日本テレビ系音楽特番『ベストアーティスト2023』が、12月2日午後7時から生放送される。総合司会は櫻井翔、司会は羽鳥慎一、バカリズム、市來玲奈アナウンサーが務め、旧ジャニーズ事務所からは、King&Prince、SixTONES、Snow Manらが出演予定だ。
注目は今年5月に同事務所を退所し、滝沢秀明氏率いる新会社・TOBEに移籍したIMP.が出演すること。VTR出演だけに、直接絡むことはないとみられるが、TOBE勢と旧ジャニーズ勢が音楽特番で初共演するとあって、ソワソワしている視聴者も少なからずいるだろう。
※本記事は、2022年12月3日に公開したものを再編集しています。
そんな同番組では過去、旧ジャニーズ関連の話題で「“炎上”してしまったことが何度もある」(スポーツ紙記者)という。
例えば、2020年の同特番では「今聴きたい!国民が選んだジャニーズメドレー!」という企画で、この年に出演した同社グループ10組がそれぞれ、ほかのグループの楽曲を歌唱。KAT-TUNは、嵐のシングル曲「感謝カンゲキ雨嵐」(00年11月発売)を披露したのだが……。
「メンバーの上田竜也は、嵐の櫻井を“アニキ”と慕っていることで有名。『感謝カンゲキ雨嵐』にある櫻井のラップパートは上田が担当したのですが、その際、なんとカメラに向かって一瞬、中指を立てて見せたんです。このサインは欧米を中心に侮辱的な行為として知られ、日本のメディアでもモザイク処理されることが多くなっています」(同)
上田は“ヤンチャ”なキャラなだけに、ファンはむしろ面白がっていたが、ほかのネットユーザーからは「いい年して、カッコつけるために中指立てるとか痛々しい」「常識なさそう」といった厳しい意見が相次いだ。
「さらに、同年の『ジャニーズメドレー』ではもう一つ事件が。Snow ManとSixTONESの担当楽曲をめぐって、両者のファンがいがみ合う事態に発展してしまったんです」(同)
この年の1月、SixTONESは「Imitation Rain」、Snow Manは「D.D.」で同日にCDデビュー。そのため両者は、売上や人気などを、何かと比較されていた。
「Snow Manは先輩グループ・KAT-TUNの『Real Face』(06年3月発売)、一方SixTONESは盟友・Snow Manの『D.D.』を歌うと告知され、SixTONESファンから『ライバルの曲を歌わされて、いい気しなくない?』との批判が寄せられました。しかし、いざパフォーマンスが披露されると『SixTONESの「D.D.」良かった』『なんなら本家より歌がうまい』『SixTONESが歌ったほうがカッコいいじゃん』といった絶賛の声が続出。これに対して、Snow Manファンが『本家超えとか失礼すぎる』などと反論し、ネット上でファン同士が火花を散らしていました」(同)
また、当時はデビューしたばかりとあって、両グループともファン以外の認知度が高いとは言い難い状況だったため、「SixTONESがSnow Manを歌うとかややこしい」「ますます一般認知が遅れそう」という苦言もみられた。
『ベスア』嵐と乃木坂46「A・RA・SHI」コラボ……齋藤飛鳥が歌詞を間違えて炎上、謝罪へ
「そのほか、17年の同特番では、嵐と女性アイドルグループ・乃木坂46のコラボレーション企画が実現。嵐の『A・RA・SHI』(1999年11月発売)でステージを共にしたのですが、乃木坂・齋藤飛鳥が『今日もテレビで言っちゃってる』という歌詞を『今日もどこかで言っちゃってる』と間違えてしまい、嵐ファンが大激怒しました」(テレビ誌ライター)
「A・RA・SHI」は嵐のデビュー曲とあって、ファンの思い入れも強い作品。それだけに、「ただでさえコラボなんていらないと思ってたのに、歌詞間違えたよね?」「マジであり得ない」「台無しだよ!」といったクレームが飛び交った。
「乃木坂ファンからは『歌詞間違えただけで怒りすぎ』『それくらいで叩くな』と擁護する声も上がっていましたが、番組終了後、齋藤はトークアプリ『755』で『歌詞を間違えてしまった』『緊張しておりました』『嵐の皆さん、嵐ファンの皆さんへ、ここで発信したところで届くはずがないのはわかっておりますが、とにかく早くごめんなさいをしにきました』『心から反省しております』などと謝罪しました」(同)
『ベストアーティスト2023』でもさまざまな企画が行われる予定だが、ネットが荒れるような問題が発生しないことを祈るばかりだ。