――サイゾーウーマンの管理人で芸能通のしいちゃんが、編集部員を相手にこの1週間で話題になった芸能ニュースを解説
編集G 7月14日に公開された宮崎駿監督の新作アニメ『君たちはどう生きるか』が大ヒットしているね。宮崎監督って2013年に引退を表明していたけど……辞めようと思っていても、創作意欲がどんどん湧いてきちゃうのかな。
しいちゃん 20年に芸能界を引退した元タレントの木下優樹菜も、承認欲求が湧いてきちゃうみたい。SNS上では活発に情報発信を行っていて、たびたび炎上しているよ。今月12日には、自死したryuchellさんのことを慮って、自身のインスタグラムのストリーズ(24時間限定公開)で、「メディアの煽りや、何も知らないくせに、あたかもなコメントをコメンテーターとして発するあの人やあの人やあの方。誹謗中傷くらいまくった私は本当に気持ちがわかりすぎる」(原文ママ、以下同)と投稿。自身もインスタに誹謗中傷のメッセージが届いていたといい、「地獄。何回もふと、消えたほうが良いかなとか思ったけど、朝、目が覚めないママを見たときの娘たちの気持ち考えちゃって、無理だったし」と明かしてる。
編集G 「誹謗中傷」っていうのは、「根拠のない悪口を言いふらして、他人を傷つけること」で、確かにそれはしてはなけない。ただ優樹菜の場合、実姉が働いていたタピオカ店の店長に恫喝めいたメッセージを送った件をなかったことにしている感じが気になるのよ。ryuchellさんとは状況がまったく違うのでは……。
しいちゃん そうなんだよね。ネット上でも「それとこれとは別の話」「恫喝事件、やっぱり反省してないんだね」とバッシングされて、大炎上してる。
編集G それにしても、彼女の投稿を見ると、相変わらず旅行に行ったりお酒を飲んだりしていて、楽しそうな日々を送っているみたいだね。ファンクラブがあって、フォロワーは49.8万人もいて、もはや「引退とはなんだったのか」って思っちゃう。
しいちゃん そういった意味では、16年に引退した、元“成宮寛貴”こと平宮博重も、インスタを見た限りでは充実した毎日を過ごしてるみたい。6月には尾瀬ヶ原、7月には軽井沢、最近は伊豆諸島と、旅の写真を続々とアップ。相変わらず端正なルックスで、コメント欄には「なりくん、かわいい」「いつも幸せをありがとう」「めちゃくちゃかっこいい」と絶賛の声が寄せられてる。自身が展開するブランド・HN Productも順調みたい。
編集G よく旅行に出かけているようだし、一般人になってもなんだかんだリッチな生活してそう。「元芸能人」という肩書って強いんだなと思わせられるわ。
島田紳助、現在の芸能界は「もらえるお金が少なくて、女の子とも遊べへん」
しいちゃん 11年に芸能界を引退した島田紳助は、「週刊新潮」7月27日号(新潮社)で単独インタビューに応じていたよ。そこで今の業界やタレントについて、「今もう浮気と覚醒剤が同じくらいの罪やんか。びっくりやろ。ほんで芸能界全体にお金がないから、ギャラも安いやん。もらえるお金が少なくて、女の子とも遊べへんのやったら、なり手がいなくなってくるんちゃう? 優秀な人材がいなくなってくるんちゃう? かわいそう」と持論を語ってた。
編集G 紳助は当時、業界内で絶対的な権力を持っていたし、やりたい放題だっただろうから、コンプライアンスが厳しくなった今の芸能界は、昔と比べると‟旨味”はないのかもしれないけど……。みんながみんなお金や異性交遊だけを目的に業界に入ってくるわけじゃないし、紳助の発言はあくまで過去の人の意見って気はする。
しいちゃん ちなみに今月15日、和田アキ子は自身がパーソナリティーを務めるラジオ『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送)で、「私にとっては大感動で、引退した島田紳助くんからマンゴーが届いたんですけど」「もううれしくて感動して涙出てきて」と、差し入れがあったことを報告してた。「芸能界の師匠は上岡龍太郎さん、恩人はアッコさんですから」と言われたんだって。なお、島田は「絶対芸能界に戻ってこない」と言っていたそうだよ。
編集G 「絶対戻ってこない」と言う割に、定期的にメディアに登場しているから、世間に忘れられたくないんだろうな。現役時代の蓄えもたっぷりあるだろうし、引退後も生活には困っていないようだけど、やっぱり一度注目を浴びた経験があると、たまに自分の影響力を試したくなるものなのかしら。今や芸能人とインフルエンサーの境界線は、限りなく曖昧になっているね。まぁ、みなさん元気そうでなによりです。