• 日. 12月 22nd, 2024

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Snow Man・宮舘涼太が亀梨和也にしか見えない! 奇跡のジャニーズスタイリング【ポポロ10月号レビュー】

 陽気なスタイルのSnow Manメンバーが表紙に登場する「ポポロ」10月号(麻布台出版社)が発売中です。大学生サークルがノリと勢いだけで開いたハロウィンパーティーの記念写真にしか見えないこの1枚……なんとも味わい深いですね。

 昨今のアイドル誌といえば、部屋に飾っていても様になるオシャレな表紙ばかりですが、一方で「ポポロ」は、“部屋に置いておくと浮いて浮いてしゃ~ない”という独自の表紙スタイルを確立。このトンチキさこそ、私が愛するジャニーズ……と、深く頷いてしまった筆者です。

 しかし一体、Snow Manメンバーはどんな企画をやらされているのか!? 早速、誌面をチェックしていきましょう。

<トピックス>
◎Snow Man Styling AWARD'23 Snow Man
◎みんなが知らないとっておきのSECRET×30 SixTONES
◎Jスターと満喫したいモ~ソ~秋デート(ハート)

Snow Man・目黒蓮&宮舘涼太が生んだ“亀梨っぽい何か”

 最初に見ていくのは、Snow Manが登場する「Snow Man Styling AWARD'23」。メンバーがメンバーのスタイリングをするという「ポポロ」名物企画「スタイリング大賞」に、今回はSnow Manが挑戦しています。

 例えば、岩本照は、羊のかぶりものをして、首に手錠を巻いており、これはラウールによるおふざけスタイリングだそう。一方的に珍妙な格好をさせられた岩本ですが、「羊のかぶりものを選んだのはラ『ウール』だからかな」というコメントは、小さなわが子のいたずらを微笑ましく見守るお父さんのようだと感じました。

 ほかにも、阿部亮平は渡辺翔太の頭に獅子舞をONする個性的なスタイルを提案。その阿部は、向井康二に「アベホテルの社長」というテーマで、一切の日差しを遮らないちっちゃな帽子をかぶらされていました。「アパホテル」の元谷芙美子社長をイメージしたことは想像に難くありません。

 一方で、渡辺翔太の向井スタイリング、岩本の深澤辰哉スタイリングは、私服で着ていても何ら違和感のない仕上がりに。「そのまま一式買い取れば?」と思ってしまうほど、しっくりきています。どのメンバーが真剣にスタイリングし、どのメンバーがおふざけに走ったのかも、同企画の見どころの一つといえるのではないでしょうか。

 そんな中、筆者の心を一番つかんだのは、目黒蓮による宮舘涼太スタイリング。テーマは「ジャニーズ感!」で、宮舘は、白Tシャツに青いチェックのロングシャツ、ジーンズ、そしてサングラスというスタイルを披露しているのですが、これがもう「ジャニーズっぽい感じ」そのもの! これとまったく同じ格好をしたジャニーズアイドルを過去に何人も見たことがあるぞ!! と興奮してしまいました。

 また、宮舘のポージングも完璧。サングラスをちょっと下げてカメラ目線を決めてみたり、正面から吹いてくる風に身を任せてみたりと、目黒の「ジャニーズ感!」というイメージを忠実に再現しています。

 そんな目黒スタイリングの宮舘ですが、だんだんKAT-TUN・亀梨和也に見えてくる不思議……。亀梨といえば、過去によくチェックのロングシャツを羽織っていた印象があり、また宮舘にとっては憧れの先輩なので、ポージングを参考にしていてもおかしくありません。

 筆者の目には、もはや宮舘が亀梨のコスプレをしているようにしか見えなくなったのですが、「ジャニーズ感!」というテーマで“亀梨っぽい何か”が生まれた奇跡を考えると、彼こそが“ミスタージャニーズ”の称号にふさわしい人物なのだと実感しました。

 次にSixTONESが登場する「みんなが知らないとっておきのSECRET×30」を見ていきましょう。「危険な香り」をテーマに撮影された写真では、田中樹が鎖を手首に巻きつけ、森本慎太郎が拳を突き出し、京本大我、高地優吾、ジェシーが銃を構え……と、バイオレンス方面での“危険”を表現。

 一方、なぜか松村北斗だけ、服のネックラインをグイと引っ張って胸元を強調していたのが印象的でした。もしかしたら“危険”ではなく、“香り”のほうに重点を置き、自分の香りを嗅がせようとしていたのか……。松村の「危険な香り」の解釈が気になります。

 同企画では、メンバーが「誰にも言っていなかった“TOP SECRET”」を計30個告白。しかし、そんな大げさな見出しとは裏腹に、「実は俺……スニーカーも買うんです」(森本)「差し入れが好きなんです」(ジェシー)「お金に関しては心配性なんです」(田中)「雑誌のライヴページが好きなんです」(松村)「夏でも長袖で寝るんです」(京本)「スマホを使いこなせていないんです」(高地)など、そもそも隠そうとしていた気配ゼロの情報しか並んでおらず、思わずほっこりしてしまいました。

 グループ全体の“TOP SECRET”として挙がっていたのは、「実は俺たち……子どもなんです」(高地)。「オラオラなイメージがあるかもしれないけど」と前置きし、自身らは「子どものように、はしゃぐグループ」と述べています。これまたスト担から「知ってる知ってる~!」というツッコミが入りそうな“TOP SECRET”で心がなごみますよね。

 しかしSixTONES、アイドル誌では毎号のように、「自分たちはオラオラ系だと思われてるけど、そうではない」アピールをしている印象。振り返れば、2019年8月8日のデビュー発表会見で、ジェシーは「キラキラしたアイドルだけじゃなくて、オラオラ系、クール系も王道と言われるように自分たちがしていきたい」と宣言していましたが、いまやジェシーこそ、お茶の間に“ギャグのお兄さん”として浸透しているのではないでしょうか。本人たちが思う以上に、SixTONES=オラオラ系というイメージは薄れているはずです。

岸優太と「ハーモニカの演奏会」――編集部考案の謎すぎる秋デート妄想企画

 最後に見ていくのは「Jスターと満喫したいモ~ソ~秋デート(ハート)」です。ジャニーズアイドルとの秋デートを妄想する読者の声を集めた企画と思いきや、まさかの「編集部の独断」とのこと。「ポポロ」編集部が各アイドルの趣味や特技から、勝手にどんなデートをしそうかを大発表しています。

 例えば、ジャニーズWEST・重岡大毅とは「夜の散歩」で、「少し声を小さめに、ふたりでキャッキャ、ウフフと言いながら、夜の住宅街をシゲとお散歩。と思ったら公園にさしかかると、いきなりシャドーボクシング!」。岸優太とは「ハーモニカの演奏会」で、「ハーモニカなんて初めて!でも、吹いてみると意外と楽しい♪ 岸くんの、吹いているときのなんとも言えない表情が、めっちゃ素敵。セッションしたい!」。King&Prince・高橋海人とは「公園でスケッチ」で、「今日は海人と公園でスケッチ♪ でも、絵画レベルが高過ぎて、スケッチなんかじゃない!! すらすらと満面の笑顔。私は描かないで海人の顔を見ているね(ハート)」……といった具合です。

 アイドル本人でもない、ファンでもない人物によるデート妄想……私は、何を読まされているのだろうという気持ちになってきます。また、確かにアイドルの趣味や特技を参考にしているのでしょうが、とはいえ、Snow Man・阿部の「今秋の天気予報解説」や目黒の「ザリガニ釣り」って一体。阿部は気象予報士の資格を持っているものの、わざわざ恋人に秋の天気の解説はしないのでは……ザリガニ釣りガチ勢の目黒も釣り場には1人で行くのでは……と、冷めた気持ちになってしまいました。

 その流れで、読者の声をもとに作られた「Jスターと行きたい(ハート)秋のデートスポット」という企画を読むと、やはりファンの声はリアル。「お弁当を持って、ハイキングに行きたいのは?」というテーマで1位を獲得した目黒に対し、ファンからは「ゆっくり山の空気を吸ってほしい」とコメントを寄せていました。多忙を極める目黒にはデートというか、少しでも休息を……それがファンの偽らざる本音なのではないでしょうか。

By Admin