関西ジャニーズJr.のメンバーが出演し、毎回さまざまなテーマでトークを展開するバラエティー『まいど!ジャーニィ~』(BSフジ)。9月24日は、3週にわたって放送してきた「ギャロップ-1グランプリ」の完結編が放送された。
関西Jr.がコンビを組み、自分たちで考えた漫才を披露するこの企画。結成16年以上のコンビによるお笑い賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~』(フジテレビ系)で初代王者に輝いたギャロップが審査員を務め、「ネタの構成」「可能性」「表現力」「コンビネーション」「テンポ」を各10点の50点満点で採点。これまでに6組がネタを終え、暫定トップは森ケインとAmBitious・真弓孟之の84点となった。
この日は、7組目となる渡邉大我とAmBitious・永岡蓮王による「がおがおコンビ」からスタート。永岡が「漫才に入る前に解決したい疑問がある」と渡邉に切り出し、「なぜ2月は短いのか」など、気になることをぶつけていくという内容になっていた。
ボケとツッコミの役割を決めないスタイルのネタだったため、MCのLilかんさい・嶋崎斗亜は、「ボケというかホンマ普段、蓮王が思っている疑問を詰め込んだような(内容だった)」とコメント。
なお、渡邉は漫才ネタを考えるにあたり、ダジャレを4個作ってきたそうで、「トナカイと仲良い」「サンダルをはさんだる」「この土台、どうだい?」「とびこを飛び越す」と満面の笑みで披露。ギャロップのツッコミ担当・毛利大亮はこれらが刺さったようで、「いいですね~」と評価していた。
ネタの評価は毛利が43点、ボケ担当・林健が43点の合計86点を獲得。嶋崎から「(ネタと違って永岡が渡邉と)普段そんなめっちゃしゃべってるイメージは(ない)」と言われると、永岡本人は「僕、しゃべんないですよ」とキッパリ断言。しかし、MCのLilかんさい・當間琉巧の「プライベートは仲良くない芸人さんとかカッコいいっすもんね」という発言には、「こっちは仲良いから!」と否定していた。
芸人が「タレントとして使いやすい」「ニーズがある」と絶賛した関西Jr.とは?
8組目は関西ジャニーズJr.最年少入所記録を持つ8歳のフレッシュJr.元重瑛翔と、今回出演した中で最年長・20歳の嶋崎によるコンビ「えいと」が登場。「とにかく元重がかわいい」ため、嶋崎がつい何でも甘やかしてしまうというネタで、毛利が46点、林が48点と94点を獲得。
「ネタの構成」「可能性」「表現力」で満点をつけた林は「ずるいっていう気持ちもどっかにある」と言いつつ、「やっぱり最年長の表現力、最年少のかわいさと漫才のしっかりした感じ。でもどっか振り切って演じられてるどっちのすごさもあった」と大絶賛。毛利は、元重に「歌もダンスも練習して、漫才もちょっと練習しよか? すごいことになるかもしれない」と、元重の可能性に期待したのだった。
ラストは、アメリカ人の父を持つハーフのデービスジョシュとBoys be・角紳太郎のコンビ。「虫とり」をテーマにした漫才で、角が虫をとろうとしていると、にわとりに扮したジョシュが虫を食べたり、「虫」と「無視」をかけたりする内容だったが、普段は一発ギャグを得意とする角がツッコミ役に回っていたことに、真弓は「角がツッコミって新鮮。角をツッコミにするジョシュのボケ力がすばらしかった」と称賛。
また、毛利もジョシュのことを「1人のタレントとしても使いやすい。ニーズがあるタレントになりそう」と絶賛し、角のことも「ツッコミがうまい」と高評価。林は、型にハマらないネタを評価し、結果は毛利が39点、林が42点の合計81点だった。
最終的に、94点を獲得した元重&嶋崎コンビが「ギャロップ-1グランプリ」の王者に決定。番組で開催した漫才大会で初めて優勝した嶋崎は、「今まで先輩に考えてもらったネタで足ぶるぶるしながら漫才してたんですけど、今日は瑛翔と一緒に気楽な感じでリラックスできた」と振り返り、林から「『今まで先輩に作ってもらったネタで』って、先輩が悪かったってこと?」とツッコまれると、慌てて先輩への不満ではないと否定したのだった。
この日の放送に、ネット上では「ネタの着眼点が蓮王っぽすぎて面白かったし、大我くんのダジャレ4連発も面白かった」「えいとあコンビの漫才、常人が1週間かけて言う量の"かわいい"をこの瞬間に全て発した自信ある」といった感想や、「斗亜ちゃんが20歳になって2カ月以上たつけど、まだ20歳だってこと信じてない」「斗亜が最年長か……」など嶋崎に関する声が集まっていた。