ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、関西ジャニーズJr.(火曜)、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、8月5日~11日公開の動画を注目度順にチェックします!
なにわ男子・道枝、King&Prince・岸のものまねを披露!?
10日に更新されたのは「なにわ男子【俺たち芝居上手!?】人狼ゲーム!」。なにわ男子初の人狼ゲーム回で、概要欄には「騙し騙され大盛り上がり!メンバーに、こんなにも嘘ついたの初めて! 高橋恭平、大活躍の回です! 嘘つくときの細かい表情にご注目ください。何度も何度も見て、笑ってやってください!」と、動画のネタバレも少々含まれている。
人狼は、「Jr.チャンネル」でもおなじみのゲームだが、いつもは進行役の西畑大吾が「あんまルール知らん」と話すなど、詳しいプレイ方法を知らないメンバーもいるよう。MCはグループ内でも比較的に真面目な性格の道枝駿佑で、「狼(人狼)がいて、市民がいて、嘘をつくゲームですね。自分が狼っていうのがバレないように、トーク力で勝負する。役職があるんです。占い師、そして霊媒師、そして騎士がいます。あとほかに市民と人狼がいて……」と説明していたが、「キシ」に反応したメンバーは「岸優太くん?」「11時間近の?」と、茶々を入れていた。
「11時間近」とはKing&Princeの楽曲「シンデレラガール」における岸の担当パート。メンバーからのフリを受けた道枝は「じゅういち~」と歌ったものの、すぐに「違う」と中断。一同は「乗ってくれんの!?」(大橋和也)「こういうのマジ新鮮」(藤原丈一郎)と、普段はなかなか見られない道枝の姿に大笑いしていた。
その後、人狼の探り合いが進むと、高橋は「話に追いつけない」と漏らした上に、「もうちょっと人狼勉強してきます」と反省。本人は「このゲーム、マジで苦手や。イヤだ……」とテンションが落ちていたが、概要欄にもある通り、高橋の言動に要注目の動画だった。
ファンからは「なにわ男子、人狼ゲームに慣れてなさすぎて面白かった」「みっちー、MCお疲れ様! 岸くんのものまねが面白かった」「人狼スゴく面白かったのでまた見たい! みっちーのMCは新鮮で最高だった」「みっちーと恭平のポンコツさが際立っていて、可愛いかった!」と、興奮気味の感想が目立っている。再生回数は13日時点で51万台。
5日に配信されたのは「Travis Japan【やべぇ人狼だ】以心伝心しながらのダマし合いは暴露合戦」。今回は、以心伝心ゲームと人狼ゲームを足した新たな形のゲームにチャレンジしている。
まずは川島如恵留が「最初にカードを配ります。『人狼』と書かれた人が今回の人狼になります。人狼を決めた後に、例えば『Travis Japanのウリといえば何?』というお題が出たとします。『僕の答えはこれです』と出してください。3ターンそれを繰り返します。1度でも全員の答えが同じになった時点で村人陣営の勝利です。人狼さんは、どうにかみんなのことをうまく言葉巧みに騙して、違う答えを書かせるように仕向けてください。最終的に1度も揃わなかった場合、人狼は誰だったのかを当てていただきます。それで人狼を当てられたら、村人陣営の勝利。当てられなかったら、人狼の勝利になります」と、ルールを説明した。
その川島といえば、Travis Japanの“頭脳担当”であり、過去の人狼ではさりげない誘導でメンバーを騙した回も。それだけに、七五三掛龍也が「今までの経験上、俺ね、如恵留のこと信用できない」と話すと、松田元太も「あっ、俺もだわ!」と同調。「あの人だけは怖い。なんなら、『怖い担当』って出てもいいぐらい」(七五三掛)と、あまりうれしくないレッテルを貼られた川島は「やめてよ!」と、抵抗したのだった。
ゲームがスタートすると「Travis Japanの中でファッションリーダーといえば?」の問いに対し、七五三掛は自身の名前を記入。「俺はちょっと観点を変えてみて、個人的にオシャレだなと思うのは、衣装とかやってくれてる(中村)海人とか松松(松田・松倉海斗)なんだけど」と発言すると、まるで川島、宮近海斗、吉澤閑也が“オシャレではない”といった表現になってしまい、周囲がザワついていた。
続いて、「YouTubeを始めた頃と比べ成長したTravis Japanメンバーといえば?」との質問で、またも自分を選ぶ七五三掛。再び「観点を変えてみた」と切り出し、「『成長した』って意味では、個人的には海人とか松松が成長したなって……」と、やはり川島たちは眼中にないようだった。こうして、七五三掛がわかりやすく場を乱しており、彼の“活躍”によって、最後まで人狼を特定できなかった視聴者も多いだろう。
人狼の正体は、おかしな言動で周囲を惑わせた七五三掛なのか、弁が立つゆえに怪しまれやすい川島か、それともほかのメンバーか……? ぜひ今動画でチェックしてほしい。こちらの動画は通常の午後8時より約30分前に配信され、再生回数は13日時点で41万台。
8日の動画は「HiHi Jets【究極の2択】意外な人間性が露わに!!」。今回の企画は、「A.冬場にストーブがない部屋 B.夏場にエアコンがない部屋 住むならどっち?」など、究極の2択の問題を自分たちで考えていくもの。井上瑞稀が提案した「A.自分が相手を好き B.相手が自分を好き どっちがいい?」という問いでは、HiHi Jetsのリアルな恋愛観が明らかに。
井上、作間龍斗、高橋優斗は「自分が相手を好き」を選び、残る猪狩蒼弥と橋本涼は「相手が自分を好き」をチョイス。橋本は「好かれてる方がよくね? 普通に。自分が好きじゃなくても、自分のことを好きだって思ってくれてる人って可愛くない?」「結局、自分のことが好きってことは、自分に好意を向けてるから、敵ではないわけじゃん。絶対に。それが明確にわかるから、男だろうが、女であろうが可愛いなって思うかも」と、告白した。
井上が「その人のことを好きになっちゃうってこと?」と掘り下げると、状況によるものの「可能性はある」と返答。また猪狩は、「『好き』って言われたら好きになっちゃう。俺のことを『好き』って言うだけで、俺は全部許せちゃう」と発言したが、高橋は「その余裕がないんだよ、たぶんこっちは」と、主張した。
作間は「(相手から)来てくれるのはうれしいの、間違いなく。うれしいんだけど、自分がそれに対してどう対処すればいいんだろうってことを考えるのが、いい回答を出せない気がして……」と本音を明かし、「追いかける方が難しくない?」(橋本)と聞かれると「それが楽しいんだよ」(作間)「片思いって、めちゃくちゃ楽しいよ!」(井上)「それがたまらないんだよ。どうアプローチしていくか」(高橋)と、共感する3人だった。ちなみに、「自分が相手を好き」派の井上はファンに「好きです」と言われた時も、なんと返していいかわからず、「マジで気持ち悪い反応」をしてしまうんだとか。
以降は、「好きな女性の服装 A.夏服が好き? B.冬服が好き?」「A.10億円 B.不老不死 手に入れたいのはどっち?」「好きな人の髪型 A.ショート派? B.ロング派?」など、さまざまな話題で会話が弾む5人。女性のヘアスタイルに関して、井上は「結んでる仕草が好きで。こうやって料理する時に……」と、具体的な場面を再現していた。
そんな中、ショート派の猪狩は「俺が『髪短いのが好きだよ』って言ったことによって、髪を短くしてくるような女の子が俺は好きなの」「すでに長い子とかがもう、俺が『ショート好き』って言っただけでボブにしてきちゃうとか超好きだし。もっと言うと、すでにボブの子が俺が『ボブ好き』って言ったことによって喜んでる姿とか、たまらないもん。そういうのがたまらなく可愛くなっちゃうから……」と、生々しいトークを展開。それぞれの物事に対する価値観が垣間見える企画となっていた。今動画は通常の午後8時より2時間遅れでアップされ、再生回数は13日時点で29万台。
7 MEN 侍の動画は、通常回の「【かき氷シロップは同じ味?】利きかき氷で都市伝説検証!」(6日)と、「【ジャニーズ先輩へ贈り物】とんでもない奴がいた!?」(9日)の2本が配信されている。1本目は、「かき氷のシロップは全て同じ味」という都市伝説に焦点を当てた「効きかき氷No.1ソムリエ決定戦」。シロップは基本的に同じ味だが、色と香りで違う種類だと錯覚しているのではないか……といった説を検証している。
7 MEN 侍のもとにはマンゴー、グレープ、レモン、いちご、メロン、ブルーハワイが用意されており、まずは普通に食べ比べしてみると、「いちご食べたけど、普通にいちごの味するよ」(矢花黎)「全然、味が違う」(中村嶺亜)「この都市伝説、誰が言い始めたの?」「メロンもわかる。あっ、これイケるわ!」(本高克樹)と、自信をのぞかせていた。
次は目隠しをした状態で1皿ずつ試食。それが何味なのか予想していくのだが、6人のうち2人はほかのメンバーと意見が合わず、“バカ舌”である可能性が浮上した。暑い夏にぴったりの企画であり、一度でもこのうわさを耳にしたことのある人なら、結果がついつい気になってしまうはず。果たして、7 MEN 侍が出した結論とは……?
2本目はアイスクリーム「ハーゲンダッツ」とのコラボレーション動画(また冷たい食べ物)。ジャニーズ事務所の先輩にどのフレーバーを贈るのかを考える「ハーゲンダッツイメージ選手権」を行っている。最初のお題は、少年隊・東山紀之だったが、佐々木大光が「ノリさん!」となぜか親しげに呼び、周囲は「『ノリさん』って言うな」「言ったことないだろ!」「怖いわ!」と大慌て。
以降、嵐・二宮和也、KAT-TUN・上田竜也らの名前が出てくる中、テーマが木村拓哉に移った際は、大の木村好き・今野大輝が「ごめんなさい。こんなのさ、正直、一択ですよ」と前置きし、ザ・キャラメルをセレクト。ちなみに、佐々木は「あのでっかいカップ(通常より大きいパイントサイズ)で食べてそう」と、勝手なイメージでしゃべっていた。
そして、第7回戦で「ジャニーさん(ジャニー喜多川前社長)」の文字を見ると、6人は「ジャニーさん!」と大盛り上がり。「ジャニーさん実際、ハーゲンダッツ食べてたよね」(矢花)「めちゃくちゃ食べてた」(中村)「俺ら舐めてんの? ホントに」(今野)「『適当に買ってきて』って言われて、『わかった、わかった』って言って、いつも買ってきたのはこの味!」(佐々木)「俺は、それかはわからないけど、食べてるイメージがあるものがある」(中村)と振り返っていたものの、なんと答えは一致せず。
佐々木が「見てないな、ジャニーさんのこと全然!」と言い放つと、中村は「俺らが見てたジャニーさんって、別々!?」と、“ジャニーさんが複数いた説”を口にし、「二十面相だ」(菅田琳寧)「2人いたのかな!? もしかしたら」(中村)と、最終的に謎めいた展開となっていた。
1本目は通常より約2時間45分遅れで更新され、再生回数は21万台、2本目が19万台(13日時点)。
11日の動画は「少年忍者【泥だらけの人狼鬼ごっこ】メンバー同士がだまし合い合戦!」で、7月26日配信回から始まった“泥んこロケ”の最終回だ。今回は鬼=人狼として、誰が鬼なのかわからない状態で進む鬼ごっこを実施。カードを引いて3人の鬼が決まった後、15分間の人狼鬼ごっこが始まった(鬼同士も誰が鬼かわからない)。
自分の身近にいる人物が鬼なのか市民なのかは不明とあって、それぞれが疑心暗鬼のままスタート。檜山光成に「鬼? 山井」と確認されて「違いますよ~」と、のんきに返答する山井飛翔、「一緒に行動しよ!」とメンバーに接近する安嶋秀生、目の前の相手の名前を叫んで動く元木湧、自身がつけているカメラのGoProをやたらとアピールする黒田光輝……と、怪しい行動をとる人が続出していた。
概要欄には「とにかく3人の人狼は芝居上手でした!完全騙されました。。。」と書いてあるほか、捕まったあるメンバーも「上手い! マジで人狼、めっちゃ上手い」と降参していた通り、人狼側は抜群な駆け引きを見せている。特に9分46秒過ぎ、人狼1名の“犯行の瞬間”はゾッとするほど恐ろしい(瞳孔が開いているような……)。
なお、この人狼については、SNS上でも「サイコパスみがある」と話題になっていた。人狼がわかった上で、あらためてもう一度視聴したくなる1本となっている。再生回数は13日時点で13万台。
7日の動画は「美 少年【宝探し】お家に隠された30個のお宝を見つけろ!」(再生回数は13日時点で21万台)。今回は“美 少年ハウス”ことハウススタジオで撮影が行われ、家の中に隠された30個のお宝を探し出す「宝探しゲーム」にチャレンジしている。お宝のカプセルは、100ポイント(1個)、50ポイント(3個)といったように得点がついており、マイナス10ポイント(10個)には罰ゲームとも言える指令が書かれているのだ。
ルール説明の際、浮所飛貴が「俺、もう1個見えちゃってるんだけど。そこにあるのよ。あんなのさ、絶対マイナス10やん!」とさっそくカプセルを発見すると、佐藤龍我は「そういうのも作戦だもんね。取るか、取らないかっていうのも……」と、見つけたからといって開封するかどうかは“自分たち次第”だという。ペアは、佐藤&岩崎大昇、浮所&藤井直樹、金指一世&那須雄登に決まり、制限時間30分の宝探しがスタート。
いきなり金指&那須が30点を引き当てた一方、佐藤&岩崎はマイナス10ポイントからの幕開けとなってしまった。その後も金指&那須は驚くほど順調に進み、佐藤&岩崎の組み合わせは空回りしつつもミラクルを起こしたりと、視聴者を楽しませてくれている。かたや、浮所と藤井は「愛してる」と言い合う「愛してるゲーム」を実行するハメになったほか、意外とビビリの浮所は、スタッフが間違えて電気を消してしまうと、「バカヤロー!」と、大焦りしていた(11分14秒頃)。
それぞれのコンビネーションに面白さがあり、どの世代の人も最後まで飽きることなく、ワクワクしながら見られる1本だろう。ちなみに、藤井はKing&Prince・高橋海人、金指はSixTONES・ジェシーと、先輩のものまねを披露する場面も。個人的には、急いで捜索する最中で落としてしまったクッションをきちんと直す佐藤に好感を抱いた(12分59秒頃~)。
視聴者からは「今回の企画、見応えがあって面白かった!」「ワイワイと無邪気に宝探しする6人が愛おしい! 隠す場所に工夫もされてて、見ててとても楽しかった」「美 少年一人ひとりの個性が出ててスゴくよかった! 6人もめちゃくちゃ楽しそうだし、またこういう企画をお願いします」「なすかなはやっぱり賢くて、たいりゅはバラエティ班だね(笑)」「美 少年 の仲の良さがあふれていて、ほっこり。癒された!」と、絶賛の声が続出。金指のものまねについては「金指くんのジェシーの歌まねが激似」「めちゃ似てる!」とのコメントも。
なお、ゲーム上の細かい設定は違いがあるものの、大まかなコンセプトとしては、1998年10月~2018年3月まで放送されていたバラエティ『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系)を見ていた人ならば、名物企画だった「物件拝見トレジャーバトル」を思い出すかもしれない。