にシフトチェンジしたら家族がバラバラになってしまいそうで、アーチー王子とリリベット王女はどうなってしまうのか? 今後も目が離せそうにない。