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堂本光一、「歌う権利は誰にだってある」――キンプリ楽曲めぐり、元メンバーにメッセージ

 昨年12月、YouTubeの動画やテレビの音楽番組でコラボレーションを果たしたKinKi Kids(以下、キンキ)とKing&Prince(以下、キンプリ)。双方の公式YouTubeチャンネルで楽曲タイトルに「シンデレラ」がつく2曲を公開し、大きな話題となった。現在発売中の「日経エンタテインメント!」(日経BP)2024年3月号では、キンキの堂本光一がキンプリのCDデビュー曲「シンデレラガール」(18年5月発売)や、元キンプリメンバーに対する思いを語っている。

 昨年12月15日、キンプリのYouTubeチャンネルで、キンキの楽曲「シンデレラ・クリスマス」(98年12月発売)を歌ったコラボ動画「KinKi Kids × King & Prince『シンデレラ・クリスマス-YouTube Original Live-』」を配信。同22日放送の音楽特番『ミュージックステーション SUPER LIVE 2023』(テレビ朝日系)でも、“King Kids”として同曲をテレビ初披露した。

 そして24日、今度はキンキのチャンネルに「KinKi Kids × King & Prince『シンデレラガール -YouTube Original Live-』」がアップされ、再生回数291万回(2月6日午前9時時点)を突破するなど、高い注目を集めている。

KinKi Kids・堂本光一が、元キンプリメンバーに送ったメッセージとは?

 そんな中、「日経エンタテインメント!」内のコラム「エンタテイナーの条件」(24年3月号)では、堂本がコラボの裏側に言及。キンプリがキンキの番組『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)にゲスト出演した際、「何か一緒にできればいいよね」(原文ママ、以下同)と話していたことがきっかけで、タッグを組むことになったそうだ。

 キンプリは、18年5月のCDデビュー時は6人グループだったものの、パニック障害の治療のため、同年11月から活動を休止していた岩橋玄樹が21年3月末にグループを脱退。旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)を離れて、現在はソロでアーティスト活動を行っている。

 その後、神宮寺勇太、岸優太、平野紫耀も昨年5月22日をもってキンプリを脱退し、それぞれ事務所を退所。滝沢秀明氏のアーティスト会社「TOBE」に移籍した3人は「Number_i」を結成し、今年1月1日に1stデジタルシングル「GOAT」でデビューを果たした。

「キンプリは昨年5月23日から高橋海人と永瀬廉の2人体制になっただけに、同じく堂本剛とのデュオとして活動している光一は、彼らに『より一層の親近感』を抱いていたとのこと。そして、『シンデレラガール』に関しては、5人時代、6人時代の思い出を引きずっていたり、デビュー曲を2人で歌うことに抵抗を抱くファンがいることは理解していた様子。しかし、いち事務所の先輩としては『あんないい曲、どんどん歌わなきゃもったいない』と考え、高橋と永瀬を後押ししたい思いもあり、歌唱楽曲に選んだようです」(ジャニーズに詳しい記者)

 さらに、光一は「それは脱退した面々に対しても同じ思いです。歌いたくなったら歌えばいい。使用料を払えば、歌う権利は誰にだってあるんだから」と元メンバーにメッセ―ジを送りながら、「そういうことに寛容な世の中になってほしい」とも同誌で述べていた。

TOBE移籍の三宅健、V6時代のソロ曲披露は「権利持ってないから難しい」

 グループを離れて以降、岩橋やNumber_iの3人は公の場でキンプリ時代の楽曲を歌っていないが、光一自身は脱退したメンバーが歌うことを「NG」とは捉えていないのだろう。

「旧ジャニーズを退所後も音楽活動を続けているタレントの中には、事務所在籍時の楽曲を歌っている人もいます。21年4月30日付で事務所を去った近藤真彦は、現在でもコンサートなどで往年のヒット曲を熱唱。山下智久(20年10月末に退所)は昨年、5年ぶりにアリーナツアーを実施し、ソロデビューシングル『抱いてセニョリータ』(06年5月リリース)や2枚目シングル『Loveless』(09年11月リリース)をパフォーマンスしました。元KAT-TUN・赤西仁(14年2月末に退所)や元関ジャニ∞・錦戸亮(19年9月末に退所)も、独立前のソロ曲などをアルバムに収録したり、コンサートで披露しています」(前出・ジャニーズに詳しい記者)

 また、昨年9月22日にTOBE第1弾シングル「Ready To Dance」を配信リリースした元V6・三宅健は、インスタグラムのライブ配信(同12月24日)でグループ時代の楽曲使用について語っていた。

 三宅は配信内で視聴者に「音楽制作は順調?」と聞かれると、「V6の曲は歌えないわけじゃないけど……歌えると思いますよ。歌えると思うけど、なんか……ね」「せっかく新しく始めるのに、なんか……今はやらなくてもいいんじゃないかなって思いますけどね」「いつか、歌う日が来るかもしんない。わかんない。歌えなくはないと思いますよ」と、V6時代の曲を披露する可能性はゼロではないと発言。

 一方で、「ソロ曲は(歌えるのか)?」とのコメントには、「結局、自分が権利持ってないからね。難しいかなあ」とも明かしていた。権利の都合で楽曲を使用できない場合もあるのだろう。

 光一は「寛容な世の中になってほしい」と願っていたが、元キンプリメンバーがグループ時代の楽曲を歌う日は果たしてやって来るのだろうか?

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