King&Prince(以下、キンプリ)の永瀬廉が、「スポーツ報知」の2週連続インタビューに登場。11月14日付の紙面に後編が掲載されており、グループの体制が変わったことに言及している。一方で、元キンプリメンバーの岸優太、神宮寺勇太、平野紫耀からなる新ユニット「Number_i」(ナンバーアイ)は、15日発売の雑誌「NYLON JAPAN GLOBAL ISSUE04」(カエルム)で表紙に起用された。同誌のインタビューでは、平野らが今後の展望などを語っている。
今年5月22日、岸、神宮寺、平野はキンプリを脱退。神宮寺と平野は旧ジャニーズ事務所(現「SMILE-UP.」)を退所し、7月7日に滝沢秀明氏のアーティスト会社「TOBE」への移籍を表明した。
残る岸は9月30日まで旧ジャニーズに在籍していたが、10月15日には神宮寺と平野に続いて「TOBE」入りを発表。同時に、3人で「Number_i」として活動していくと宣言した。
一方、永瀬と高橋海人の2人体制になったキンプリは、シングル2枚、アルバム1枚をリリース。そのほか、8月末からコンサートツアー『Prince LIVE TOUR 2023 ~ピース~』を開催しており、各地を巡っている最中だ。
こうして別々の道を歩み始めただ彼らだが、永瀬は「スポーツ報知」のインタビュー(後編)でグループの変化について率直な気持ちを漏らしている。
3人の脱退が明らかになった後、自身のラジオ番組『King&Prince 永瀬廉のRadio GARDEN』(文化放送)で、メンバー間の話し合いの経緯などを赤裸々告白していた永瀬。インタビュアーからその真意を問われると、「何て言うんだろう。結局、人対人で。家族っぽいというだけで、家族じゃないという」(原文ママ、以下同)と回答。
さらに、「冷たい言い方になってしまうかもしれない」と前置きしつつ、長い時間を一緒に過ごした人でも、相手の「一番奥の感情」は、「理解できるものではないんだと思いましたね」と、正直に打ち明けている。
また、3人の脱退については、「そういうもんだなと割り切りましたね」「それぞれの人生を生きたいように生きた方が良いと思うし、それぞれが考えた上で、一番幸せになる方法だったらそれで仕方ないんじゃないかな」と、達観したようなコメントも。高橋との2人体制にも少し慣れてきたようで、「もう一度2人でドームに立ちたい」という目標も掲げた。
Number_i・平野紫耀、「同じ目標を目指せる仲間がいる幸せ」語る
そんな中、「NYLON JAPAN GLOBAL ISSUE04」で「Number_i」の3人も、現在の思いや今後の活動について述べている。まず平野は「同じ目標を目指せる仲間がいる幸せを感じています。やっぱり、こうやって一緒に撮影できることは心強いですし、一緒にカバーを飾ることができてすごく楽しいです!」と喜びをあらわに。
また、神宮寺は「海外で具体的にやってみたいこと」を聞かれた際、「やっぱり、コンサートがしたいですね」と明言。そのためにも歌、ダンス、楽曲を突き詰めていきたいとし、「本当にいいと思ったものを持って、海外進出の戦略を考えていきたいです。ただ、今は名前も決めて、曲も考えて、本当にキャパオーバーで!」「ものすごく楽しいですね。ただ、大変です(笑)」と語った。
「残る岸は、日本はもちろん、『海外でも日常の中で流れる音楽を創っていけたらいいなと思っているんです』と話していますから、『Number_i』は海外進出も目指しているのでしょう。永瀬と、『Number_i』のインタビューを読む限り、現在は2グループがそれぞれの別の方向を向いて活動していることが伝わってきます」(ジャニーズに詳しい記者)
前述の「スポーツ報知」に関して、ネット上のファンの間では、「当時の気持ちも今の気持ちも、れんれんの思いを知ることができてよかった」「『家族っぽいけど家族じゃなかった』っていう言葉がとても重い」「5人での再結成は絶対にないと感じた」「それぞれが別の道で前を進んでいるなら、5人でいつかと夢の見る気持ちも変えないとなのかな」などと、さまざまな感想が上がっている。
また、「NYLON JAPAN GLOBAL ISSUE04」を読んだ人々からは「『NYLON』を見て胸がいっぱい。これからの彼らの活躍がとても楽しみ」「『Number_i』が世界に羽ばたけるよう、全力で応援する!」といった、3人へのエールも相次いでいた。
別々の道を歩む2組だが、互いに切磋琢磨し合いながら、高みを目指していってほしいところだ。