7月9日から全国350のスクリーンで公開されている実写映画『東京リベンジャーズ』の8月9日までの興業成績が発表され、観客動員数240万人、興行収入32億円を突破したことがわかった(興行通信社調べ)。一方で、今年4月から放送されているアニメ版(テレビ東京系)は、人気キャラクターの“ドラケン”こと龍宮寺堅役の声優・鈴木達央の活動休止により、アニメファンの間で「これからどうなるの?」と不安が広がっている。
「『東京リベンジャーズ』は、2017年から『週刊少年マガジン』(講談社)にて連載中の和久井健による人気漫画『東京卍リベンジャーズ』が原作。学生時代の恋人・橘日向が関東最凶の組織・東京卍會の抗争に巻き込まれたニュースを目にした主人公・花垣武道は、ひょんなことから学生時代にタイムリープし、橘が死亡する最悪の未来を回避するため、東京卍會に闘いを挑むという物語です」(芸能ライター)
実写映画では、主人公の花垣を人気俳優の北村匠海が演じるほか、吉沢亮、山田裕貴、今田美桜、杉野遥亮など、旬の若手俳優たちが勢ぞろいしている。
「本来は20年10月に封切られる予定でしたが、コロナ禍で公開が延期に。そのため、映画に先駆けてアニメ版の放送が始まったのですが、アニメ版の人気が相乗効果を生み、映画のヒットにつながっています。そんな同作の人気キャラのひとりが、東京卍會の副総長であるドラケン。硬派で冷静沈着な性格や、落ち着いた渋い声も人気の理由ですが、アニメでドラケンを演じている鈴木は、7月30日にニュースサイト『文春オンライン』で20代女性との不倫が報じられました。この報道直後、妻で歌手のLiSAは心労のため活動休止を発表し、ほぼ同時に鈴木も“体調不良”による活動休止を発表しました」(同)
そんな中、8月8日深夜にはアニメの最新話が放送された。鈴木はドラケン役を続投していたが、ネット上では「ドラケン見ると不倫がチラついて、内容に集中できない」「これは不倫の人じゃなくてドラケンだ……と自分に言い聞かせながら見た」「“中の人”が不倫するから、キャラにまで悪影響が出る」などと悲痛な声が続出している。
「とはいえ、ドラケンは7月から始まった『血のハロウィン編』の重要人物であるため、アニメファンからは『突然、降板するとかはやめてほしい。キャラに罪はない』『不倫はあきれるけど、キャラの声が変わるのだけは勘弁』『今さらドラケンの声が変わるとか、ありえないんだけど』と、声優交代に反対する声が目立ちます。しかし、鈴木が東光太郎役で出演することが決定しているアニメ『ULTRAMAN』シーズン2(TOKYO MXほか)は8月6日、公式サイトで『所属事務所より東光太郎役降板の申し出がありました』と発表。鈴木がキャスティングされているほかの作品も、これに続く可能性があります」(同)
『東京リベンジャーズ』人気に水を差すことになってしまった鈴木。ほかにも『Free!』(同)の橘真琴役、『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズ(同)の黒崎蘭丸役など多くの人気キャラの声を務めているだけに、不倫報道の余波はまだまだ広がりそうだ。