ドラマの内容がどれほど視聴者の心に響いているのかは、視聴率の数字だけで判断できるものではありません。そこで、「Yahoo!リアルタイム検索」を参考に、プライム帯の各ドラマに関するツイート数(放送時間中)をサイゾーウーマン編集部が独自で集計し、“視聴熱”ランキングを作成。視聴者が最も沸いたシーンと共に紹介します(集計期間7月24日~30日)。
以下、ドラマのネタバレを含みます。
1位:『VIVANT』(TBS系) 第3話 5万3,179ツイート
最も視聴熱が高かったのは、7月30日に放送された堺雅人主演のドラマ『VIVANT』第3話だった。『半沢直樹』や『下町ロケット』『陸王』『ドラゴン桜』など、多くのヒット作を手掛けた福澤克雄氏による完全オリジナルストーリー。放送開始まで、ストーリーや出演者の役柄などの情報が伏せられていたことも話題を呼んだ。
この回の放送中、Twitter上の視聴者からは、主人公である商社マン・乃木憂助(堺)の二重人格的な描写について言及する声が続出。乃木が「もう一人の乃木」と会話するシーンは以前からあったが、今回は灼熱の砂漠でもうろうとした乃木が別人格に対し「エフなのか?」と語りかけており、「これって別人格の名前なの? どういう意味があるんだろう」「イマジナリーフレンドの“F”ってこと?」といった考察が行われていた。
そんな第3話は、公安の刑事・野崎守(阿部寛)らと共に、バルカ共和国脱出のためアド砂漠を踏破したものの、一行はモンゴルの国境付近でバルカ警察に待ち構えられる危機的状況に。しかし、モンゴル軍の協力もあり何とか脱出。無事帰国し、事の発端である誤送金事件の真相を探る……という内容だった。
2位:『どうする家康』(NHK)第29回 4万4,307ツイート
2位は、7月30日に放送された嵐・松本潤主演の大河ドラマ『どうする家康』第29回。フジテレビ系の人気ドラマシリーズ『コンフィデンスマンJP』などで知られる古沢良太氏が脚本を手掛け、江戸幕府を開いた戦国武将・徳川家康の生涯を描く本作。
今回の放送中、Twitter上では、悲惨な最期を迎えた明智光秀(酒向芳)へのコメントが多数噴出した。自身に竹槍を突き刺した少年に「この、くそわらべが!」と悪態をついたものの、取り囲まれると「わしは光秀ぞないや」と主張し、刀を振り回すが最後はめった刺しにされるという光秀の最期に対して、「最後まで小物っぽかった」「あっけなさすぎる」などの声が寄せられた。
また、「『麒麟がくる』と光秀の描き方が違いすぎる」「実際はどんな人だったんだろう」など、長谷川博己演じる光秀を主人公として2020年から21年にかけて放送された大河ドラマ『麒麟がくる』と比較する声も。
そんな第29回は、瞬く間に京を制圧した光秀は、家康(松本)の首を狙って追跡する。追っ手から逃れるため、家康は服部半蔵(山田孝之)らと共に伊賀を越えて脱出を図るも、伊賀衆に捕えられてしまう……という内容だった。
3位:『トリリオンゲーム』(TBS系)第3話 2万9,369ツイート
3位は、7月28日に放送されたSnow Man・目黒蓮主演『トリリオンゲーム』第3話。『ビッグコミックスペリオール』(小学館)に連載中の同名漫画(原作・稲垣理一郎氏 作画・池上遼一氏)を原作として、コミュニケーション能力溢れる“世界一のワガママ男”こと天王寺陽(ハル・目黒)が、高いIT技術を持つ同級生の平学(ガク・佐野勇斗)とタッグを組み、1兆(トリリオン)ドルを稼ぐために起業を目指すというストーリーだ。
この回の放送中、Twitter上の視聴者からは、ナンバーワンホストであるヒロト(黒羽麻璃央)の太客・アイミ(松井愛莉)のセリフに対しての反応が多数見られた。ガクが、ホストクラブで身の丈に合わない豪遊をするアイミを諭すと、「愛情は課金制。ヒロトにもっとちやほやされたい、愛されたい」と彼女は反論。
このセリフに「その通り」「よくわかる」という声がある一方で、「それって悲しくない?」「まったく理解できない」という意見もあり、賛否両論となった。
そんな第3話で、ハルとガクは前回立ち上げた、なんちゃってAIオンラインショップ「ヨリヌキ」を花の販売に特化させた。さらにそれを、花屋チェーン・蜜園フラワーに「ヨリヌキ」を売却するために奮闘。社長・蜜園雫(余貴美子)から1カ月で2000万の売り上げ達成を課せられ、販路拡大のためフラワーギフトの最大市場である夜の街・新宿歌舞伎町で、ホストとして働くこととなり……という内容だった。
4位:『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)第3話 2万2,293ツイート
4位は、7月24日に放送された森七菜と間宮祥太朗ダブル主演ドラマ『真夏のシンデレラ』第3話だった。
真夏の海を舞台に、男女8人の恋の行方を描く王道青春ラブストーリー。この回の放送中、Twitter上ではライフセーバー・早川宗佑(水上恒司)の“正体”に驚く声が続出。1話で海に落ちたシングルマザー・小椋理沙(仁村紗和)を救助した早川だったが、今回、理沙が息子である春樹(石塚陸翔)を連れて夜間病院を訪れると、そこには小児科医として働く宗佑が。この展開に「医者でライフセーバーって、命救いすぎじゃない?」「設定が渋滞してる」といったツッコミがツイートされていた。
そんな第3話は、水島健人(間宮祥太朗)と連絡先を交換した蒼井夏海(森七菜)だったが、なかなか恋愛関係に進展していないことを、友人の滝川愛梨(吉川愛)と理沙から指摘される。
そんな中、夏海が働く食堂を訪れた健人は、彼女の弟・海斗(大西利空)から、夏海が沖縄で開催されるサップボードの大会への出場が決まったことを聞かされ楽しみにするが……という内容だった。
5位:『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系)第3話 1万2,292ツイート
そして5位は、7月26日に放送された赤楚衛二主演のドラマ『こっち向いてよ向井くん』の第3話。ねむようこ氏の同名漫画を原作として、仕事もできて性格もよく、周囲の人間に好かれているものの、10年間も恋人がいない“恋愛迷子”の男性・向井悟(赤楚)の恋を描く本作。
この回の放送中、Twitter上の視聴者たちは、向井のある“決断”に反応。3年前に一夜を共にした女性・原チカ(藤間爽子)から突然「私と結婚に向かってみるってどうでしょう?」との提案を受けた向井。最初は戸惑うものの、デートを重ねるうちに向井自身も彼女との結婚に前向きになるという展開だったが、「そんな簡単に結婚を決めたらダメだと思う」「向井くん、流されてるよ!」「結婚は恋愛の先にあるものじゃないの?」といった疑問の声が出ていた。
そんな第3話は、前述のように、いきなりの結婚話に驚く向井だったが、名字や住まいなど結婚によって生じる変化をポジティブに捉えるチカに好感を抱いていく。一方で、向井の妹・武田麻美(藤原さくら)は夫・元気(岡山天音)との関係に不満を抱いており……という内容だった。
参考:「Yahoo!リアルタイム検索」https://search.yahoo.co.jp/realtime