ダウンタウン・松本人志の性加害疑惑をめぐる告発が「週刊文春」(文藝春秋)で連発されている。いずれも過去の話で、一番最近の出来事でも2015年とあって、ネット上では「昔の話を掘り返すな」という声もあれば、「被害女性が負ったトラウマに年数は関係ない」と反論が飛び交うなど、大紛糾に発展しているが……。
1月25日発売の「文春」には、元タレント女性が実名&顔出しで登場。彼女は今から約18年前、当時19歳だったとき、松本に肉体関係を求められ、性被害を受けたわけではなかったものの、人格を否定されるような“言葉の暴力”を浴びせられたと明かした。
「このように、これまで『文春』が報じている女性の告発は、すべて昔の話。告発第一弾が最も近々の話ではあるものの、それでも8年前です。だからといって松本の行いが不問にされるわけでは当然ありませんが、松本擁護派の中には、その点を突いてくる人が少なからずいます。本当の争点は女性側と性的同意があったか否かなのですが……」(週刊誌記者)
そんな状況だが、松本は昨年も、後輩芸人を中心とした飲み会を定期的に行っていたといい、「女性を交えた“合コン”をやっていても不思議ではない」(同)そうだ。
「さすがに“文春砲”以降は控えているでしょうが、例えばここ1年以内に開かれた合コンの参加女性から、性加害告発が出てきたとなったら、『昔の話を掘り返すな』という擁護の声は吹き飛んでしまう。むしろ松本批判が日に日に強まり、吉本興業が当初の『当該事実は一切ない』宣言を改め、『真摯に対応すべき問題』と姿勢を翻した件が物議を醸す中、性加害の事実はなくとも『いまも不貞行為をしている』あるいは『女性の存在を軽視している』ということが大々的に報じられたら、さらに松本は厳しい状況に追いやられるのでは」(同)
松本人志はまず「不貞はしている」と表明すべきだった?
そんな中、1月25日にはニュースサイト「フライデーデジタル」が、いまだ「文春」サイドは一度も掲載していない“合コン写真”を公開。今回世に出た松本の写真は18年のもので、大阪の高級ホテルのスイートルームで、ソファに寝そべる松本の上に女性が馬乗りになっているという衝撃的な内容だ。
「同記事によると、この合コンは、あらかじめ後輩芸人が『もしヤるってなったら必ずできる子を呼んでほしい』として告発女性に参加者を集めるよう指示したとのことで、性的同意の有無に関しては問題になっていません。実際、同誌が批判しているのも松本の不貞や遊び方についてで、参加者の女性陣が何かを強いられている様子もない。とはいえその“現場写真”があまりに鮮明で生々しく、世間の松本への印象はさらに悪くなり、批判も増幅しています。ここで追い打ちをかけるように、直近の不貞行為が報じられたら、松本に吹く逆風はすさまじいものとなりそうです」(同)
あるお笑い関係者は「松本は初手で、『不貞はしている。しかし同意のない性行為は一切ない』『裁判でそのことを証明したい』と何らかの形で表明すべきだった」と述べる。
「松本本人が、争点は告発第1弾に登場した女性の『性的同意の有無』とはっきり示すべきでした。そうすれば、現在のように、単純な不貞行為までやり玉に挙げられるような状況は避けられたのでは。やはり初動の拙さが招いた事態としか思えません」(前出・お笑い関係者)
松本のX(旧Twitter)は、1月9日の「ワイドナショー出演は休業前のファンの皆さん(いないかもしれんが)へのご挨拶のため。顔見せ程度ですよ」(原文ママ)というツイートで停止したまま。このまま本人は何の発信もせず、裁判へと突入するのだろうか。