「第103回 全国高校野球選手権大会」の開幕を前に、高校野球の歴史や魅力を紹介する番組『開幕直前スペシャル 驚学甲子園』(朝日放送)が8月8日に放送された。
高校球児たちを応援する“高校野球応援し隊”に就任している関西ジャニーズJr.内ユニット・なにわ男子が出演し、高校野球の歴史や音楽などについて授業形式で学んでいった。
番組の冒頭、優勝校に与えられる“旗”のレプリカがスタジオに登場。本来ならば優勝校が翌年の大会で優勝旗を返還する際、代わりにレプリカを受け取るんだとか。しかし、昨年の大会は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止に。そのため、レプリカ優勝旗がそのまま残っているとのこと。
テレビ初公開になるレプリカ優勝旗を目の前に、大の高校野球好きの藤原丈一郎は「めっちゃきれい!」と感動した様子で、大西流星も「かっこいいな!」と興奮している様子。しかし、本物の“深紅の大優勝旗”は、京都の伝統工芸・西陣織で作られているそうで、その金額を当てることに。
相場がわからないと悩むメンバーの中、藤原は「3万円くらい? 俺のふり絞っためっちゃ高い金、3万やってんけど!」と回答。「高3のお年玉や、それ!」と西畑大吾にツッコまれていた。一方、正解はなんと1200万円。なにわ男子メンバーは、“深紅の優勝旗”の重みを金額からも学んだのだった。
音楽の授業では藤原が講師役として、アルプススタンドでの応援曲について紹介。なにわ男子の楽曲「夢わたし」は今年、ABC夏の高校野球応援ソング / 2021年『熱闘甲子園』(朝日放送)テーマソングに決定しているとあって、ほかの出演者から「(アルプスで)絶対使われますよ!」と予想する声が上がると、「甲子園で聞いたらどんな気持ちになるんやろ」と、藤原はすでに興奮気味。
その様子に「たぶん、隣で丈くん号泣よ!」と西畑はツッコみ、大西は「是非とも『夢わたし』(応援曲に)使ってください!」とアピールしていた。
また、元高校球児が、後輩へつなぐ想いを伝えるVTRでは、藤原と西畑が涙を流す一幕が。「夢わたし」という楽曲名は藤原がつけたタイトルだが、そこに込めた思いについて、「(昨年の)3年生が夢であった舞台に出れなくて、その夢を後輩たちに渡していく、その思いをすごい僕は……この曲のタイトル(を決める)時に『夢わたし』ってタイトルいいんじゃない? って」と、夢をバトンのように渡す意味があったと告白。
VTRを見た西畑も、「『夢わたし』という曲が、一人でも多くの高校球児の皆さん、そして高校球児の皆さんを取り巻く関係の皆さんに少しでもそばにいられるような曲になれば良いなと、あらためて思いました」と語っていた。
この放送はネットでの反響も大きく、「すごく中身の詰まった番組だったし、感動した!」「高校野球のこと全然知らなかったけど、いろいろ学べた」「去年の高校球児の夢を今年の球児が受け継いで戦うんだなって思ったら、『夢わたし』がほんとにピッタリな曲だなって思った」「なにわちゃんを通じて、知らなかった世界が知れました」といった声が寄せられ、なにわ男子が“高校野球応援し隊”としての役割をしっかり果たした番組となったようだ。
この夏、甲子園から「夢わたし」の応援曲が聞こえる日が来るのを楽しみにしたい。