ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Aぇ! group(火曜)、少年忍者(水曜)、Lil かんさい(木曜)、7 MEN 侍(金曜)、美 少年(土曜)、HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、8月24~30日公開の動画を注目度順にチェックします!
Lil かんさい、グルメ企画で最後に“反則”が発覚!?
8月24日に上がったのは「Lil かんさい【博多屋台で食べたいものを当てましょう!】タンバーグは絶品!?」(再生回数は9月5日時点で13万台)。今回は、前回配信の「予告寝起きドッキリ」にて優勝した大西風雅のメイン企画で、福岡県にある屋台風のお店「花山」が舞台。當間琉巧と西村拓哉、岡﨑彪太郎と嶋崎斗亜の2チームに分かれ、主役である大西が食べたい料理を当てるクイズを行った。
最初のテーマは、定番串の6種類。チーム戦にもかかわらず、メンバーは「たぶんな、ふうさんは、レバーとか無理やねん」(當間)「クセ強めやもんな」(岡崎)「俺は傾向的に、ふうさんはたぶん欲望に忠実やと思う。だから和牛さがりや」(當間)「風雅はあんま脂っぽいの好きじゃないイメージが……」(嶋崎)と、仲良く話し合っていた。
最終的にそれぞれが導き出した答えをスケッチブックに書き、1チームが見事に正解。2回戦で當間は「これがAぇ! groupやったら誰?」と質問し、大西が佐野晶哉の名前を挙げる場面も。
3回戦まで、どちらかのチームが大西と一緒に絶品料理を味わうことができていたため、嶋崎は「いまだかつてこんな当たった回なかったんちゃう?」と驚き。Lil かんさいメンバーが“おいしそうに食事する姿”を存分に楽しめる1本だ。
誰か1人が損をする展開でもなく、比較的平和な回に思えたが……エンディングでは“反則”シーンをバッチリカメラに押さえられていたとある2人の罰ゲームが決定したのだった。
7 MEN 侍・本高克樹、KAT-TUN・亀梨和也のアクシデントに「ヒヤッとした」
8月25日配信の動画は「7 MEN 侍【初出し!ライブの裏話】菊池風磨くんの約束に感謝」(再生回数は9月5日時点で11万台)。7 MEN 侍メンバーがゆったりとトークするラジオ風企画「サムラジ」を行っている。
近況として、まずは7~8月に大阪と東京で行われたコンサート『ALL Johnnys’ Jr. 2023 わっしょいCAMP! in Dome』(以下、『わっしょいCAMP』)の話題に。同公演は東西のJr.が一堂に介したイベントで、メンバーをシャッフルして作られた限定ユニットでのパフォーマンスも見どころとなっていた。
各々が参加した楽曲を振り返る中、本高克樹は自身が挑戦した“イスを倒す演出”に言及。これは、同コンサートの演出を担当したKAT-TUN・亀梨和也が直前に取り入れたアイデアだそうで、リハーサルの場で「こういうの入れたほうがいいよ」と勧められたとか。
しかし、実際にやってみるとトラブルもあったよう。本高いわく、ステージの床が滑りやすく、「1回、亀梨くんが『いや、いけるっしょ』みたいな感じで」手本を見せた際、亀梨が舞台から落ちかけたといい、「あの大事なサングラスがぶっ飛んでいって。ちょっとみんなヒヤッとした」そう。その後、「ちゃんと(イスの)後ろにゴムをつけて滑らないようにして」本番に挑んだという。
一方、Aぇ! group・草間リチャード敬太らと同じユニットだった佐々木大光が「あの人、一番(Jr.歴が)先輩だし、(ユニットのメンバーの中で)一番年上だから仕切ってほしいのに、全然仕切ってくれないの。人任せで」「井ノ原(快彦)くんに『リチャが仕切れ』って言われてるのに、そっからも全然リチャくん仕切ってくれないから。まあでも最終的には仕切ってくれたけど。全然進まなくて」と愚痴をこぼす一幕も。
このほか、7 MEN 侍の単独公演『Summer Paradise 2023 Make 侍 Noise』(7月23~8月8日開催)についても触れ、Sexy Zone・菊池風磨が新衣装のプロデュースとライブ全体のアドバイスを担当した経緯も話していた。
8月26日に更新されたのは「美 少年【本当のビリビリはどれ!?】刺激的すぎます」。オープニングは恒例の質問コーナーからスタートし、今回は「美 少年はオリジナル曲がたくさんありますが、メンバーのみなさんはどの曲が一番好きですか?」というメッセージを紹介した。
その中で、佐藤龍我はKAT-TUN・亀梨和也が作詞を手掛けた「ねぇ もっと」をセレクト。2019年の夏にお披露目した曲だが、「あの頃の僕たちからしたら、結構大人っぽい。背伸びした感じじゃん。それはやっぱ、亀梨くんが作詞してくださって。うれしかったです」と笑顔を見せた。
ここで、浮所飛貴は「この間、亀梨くんとそのお話をした時にちょっと裏話があってさ」と前置きし、「俺ら(美 少年)はもっと、『EDMとかガツガツ踊ってるグループだと思ったから、ああいうカッコイイ系の曲にした』って言ってたけど。『美 少年をこうやって今、東京ドームであらためて見てみたら、なんかキラキラ系じゃん。逆だった!』って言ってました。だから僕らに、逆にない一面を見せてくれた一曲ですね」と明かしたのだった。
前述の通り亀梨は、『わっしょいCAMP』の演出を任され、リハーサルから本番まで会場でJr.たちを見守っていたため、期間中に「ねぇ もっと」の話をする時間があったのだろう。
なお、質問コーナーの後は24個のアイテムの中から、それぞれがビリビリグッズ(電流が流れるアイテム)ではない物をピックアップするという運試し企画にチャレンジ。ゲームの流れとしては比較的にシンプルだが、テロップや効果音でかなり賑やかな動画に仕上げていた(HiHi Jetsの動画の系統によく似ている)。
一方、動画の再生回数は9月1日時点で13万台と、さほど伸びていない。美 少年メンバーといえば、8月中旬に金指一世の女性スキャンダルが発覚した上、那須雄登の“シュークリーム投げつけ動画”がSNS上で拡散されるというネガティブなニュースが立て続けに起きたばかり。同18日、ジャニーズ事務所は美 少年の謝罪コメントを発表したものの、那須の動画を撮影した佐藤を含めた3人は謹慎処分などは食らわず、活動を継続している。
動画の再生回数が伸びていないのは“ファン離れ”の影響なのか……?
HiHi Jets・高橋優斗、人狼鬼ごっこ企画の言動にファン興奮
8月27日に公開されたのは「HiHi Jets【雪上人狼鬼ごっこ】ゲレンデが溶けるほど…鬼ごっこしたい」(再生回数は9月1日時点で19万台)。前週に引き続き、神奈川県・新横浜の室内スキー場「SNOVA新横浜」で撮影を行っている。
今回は、同所で人狼鬼ごっこを実施。逃げ隠れするのは「敷地内であればOK」で、ゲレンデ内は室温が低いため、適温のエリアが“戦場”になるのではないかと予想するメンバーも。なお、人狼は制限時間10分の中、全員を捕まえたら勝利し、一方の市民チームは1人でも逃げ切れば勝ちとなる。
役職はそれぞれが引いたカードによって決定したが、メンバー5人に対して人狼2枚、市民4枚の計6枚用意されたため、人狼の数はわからず。そうして視聴者にも5人の役職が伏せられたまま鬼ごっこがスタート。一体誰が人狼なのか考えながら見る楽しみがあるだろう。
まず、各々が好きな位置に散らばり、ゲレンデに残った作間と井上は、「瑞稀くんが人狼だと思うんだよな」(作間)「あいつ怪しいですよね。俺、作間が人狼だと思うんですよね」(井上)と互いに警戒。
一方で、高橋優斗は「(逃げていいのは)敷地内ですよね? じゃあ外でずっと隠れてます」と宣言し、同行するスタッフに「(井上は)人狼じゃないと思う。だって(ゲレンデの)上登っていったもん。俺は(市民だから)最初、上に登ったほうがいいなと思った。それは人狼が来た時に、逆のほうに行って逃げ切るとか、いろんな時間稼ぎができるから」と推理を披露。
対して、ゲレンデの下のほうにいた作間については、「人狼説あるかもしれないね。瑞稀くんと一緒のほう行って。ちょっと狙う可能性もあったんじゃないですか? ニヤニヤして」と予想した。
その後、制限時間が迫り、終盤には、まさかの展開が待ち受けていた。個人的に、終了間際まで避難していた高橋の戦法はアリなのか疑問の残るゲームではあったが……。
ネット上のファンからは「現場にいないのに的確な実況をするゆうぴと、人狼が誰かわからなくてギリギリを攻める4人が面白かった」「編集のことも考えているのか、事細かにコメントするゆうぴ(高橋の愛称)が仕事人だった」「ゆうぴ、屋外にいるのに実況しててすごい」という声のほか、「優斗くんと抜け駆けしてる気分になった。しゃべり方が優しすぎる」と、興奮気味の感想も上がっていた。
8月29日更新の動画は「Aぇ! group【マル秘 ジャニーズWESTさんとコラボ~大晴・りちゃ編~】10年以上も前のことは…」(再生回数は9月5日時点で47万台)。前週に続き、ジャニーズWESTとのコラボレーション回で、ジャニーズWESTがAぇ! groupメンバーと初めて会った際の思い出を語っている。
今回は、Aぇ! group・福本大晴のターンからスタート。ジャニーズWESTのメンバーは、彼との初対面、場所、会話の内容を思い出し、スケッチブックに記入していったが、その中で、個人的に印象に残ったのは、重岡大毅の“太っ腹”エピソードだ。
福本いわく、当時、大阪松竹座で「めっちゃテロンテロンの、よれよれのTシャツ」を着ていたところ、重岡に「お前服ないんかぁ?」と言われたのだとか。
そこで、「『これしかないです』って言ったら、『俺がじゃあ今度持ってきたるわ』って言ってくれて。で、次の日の朝、楽屋行ったら、ボストンバッグ3つくらい(の洋服を)俺の席に置いとってくれて」と明かした。
これに対し、重岡はドヤ顔を見せるわけでもなく、「服(をあげたのは)最初で最後かもしれへんな」と冷静につぶやいていた。その後、ジャニーズWEST・小瀧望がこれに関連した話を回顧。関西Jr.として活動をともにした2組だからこそのトークが楽しめる1本だった。
少年忍者、元木湧の好物・焼きそば作りに挑戦
8月30日に配信されたのは「少年忍者【元木湧感謝祭】メンバー全員から愛を込めて」で、少年忍者メンバー21人が勢ぞろいし、都内の「築地魚河岸 浜焼きBBQテラス」を舞台にロケを行っている。
珍しく屋外での撮影とあって、全体的にテンションが高めの一同。今回は、日頃からお世話になっているグループ最年長・元木湧への感謝を示すため、「大好物の焼きそばでもてなそう」という企画で、5人1組の4チームに分かれて調理し、それぞれパフォーマンスを披露する時間も設けるとか。
こういった対決の場合、主役は別場所で待機しているケースもあるが、元木はカメラ(スマートフォン)を持って、各チームのもとを訪れて視察。「味見」と称して新鮮なえびを味わっていた黒田光輝の姿をキャッチすると、「めっちゃブサイクに映すからな!」とチクリ。
また、「どう? つーちゃん」「つーちゃん、何してるの? 今」(元木)と山井飛翔に話しかけて私服をイジるなど、おもてなしされる側のはずが、きっちり仕事をこなしていたのだった。こうして、和気あいあいとした焼きそば作りの後、元木が実食。今動画は1組の紹介のみで終わっており、後半戦に続くそうだ。
再生回数は9月5日時点で20万台。メンバー全員が出演している回とあって、普段よりも好ペースで数字が伸びていた。