SMILE-UP.（旧ジャニーズ事務所）に所属している俳優・浜中文一が、今年12月31日をもって退所することが明らかになった。創業者・ジャニー喜多川氏（2019年に死去）の性加害問題を受け、現在は個人で俳優業を行っているタレントが相次いで事務所を離れている。そんな中、中山優馬の仕事に関してもある“異変”が起きているという。
関西ジュニア（当時は「関西ジャニーズJr.」）出身で、近年は個人で舞台・ドラマなどに出演していた浜中。12月5日、SMILE-UP.側は浜中が同月31日で事務所を退所すると発表し、「今後につきましては、事務所に所属はせず、フリーランスとして活動してまいります」（原文ママ、以下同）と報告した。
なお、SMILE-UP.はジャニー氏による性加害の被害者への補償業務に対応する会社となっており、タレントとエージェント契約を行う新会社の設立すると発表している。新体制に移行するにあたり、SMILE-UP.はタレントと今後の契約に関する話し合いを進めているそうで、「浜中は、役者として上を目指していくうえで、悩みぬいた結果、退所の決断に至りました」とのこと。
「9月7日に事務所サイドが開いた記者会見でジャニー氏の性加害を認めて以降、元V6・岡田准一を皮切りに、嵐・二宮和也、生田斗真らが続々と退所を表明。3名はすでに事務所を去り、岡田と二宮は個人事務所を設立し、生田はフリーで芸能活動継続を表明しています」（ジャニーズに詳しい記者）
また、かつてジュニアの一員だった俳優・屋良朝幸は、11月9日に、来年1月31日付での退所を発表。SMILE-UP.側は「今年の春頃に屋良本人から、40歳最後の日となる節目のタイミングで新たなチャレンジをしていきたいとの申し出がありました」と経緯を説明した。
こうして、いわゆる“俳優班”が立て続けに新たな道を選択しているだけに、旧ジャニーズのファンは、ソロ活動中のタレントの動向を気にかけているのだろう。
中山優馬、レギュラーラジオが2本終了にファン「悲しすぎる」
そんな中、9月に入ってからは俳優・中山優馬の出演ラジオ、テレビが次々と最終回を迎えている。12月5日、パーソナリティを務めるラジオ番組『中山優馬の世紀末に生まれて』（bayfm、以下『世紀末に生まれて』）のエンディングで、中山は「ここで皆さんにお知らせがあります。この番組、年内いっぱいで終わります。ヘヘヘヘ（笑）。ウソじゃないです。冗談じゃないです。12月末で終わります（笑）」と発言。笑い声を交えながら、番組の終了報告とは思えないほど、明るい口調で宣言した。
同番組は昨年1月4日にスタートしたが、「正直、始まる時から『期間限定で』みたいなね、感じの始め方だった」そう。「ここまで、（放送）100回を迎えられるなんて、ちょっと夢にも思ってなかったぐらいだった」と振り返りつつ、「今年の12月の末でこの番組は終わってしまうんですけども。なんでこんな急にここで告知したかっていうと、すぐメール送ってほしいんですよ」と、リスナーへ向けてメッセージを送った。番組は事前収録のため、最終回までに番組へお便りを届けてほしいのだろう。なお、5日の放送時点では新番組などに関するアナウンスはされていない。
中山といえば、20年2月から『中山優馬のYUMAにあ NEO』（RKBラジオ、以下『YUMAにあ』）でもパーソナリティを担当していたが、こちらも今年9月19日放送回で終了。『世紀末に生まれて』がリニューアルせずに完全終了となった場合、ラジオのレギュラーはゼロになる。
「ただ、『YUMAにあ』に関しては、本人が放送内でいずれ復活する可能性を示唆していました。番組の公式X（旧Twitter）も最終回当日に『YUMAにあNEO、一旦お休み放送 間も無く始まります』と告知しており、なんらかのタイミングで再始動することも考えられるでしょう」（前出・ジャニーズに詳しい記者）
なお、ラジオ以外では、BSJapanextで放送されていたバラエティ『中山優馬×ジャニーズJr. @YUMA HOUSE』も、今年9月末に終了した。現在は、情報番組『ノンストップ！』（フジテレビ系）内のお料理コーナー「中山優馬のゆウマいごはん」（毎週金曜日）を担当しているほか、関西ローカルの番組『ピーチケパーチケ』（関西テレビ）や、静岡ローカル番組『とびっきり！しずおか日曜版』（静岡朝日テレビ）の月1レギュラーなどの固定仕事を抱えている。
「今後は、単発ドラマ『ペットドクター花咲万太郎の事件カルテ2～お隣さんは殺人犯!?～』（BS-TBS、12月29日放送）のオンエアがあり、来年2～3月にかけては舞台『「大誘拐」～四人で大スペクタクル～』の上演も控えています。ただ、レギュラーラジオが2本とも終了すると判明し、SNS上のファンは『1月から優馬くんの近況や仕事の情報が聞けなくなる』『悲しすぎる』とショックを受けている様子。一部では、『身辺整理じゃないよね？』『退所は絶対に嫌』と懸念する声も上がっていました」（同）
果たして中山は、SMILE-UP.が立ち上げる新たなエージェント会社と契約するのか、行く末を見守りたい。