女優・松本まりかの現況について、業界関係者の間で不穏な情報が飛び交っているという。松本は吉岡里帆らを擁する中堅芸能プロ・A-Team(以下、エーチーム)の所属で、11月2日時点ではオフィシャルサイト上にプロフィールが掲載されているものの、「実はすでに大手プロ・研音に移籍したという説がある」(芸能プロ幹部)とのこと。“遅咲き女優”としてこの数年はドラマに引っ張りだこの松本だが、一体何が起こっているのか。
松本は、イトーカンパニー、Grickを経て、2016年よりエーチームに所属。デビュー時からバーニングプロダクション系列の事務所を転々としているが、今回、天海祐希や菅野美穂、川口春奈ら主演級タレントが勢ぞろいする業界最大手の研音を新天地に選んだようだとうわさされている。
「18年に出演した連続ドラマ『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)の“あざとかわいい主婦”役が大当たりし、以降は“遅咲き女優”の代表格的存在に。これまで複数の事務所を渡り歩いてきた松本ですが、この大ブレークで、ようやくエーチームに腰を据えるかと思いきや、昨年頃から周囲に移籍の相談をしていたと聞いています」(同)
昨年4月、松本は深夜の“闇投稿”が物議を醸した。突如、黒い背景に白い文字で「言葉が出てこない どんな言葉を発せばいいか そもそも言葉がない 自分の中にもう、ない」「助けてってSOSって何度もツイートボタン押しかけた。押せなかった。2年前1年半前。限界だった。そっから止まらなかった止まれなかった。その限界を吐き出せなかった」(原文ママ、以下同)などと書かれた画像をXに連投。ネット上では、彼女のメンタルを心配する声が多数飛び交うことになった。
「同年11月にも、松本はインスタグラムのストーリーズ(24時間限定公開)で、同様の“闇投稿”をしてネットニュースになっていますが、その時には『病んでないからね。役作りの一環です』と釈明。しかし、都度エーチームにはメディアはもちろんファンからも問い合わせが殺到してしまい、関係者は頭を悩ませていたといいます」(週刊誌記者)
こうした背景もあってか、業界内では「何かとトラブルに陥りがちな事務所移籍も、スムーズに話が進められたようだ」といわれているそうだ。
「なんでも、相談を受けた研音の所属タレントが松本をスカウトする形で、移籍話は何事もなく成立したそう。エーチームとしても松本には手を焼いていた部分が大きく、むしろ温かく送り出すことになったとか」(前出・芸能プロ幹部)
元NGT48・山口真帆は研音退所――松本まりかの移籍にも不安
しかし業界内では、研音にしても、松本が根を下ろすことができるのかを不安視する向きもあるようだ。
「先頃、研音退所を発表した元NGT48・山口真帆の扱いを見ていると、果たしてちゃんと活動をサポートできるのか疑問を抱いてしまいます。山口は大問題となった暴行事件でAKS(現・Vernalossom)を離れ、研音の一本釣りで芸能活動を再スタートしましたが、その後の鳴かず飛ばずぶりは周知の事実。当時はAKBグループ運営への批判が強まっており、研音移籍には『これで一生女優として安泰』『すでに大河ドラマに出演内定』と好意的な報道が相次いでいたものの、結局、大きな仕事とは無縁のままの退所となってしまいました」(別の芸能プロ関係者)
業界関係者の中には、もし松本の移籍が事実だとしても「いつまで研音にいるかはまったくの未知数」(同)と口にする人も。松本は、芸能界きっての“渡り鳥”となるのだろうか。