昨年12月23日の愛知県公演を皮切りにスタートした、Hey!Say!JUMPの4大ドームツアー『Hey! Say! JUMP LIVE TOUR 2023→2024 PULL UP!』が、1月14日の福岡PayPayドーム公演をもって終了した。最終日はグループ最年長・薮宏太が涙を流す場面があり、一部ファンの間で不安の声が上がる事態に。翌日、薮は自身のブログで“号泣”の真相を明かした。
Hey!Say!JUMPは昨年12月6日リリースのアルバム『PULL UP!』を引っさげ、同23、24日に愛知・バンテリンドーム ナゴヤでコンサートを実施。東京ドーム(12月29日~1月1日)、京セラドーム大阪(1月6~8日)公演をへて、同13、14日の福岡がツアーの最終地点となった。
SNSに上がっているファンのレポートによれば、14日はアンコールの楽曲に31枚目シングル「Sing‐along」(2021年)が加わったという。曲中、薮は自身のパートを歌うことができずに号泣。そんな彼を山田涼介が抱きしめ、八乙女光は肩を組んで慰めていたほか、有岡大貴や高木雄也らも目に涙を浮かべていたそうだ。また、薮はあいさつの際に「この仕事をやってて一番良かったことはこのメンバーに出会えたこと」などと、感慨深げに語っていたとか。
SNS上に「アンコールの『Sing‐along』で薮くんが泣きじゃくってた」「自分のパートを詰まって歌えず、よく見たら大粒の涙」「ほぼ一曲フルで号泣してた」といったレポートが続出したため、公演に参加していない一部のファンは“薮の涙の意味”を深読みし、動揺したのだろう。「薮くんが泣くなんて珍しすぎて嫌な予感しかしない」「JUMPちゃん誰も辞めないよね?」などと不安がる声も上がった。
Hey!Say!JUMPを輩出したジャニーズ事務所といえば、創業者・ジャニー喜多川氏(19年に死去)の性加害問題を受けて、昨年10月17日付でSMILE-UP.に社名を変更。タレントのマネジメントを担う新会社・STARTO ENTERTAINMENTが誕生し、旧ジャニーズは新体制に移行したばかりだ。
「Hey!Say!JUMPは社名変更の数日前、昨年10月12日にファンクラブ会員向けの動画を配信し、Hey!Say!JUMPとして今後も8人で活動を継続していくと宣言しました。しかし、事務所が生まれ変わるタイミングで退所やグループ脱退を発表する人も相次いでいるだけに、ファンはタレントの言動に敏感になっているのでしょう」(ジャニーズに詳しい記者)
Hey!Say!JUMP・薮宏太、「ご安心ください」と涙の理由をブログで説明
しかし、ツアーを終えた翌15日、薮は公式モバイルサイト・FAMILY CLUB webの個人ブログ「YABUNISTA」を更新し、公演を回顧。アンコールではファンやメンバーの姿を眺めているうちに、勝手に涙があふれてきたといい、「自分でもびっくり笑」(原文ママ、以下同)と、告白した。
その上で、「決してネガティブな涙ではなくポジティブで多幸感や安堵感から来る涙なのでご安心ください」と説明。ファンの間で心配の声が上がっていることを懸念し、自らブログで触れたようだ。そして、ブログの最後にはファンや自分を支えてくれる人々へ感謝のメッセージもつづっていた。
これを受け、多くのファンは「薮くん、わざわざブログで言及してくれるなんて……」「頭ではきっと違う……と思っていても、不安でいっぱいだった。薮くんのブログを見て安心。ありがとう」「ファンに心配をかけないように、ブログで伝えてくれる薮ちゃんの優しさが沁みる」と安堵していたのだった。
「ちなみに、福岡公演初日の13日、伊野尾慧が自身のインスタグラムでライブ配信を実施。高木と山田も同席していたのですが、お酒を飲んでハイテンションの彼らは和気あいあいとした雰囲気でトークを繰り広げていました。薮がステージ上で泣き、グループに何かあるのではないか……と恐れる声とは対照的に、『誰かが辞めるなら、前日にメンバーがあんなライブ配信はしないと思う』との意見も出ていたほどで、その様子からも、現在のHey!Say!JUMPは良い関係性を築きながら仕事できていることが伝わってきました」(同)
今年11月にCDデビュー17周年を迎えるHey!Say!JUMP。ファンは8人での活動継続を望んでいるだけに、今後もメンバーが一丸となって進化を遂げていってほしいものだ。