メンタリスト・DaiGoが8月13日、Twitterに「他人が何を大事だと思うかは、他人の勝手」と投稿した。同7日にYouTubeで行ったライブ配信内で、「ホームレスの命はどうでもいい」などと発言したことにより、ネット上を中心に批判の声が続出している現状に異論を唱えたとみられるが、「“炎上”は加速し、過去の問題まで掘り返されている」(テレビ局関係者)ようだ。
「DaiGoは9日、自身のYouTubeチャンネルで7日に行ったライブ配信の一部を切り取った動画『【字幕付き】※超辛口 生活保護の人とかいない方が良くない?臭いしさ…【DaiGo】』をアップ(すでに削除済み)。視聴者からの質問に“超辛口”で回答していく中、『僕は生活保護の人たちにお金を払うために税金を納めてるんじゃない』『生活保護の人たちに食わせる金があるんだったら、猫を救ってほしい』と主張し、最終的に『(猫より)人間の命のほうが重いなんて僕まったく思ってない』『自分にとって必要もない命は、僕にとって軽いんで。だから別にホームレスの命はどうでもいい』と言い放っていました」(芸能ライター)
こうした発言が、「差別にあたるのでは?」「命に優劣をつける考え方を発信するのは良くない」などとネット上で物議を醸し、炎上状態となった。
「そんな中、DaiGoの弟(四兄弟のうち末弟)で“謎解きクリエイター”として活動する松丸亮吾が、12日にTwitterで『今まで兄が炎上しても「また炎上してんな~~」くらいにしか思ってなかったし触れないようにしてたけど、人の命を軽く見る発言だけはさすがにダメです。(中略)今回ばかりは兄がおかしい。ごめんね』と、DaiGoに代わって謝罪。ファンからは、『亮吾くんは悪くないよ』『お兄さんは関係ないし、応援してる!』と、同情や応援コメントが寄せられていますが、『謝罪するなら「ごめんね」は軽くない?』と指摘する声もあります」(同)
また、13日未明には次男でプログラマーの松丸彗吾氏がTwitterで「兄貴の発言の件で怒ってる人たち、発言したのは兄なので苦情はどうぞ兄に直接仰ってください」「僕とか弟たちにあなたの気持ちのこもった激アツ誹謗中傷コメント送られてもお門違いですし、ましてや謝罪しろと意味がわからんので」と、DaiGoの炎上騒動が兄弟に“飛び火”していることを明かした。
さらに、ある一般ユーザーが、謝罪した亮吾を引き合いに出して「あなたは? 我関せずですか?」とリプライを送ると、彗吾氏は「なんで発言と無関係な第三者が真摯に受け止めて謝罪する必要があるんですか?」と反論。謝罪すべきか否か、一般ユーザー同士でも言い争いが繰り広げられている。
「そんな中、三男でドラマーの松丸怜吾は、“スルー”を貫いています(14日午前11時現在)。しかし、亮吾が言及したことを機に、それまで“様子見”をしていたメディアも、こぞって今回の炎上騒動を取り上げるように。DaiGo本人は、13日午後のTwitter投稿で『そんなに助けてあげたいなら、自分で身銭切って寄付でもしたらいいんじゃない?』と発言し、続くツイートでは『他人が何を大事だと思うかは、他人の勝手』とも主張しています」(前出・関係者)
ちなみに今月2日、彼ら4兄弟と父・悟氏は、松丸家の“教育方法”などについて語った書籍『松丸家の育て方』(リピックブック)を発売したばかり。この状況では、違う意味で松丸家の子育てや教育に注目が集まりそうだ。
「DaiGoといえば、2016年発売の『週刊文春』(文藝春秋)が、当時13歳の女子中学生と肉体関係を持っていた過去をスクープ。現在ネット上では『そういえばDaiGoって、“未成年淫行”報道あったよね?』と蒸し返されており、『それなのにしれっと活動を続けてたDaiGo、本当に許せない』など、過去の報道と今回の失言を併せて批判するネットユーザーも現れている状況です」(週刊誌記者)
事態の深刻さを察したのか、その後DaiGoは13日午後10時よりYouTubeで生配信を行い、「無知が招いた失態だと。さすがにあの言い方はちょっとよくなかった。差別的であるし、これは反省だなということで謝罪させていただきます。大変申し訳ございませんでした」と謝罪。また、動画の広告収益は、全額慈善団体に寄付するとも明言した。これまで数々の炎上を経験してきたDaiGoだが、今回ばかりは“強気姿勢”を貫くことはできなかったようだ。
これで、DaiGoの家族への非難もやむといいのだが……。