ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Aぇ! group(火曜)、少年忍者(水曜)、Lil かんさい(木曜)、7 MEN 侍(金曜)、美 少年(土曜)、HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、8月10~16日公開の動画を注目度順にチェックします!
Lil かんさい・嶋崎斗亜、Snow Man・宮舘涼太に褒められる
8月10日に上がったのは「Lil かんさい【嶋崎斗亜の相関図】憧れは重岡くんと二宮くん」(再生回数は22日時点で18万台)。今回はタイトル通り、Lil かんさい・嶋崎斗亜の交友関係を掘り下げる「相関図」企画を行っている。
まず、「あこがれ」「家族」「最近電話した」などの項目を、ホワイトボードに書き出していき、次々発表していった嶋崎。「あこがれの先輩」は嵐・二宮和也とジャニーズWEST・重岡大毅で、重岡に関しては、今年開催の『ジャニーズWEST LIVE TOUR 2023 POWER』を見学した際、目の前で歌っている姿に「超号泣した」と興奮気味に振り返った。
そんな中、メンバーも食いついたのが「最近電話した」というSnow Man・宮舘涼太と向井康二とのエピソードだ。嶋崎が「みやだてくん&こうじくん」と書いたことから、周囲は「オモロイ! オモロイぞ、これ!」(當間琉巧)「結構ビックリしてる」(岡崎彪太郎)などと興味津々。
嶋崎によると、宮舘と向井は「一緒におった」そう。「夜寝る準備してて。その時、結構早く布団の中入ってたら、宮舘くんから電話来て。『お前は良いよ!』っていつも言ってくれる。『俺はもう、お前のそういう生き方とかが良いと思ってる』って」と宮舘に褒められたことや、「『あ、斗亜!』って声高い、いつもの」様子の向井とビデオ通話をしたと明かしたのだった。
7 MEN 侍、「最強セットリスト」企画はジャニーズファン必見
8月11日公開の動画は「7 MEN 侍【最強セトリ】個人的にやりたいライブのセットリストを考えてみた」(再生回数は22日時点で11万台)。今回は「俺の最強セットリストを考えよう」と題して、7 MEN 侍の6人それぞれが“演出担当”となり、90分想定のライブの構成を考えることに。一同は30分ほどかけて真剣にセットリストを作成し、1人ずつコンセプトや演出について解説していった。
トップバッターの佐々木大光は「ポイントとしては、MCがメイン(45分)」と話しつつ、「Overture」に続いてSixTONESの「Outrageous」(2023年)、King&Princeの「ツキヨミ」(22年)や「踊るように人生を。」(22年)をパフォーマンスすると説明。また、中盤では「ザ・ジャニーズっていう感じを出したかった」として、Sexy Zone・佐藤勝利のソロ曲「Show must go on」(20年)、少年隊の「君だけに」(1987年)や「ABC」(同)、フォーリーブスや少年隊、A.B.C-Zもカバーしたアメリカのバンド・アソシエイションによる「Never My Love」(62年)など、名曲を並べた。
なお、矢花黎が活躍するコーナーも用意され、ほかのメンバーは、「あの速さで書いて、レベル高いね」(中村嶺亜)「めちゃくちゃ(考えるの)速かったのに、ちゃんともう流れが見えたね」(菅田琳寧)と大絶賛。
2番手の中村もSixTONESの「IN THE STORM」(20年発売のライブDVD『TrackONE -IMPACT-』収録)でスタート。このほか、バンドスタイルも得意とする7 MEN 侍ならではの構成を組んだ人や、「バラードから入る」「ドームでやる想定」「朗読劇始まります」など、各々がアイデアを披露。全体的にKAT-TUNやSixTONESの曲が多かった印象だが、滝沢秀明、赤西仁、山下智久ら“辞めジャニ”の楽曲を選んだメンバーも。
動画のコメント欄には感想や共感の声などが相次いでいるため、ジャニーズファンは本編と併せて、こちらにも注目してほしい。
8月12日に配信されたのは「美 少年【帰ってきた大昇’sキッチン】夏バテ防止の簡単レシピ」。岩崎大昇がメンバーに料理を振る舞う「大昇'sキッチン」が3年ぶりに復活した。
今回はメンバーに合わせた5つのそうめん料理を、シェフ・岩崎が気持ちを込めて作っていく。浮所飛貴がアシスタントを務め、盛り付けなどをサポートしていった。今動画では視聴者も真似しやすいお手軽な3品を調理しており、残る料理の紹介は次回に続くとのこと。
なお、美 少年メンバーといえば、8月中旬頃より一部メンバーのプライベート動画や写真がネット上に流出。金指一世はベッドで眠る写真など、特定の女性ファンとの“つながり”を示唆するような画像や音声がSNS上に出回った。
加えて、那須雄登が数年前に東京・帝国劇場の楽屋と思しき場所で、“シュークリームを壁に投げつける”愚行を収めた動画も拡散。動画に入っていた音声から、撮影者とみられる佐藤龍我にも批判の声が集まった。
そんな中、18日にジャニーズ事務所は声明文を発表。一連の出来事について3人に事実確認を行い、「いずれも過去に自身がとった行動であることを率直に認めました」(原文ママ)と説明した上で、社会人としての成長を促す意味でも、「このまま活動を継続」させることを発表した。
今動画のコメントを「新しい順」に見ていくと、「美 少年をずっと応援しています!」「覚悟を持ってこれからも6人を応援すると決めた。一緒に頑張ろうね!」「金指さん、失った信用は一生取り戻せないと思ったほうがいい」「悪いことをしても許される事務所だと思われても仕方がない」と賛否両論の書き込みが見受けられる。スキャンダルの影響か、動画の再生回数は24万台と、いつもよりハイペースで伸びていた(22日時点)。
HiHi Jets・井上瑞稀、「この企画、絶対面白くないと思った」と本音吐露
8月13日更新の動画は「HiHi Jets【変顔より変声】寝かせたら…楽しくなったwww」(再生回数は22日時点で17万台)。今回は「ボイスチェンジしたメンバーの大喜利回答を見抜けるか!?」という企画にチャレンジしている。
1問目のお題を発表した上で、ランダムに5つの答えをオープン。全て出そろった後、スタッフ側が指定した人物の回答はどれかを当てるクイズになっており、進行役の高橋優斗は「答え方、語尾、テンションなどから推理。そして大喜利の面白さも加味して予想してください」と4人にアドバイス。
最初のテーマは「こんなロケ弁は嫌だ どんなの?」で、猪狩の回答を予想することに。「箱に意識高い系と書いてある」「素材でお届け とれたて昆虫食」など個性豊かなワードがズラリと並び、動画の概要欄に「皆さんも答えが出る前に誰がどの答えか当てながらご覧ください!」との記載がある通り、視聴者参加型の企画となっていた。
問題が進む中、メンバーが「この企画、絶対面白くないと思ったけどめっちゃ面白いじゃん!」(井上瑞稀)と本音を漏らす場面があったほか、「(大喜利の収録日から)寝かしてなお、面白さを発揮してる。これは!」(橋本涼)と自画自賛発言も飛び出した。
Aぇ! groupの動画は、JAグループ和歌山のプロモーション「【ウメはうめぇな~】梅を順番に並べましょう!!」(8月14日)と、通常回「【予告寝起きドッキリ~リベンジ~】今回は最高傑作!?」(15日)の2本が配信されている。
1本目は、和歌山県の名産・梅干しのPR企画。6種類の梅を食べ比べ、売り上げ順など、テーマに沿って並べ替えることができれば豪華賞品をゲットできるというゲームを行っている。
2本目は、沖縄ロケ中に実行した「予告寝起きドッキリ」のリベンジ編。今年5月公開の「【初!寝起きドッキリ】6つのSHOWをお楽しみください 笑」を見ていない人は、ぜひこちらを視聴した上で再生してほしい。
就寝中のメンバーの部屋に突撃するのがオーソドックスな寝起きドッキリ企画だが、Aぇ! groupの場合はあえて事前に撮影があることを“予告”。その中でいかに斬新なボケや展開を考えられるかが試される。
今回、一同は前日の夜に買い出しに行き、使用するアイテムをそろえるなど準備を進めていたそうで、“サイコパス寝起き”を披露した人や、ジャニーズアイドルらしからぬ特大ゲップを炸裂させた人も。動画の概要欄に「前回伝説を残しすぎた正門とリチャくんはさすがのハイクオリティ!」と書いてある通り、正門良規&草間リチャード敬太の演出は必見だ。
なお、途中で「直後に襲う賢者タイム」(9分45秒頃)とのテロップが表示される場面もあったが、「賢者タイム」は“男性の性欲が減退する時間”を指す言葉だけに、SNS上では「『賢者タイム』はアウトでしょ」「ジャニーズのYouTubeで使っていい言葉じゃない(笑)」とのツッコミが飛ぶことに。
再生回数は、1本目が30万台、2本目は42万台。なお、Aぇ! groupは14日に「【緊急生配信】チャンネル登録者数200万人突破記念SP!!!!!!」にも出演。こちらのアーカイブは、再生回数69万台を記録していた(いずれも21日時点)。
少年忍者メンバー、ホテルで川崎皇輝に「怒られた」ワケ
8月16日アップの動画は、「少年忍者【川崎皇輝王】メンバーをガチ説教!?」(再生回数は18日時点で18万台)。少年忍者のリーダー・川崎皇輝のメイン企画で、本人自らさまざまなクイズを即興で出題。
最初の「今一番ハマっているコンテンツ」を当てる問題に続き、第2問は「直近で連絡をとったデビュー組の先輩」。メンバーからは、Snow Man・深澤辰哉(長瀬結星)、King&Prince・永瀬廉(檜山光成)、なにわ男子・藤原丈一郎(久保廉)らの名前が挙がり、ジャニーズファンにはありがたい情報が満載だった。
そんな中、「メンバーから褒められてうれしいことはなんでしょうか?」とのお題で、メンバー同士の仲良しぶりが伝わるエピソードが。元木は「リーダーらしくなった」と解答したのだが、スタッフに詳細を求められると、「(皇輝から)怒られたこと。昨日のリハ(リハーサル)もそうだし、ホテルで怒られた」と切り出した。
この流れで、鈴木悠仁が「パンイチ(パンツ一丁)で怒られた人、とりあえず手挙げて」と呼びかけたところ、なんと8名が挙手。織山尚大は「最後、俺めっちゃ怒られた。『こういうの、織山が言わないとダメなんじゃないの!』って」と明かした。
皇輝いわく、主演舞台『俺たちのBANG!!! ~大劇場を占拠せよ~』の大阪公演の際、檜山とホテルの部屋で真面目な話をしていたところ、鈴木や瀧陽次朗がドアを叩いて邪魔をしてきたため、「やめてってちゃんと怒った」そう。鈴木も「1回、俺と瀧がパンイチで廊下で怒られたんですよ」と認め、皇輝は「問題は、(ドアを叩いてきたことではなく)パンイチでやってたことなんですよ。フロア的に忍者しかいないフロアだったんですよ。だからそれはいいんですけど」と弁明。瀧は「パンイチ、裸足で正座」と当時の状況を振り返った。
なお、皇輝が自分の部屋に戻り、入浴していた時もノックは続いたという。眠気もあり、「普通に腹立ってた」ため、再び注意しようとドアを開けると、弟の星輝をセンターに、「9人ぐらいパンイチの男がこうやってたんですよ(手を広げてポーズをとっていた)」そうだ。
対して瀧らは、一度怒られたため「次の日の仕事に支障(が出る)」と考え、皇輝に謝罪をしたうえで、笑わせようと1時間をかけて計画を練ったのだとか。しかし、再び怒られてしまったようだ。その後、皇輝は何も悪くないにもかかわらず、「(メンバーはただ楽しんでいただけなのに自分が)水差したわ」と反省したと告白。
ネット上のファンからは、「最終的に1人で謝りに行く織山くんも、怒りすぎて反省する皇輝くんも好きすぎる!」「まったく悪くないのに、水差したと反省する皇輝くん、心が優しすぎる」「皇輝くんが少年忍者にいてくれて本当によかった! 少年忍者が仲良くしているのを見るだけでうれしい」と感激の声が続出したのだった。