11月9日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、水谷豊のロングインタビューを掲載。現在放送中の主演ドラマ『相棒 season22』(テレビ朝日系)は、2000年の『pre season』から23年も続く人気シリーズで、今回のインタビューでも“続ける”気があることを明言したが、「その一方で、誤って広まっていた“スキャンダル報道”を一つずつ訂正するようなインタビュー内容を読むと、水谷が“終活モード”に入ったように感じる」(スポーツ紙記者)と、マスコミ界隈を騒然とさせているという。
02年からシリーズ化された『相棒』は、警視庁特命係係長・杉下右京(水谷豊)とその“相棒”がさまざまな難事件を解決していく刑事ドラマ。22年3月まで放送していた『season20』をもって4代目相棒・冠城亘役の反町隆史が卒業した後、同10月からの『season21』で初代相棒・亀山薫役の寺脇康文が“5代目”として復活。一方、同8月発売の「週刊新潮」(新潮社)で、水谷が「(寺脇演じる亀山が)最後の相棒」と発言したことから、シリーズ終了説が濃厚になった。
「現在は、先月18日にスタートした『season22』が放送中で、正式な終了はいまだ発表されていません。そんな中、今月9日発売の『文春』は、水谷が娘で女優の趣里と新会社を設立していたことをキャッチ。同誌が水谷に7項目の質問状を送ったところ、本人が対面取材に応じてくれたといいます」(同)
水谷豊、趣里のヌード挑戦に激怒という報道も
水谷は1989年に元キャンディーズ・伊藤蘭と結婚し、90年に趣里が誕生。趣里は、今年10月2日から放送を開始したNHK連続テレビ小説『ブギウギ』でヒロインを務めるなど、演技派女優として大活躍している。
「趣里と水谷は、過去に“確執疑惑”が報じられました。趣里は2012年に舞台共演した俳優・田島優成(17年に田島亮へ改名)と距離を縮め、13年2月には『女性セブン』(小学館)が同棲をスクープ。しかし同4月、田島が寝坊して出演舞台の公演が中止になるという騒動が起こり、同5月には『セブン』が同棲解消を報道。同誌は“水谷もあきれていた”と伝えていたものの、世間ではいつしか“水谷が激怒していた”というふうに語り継がれるようになりました」(同)
さらに、18年に趣里が主演映画『生きてるだけで、愛。』でヌードシーンに挑戦した際、「女性自身」(光文社)は、“水谷が激怒し、父子関係が冷え切っている”などと報じていた。
「しかし、水谷は今回『文春』のインタビュー内で、趣里との良好な関係を説明。10年前の同棲解消や5年前のヌード挑戦についても、水谷は口出しや否定をしていないと話していました。また、新会社を作った理由は、娘が好きなことにチャレンジしやすいように……という思いがあったからだといい、『僕(の役者人生)はどう考えても、あと何年』とも漏らしていたんです」(同)
水谷豊にとって『相棒』は俳優人生の“終着駅”か?
このように、娘との不仲説を逐一否定した水谷。役者として「あと何年」と口にしたこともあり、マスコミ界隈では「タレントとしての“終わりを見据えている”ように感じる」(同)といわれているそうだ。
「昨年の『新潮』でも、各相棒との間にささやかれた確執疑惑を否定するような話をしていましたし、今回の『文春』インタビューも、やはり今まで誤解されていたことを細かく訂正。まるで事柄一つひとつを清算しているようで、これは彼なりの“終活”の一環ではないでしょうか。一方、『相棒』シリーズは体力が続く限りやっていきたいといった意欲も見せていましたが、同作を、自身の俳優人生の“終着駅”と考えているのかもしれません」(同)
水谷は現在71歳。彼のファンは今後のさらなる活躍を期待しているはずだが、本人の胸中やいかに――。