• 日. 12月 22nd, 2024

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香川照之の31歳年下妻めぐる面白すぎる報道とは? 再婚の条件は「藤原紀香超え」か

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 週刊誌のお盆合併号休みを狙ったかのような羽生結弦の電撃入籍。が、休み明けの全女性週刊誌がこのネタを扱っているのに、お相手の素性はまったくわからずじまい。すごいな、羽生くん。

第663回(8/9〜8/22発売号より)
1位「福原愛 沈痛『子供を虐げる元夫』には渡せない!」(「女性セブン」8月31日号)
参照「福原愛 元夫『海外逃亡許さない』空港確保指令」(「女性自身」9月5日号)
2位「香川照之 継承される悪癖と妻子の運命」(「週刊女性」9月5日号)
同「香川照之 『元女優妻を紀香に!』“宿敵俳優”へ土下座嘆願」(「女性自身」9月5日号)
3位「窮地のジャニーズ救う SexyZone菊池風磨 なにわ男子道枝駿佑の“休みなし”任務」(「週刊女性」9月5日号)

 さらなる追撃、怒涛の反撃だ。福原愛と元夫・江宏傑氏の間に勃発している子ども争奪戦。マスコミもまた双方の陣営につき代理戦争の様相を呈しているが、なかでも福原の全面擁護に回っているのが「女性セブン」だ。前号では「独占直撃 福原愛『子供は金儲けの道具』元夫への悲憤」として、江氏の言い分のウソや、不当に子どもを福原に渡さなかったなどと批判を展開していたが、今回もすごい。これまでの江氏の“けなげなシングルイクメン”というイメージとは真逆の“疑惑”を報じているからだ。

 記事では、そもそも江氏は長男が福原と日本に来て以降、裁判所に長男との面会を求める「面会交流調停」を申し立てず、突然記者会見という手段に打って出たことを疑問視する。そして福原と江氏の離婚の原因も“江氏のモラハラ”だったと指摘した。

 さらに極め付きが子どもたちへの“虐待疑惑”だ。

「“ごめんなさい!ごめんなさい!”と何度も何度も謝る長男の声が屋上から聞こえてくる」(江一家の近所の住民のコメント)
「福原さんへの執着もそうでしたが、長女へも“愛情表現”の範疇を超えているようにみえました。お姉ちゃんのことはいつもなで回して抱っこしているのに、1〜2才の息子に厳しくあたる」(江の知人コメント)
「彼の子供たちに対する本当の態度を知っている人は少なくなかったはず。長男が福原さんと日本に行ってよかったと胸をなでおろす人もいるぐらい」(別の江の知人コメント)

 もし本当なら卑劣な虐待だが、しかし、これが本当の真実かどうかが問題だ。というのも今回の問題の背後には、芸能界のドンとマスコミの思惑が複雑に絡み合っていて、何が本当なのかすごくわかりづらいから。

不倫をスクープした「女性セブン」が手のひら返しで福原愛を擁護

 そもそもことの発端は、2021年3月に「セブン」が福原と5歳年下の商社マンとの不倫をスクープしたことだった。そして同時に福原に対する江氏のモラハラを報じたのが「週刊文春」(文藝春秋)だ。つまり不倫をスクープした「セブン」が現在では一転、福原擁護をしているということになる。

 一方、夫からのモラハラを指摘していた「週刊文春」は今回の問題では、どちらかというと江氏寄り。そんな「週刊文春」(8月10日号)には、こんな興味深い記述が。

「(不倫報道後)彼女が泣きついたのが、“芸能界のドン”だった。
『バーニングプロダクション社長の周防郁雄氏です。周防氏は、彼女を関係の深いプロダクションに預けました。福原は露出を増やし、二〇二二年六月から情報番組やバラエティ番組に次々出演するようになります。どの番組でも不倫騒動は完全スルーでした』(芸能プロ関係者)」

 この芸能界のドンと仲良しなのが「セブン」というわけだ。これで福原に対する態度の手のひら返し、逆転現象も納得というもの。同時に何が真相なのか闇の中、ということでもある。

 そして今回、福原バッシング側に回っている「女性自身」は「セブン」をこう揶揄した。

「福原さん側は苦肉の策か、『女性セブン』を通じて江氏へのバッシングも始めています」(江の知人のコメント)

 さらに面白かったのは、江氏をバッシングする「セブン」は江氏の敬称はなし、擁護する「自身」は”江氏“と敬称付きという”待遇の差“。なんだかねぇ〜(笑)。

香川照之の再婚問題で言っていることが真逆の「週刊女性」と「女性自身」

 2位は代理戦争ではないが、言ってることがまったくの真逆。面白すぎて取り上げてみた。香川照之の再婚問題に関してだ。

 昨年31歳年下の元女優と極秘再婚し、子どもも生まれていたことが今年8月になって発覚した香川。そこで「週刊女性」と「女性自身」が共に再婚妻の“梨園の妻”問題を取り上げている。歌舞伎役者の妻が“梨園の妻”として夫を支えるのは通例だが、香川の妻は今後、その役割を全うするのか否かについて。まずは「週女」から。

「なにより、あまりにも年の若い奥さんですから、今後も表立って香川さんのサポートをすることはないでしょう」(梨園関係者のコメント)

 一方の「自身」はというと、「再婚の条件が、おかみさんをやってくれることだったそうです」(香川の知人のコメント)。

 全然違う。言っていることが。歌舞伎界から新妻を遠ざけると指摘する「週女」に対し、「自身」は、香川は新妻に“カリスマおかみ”の藤原紀香を超えてほしいと望んでいる、とまで書いている。どっちが本当なのだろうか。まあ、どっちでもいいけど。

ジャニーズの性加害問題向き合おうとしない女性週刊誌

 これまで何度も指摘してきたが、ジャニーズの性加害問題をほぼスルーし、また取り上げるにしてもアリバイ程度なのが、女性週刊誌の報道姿勢の実情だ。そして今週も。

 「週刊女性」が性加害問題に関し、現役ジャニーズタレントたちにどう影響したかを報じている。その内容は、“CM白紙などジャニタレ排除の報道もあるが、しかし、SexyZone・菊池風磨やなにわ男子・道枝駿佑などは超多忙!”だって。2人の提灯記事だった。いまだ真正面から問題と向き合おうとしない女性週刊誌であった。

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