若い世代を中心に、数年前に空前の大ブームを巻き起こした「タピオカドリンク」。2018年頃から徐々に人気に火が付き、海外から次々にドリンク店が上陸し、店舗を拡大していきましたが、コロナ禍のあおりを受け、ブームは終焉。タピオカ専門店が集中し“聖地”とも呼ばれた東京・原宿をはじめ、全国各地で閉店ラッシュが相次いでいます。
そんな中で、着々と店舗を増やし、2024年3月19日時点で全国に154店舗(公式サイトより)を構えるなど好調なのが、台湾ティー専門店「ゴンチャ(Gong cha=貢茶)」です。今回は、3月14日から提供を開始した期間限定メニューを実飲しながら、その人気の秘訣を探ってきました。
※価格は全て税込。
※価格や内容は2024年3月19日時点の情報です。
※一部店舗では取り扱いのない場合があります。
※最新情報は公式サイトをご確認ください。
目次
・ゴンチャ、期間限定メニューは全7種類!
・「いちご杏仁 ミルクティー」610円を実飲
・意外に知らない「キッズドリンク」メニュー
・ティーン層向けの「学割」とコラボキャンペーンも
・ゴンチャが生き残っている理由
ゴンチャ、期間限定メニューは「いちご杏仁」シリーズほか全7種類!
ゴンチャで3月14日から販売を開始した期間限定メニューは、以下の4種類。
・「いちご杏仁 ミルクティー」(アイス)
Mサイズ:610円、Lサイズ:700円
・「いちご杏仁 アーモンドミルクティー」(アイス)
Mサイズ:610円、Lサイズ:700円
・「いちご杏仁 フローズンティー」Mサイズ:630
・「いちご杏仁トッピング」90円
・「いちご杏仁 ドーナッツ」(一部店舗限定) 350円
・「ジャスミングリーンティー 」(アイス/ホット)
Sサイズ:290円、Mサイズ:330円、Lサイズ:420円
※ホットはS、Mサイズのみ
・「ジャスミングリーン ミルクティー」(アイス/ホット)
Sサイズ:440円、Mサイズ:480円、Lサイズ:570円
※ホットはS、Mサイズのみ
※アーモンドミルクへのカスタマイズ可能
中でも、「いちご杏仁 ミルクティー(アイス)」と「いちご杏仁 フローズンティー」は昨年3月にも展開され、7日間で販売数12万杯を突破。期間限定商品として最大のヒットを記録したそう。人気メニューが復活したとなれば、試すっきゃないということで、今回私は、「いちご杏仁 ミルクティー」のMサイズをチョイスしました!
復活商品「いちご杏仁 ミルクティー」610円は、飲むデザート! 人気の理由にも納得
ゴンチャの魅力は、酒類豊富なドリンクと「甘さ」「氷の量」「トッピング」を自分好みに調節できることですよね。今回、4、5年ぶりに店舗に行ってみた私は、「こんなに種類あったっけ?」と、メニューの豊富さに驚き。どうしても「ゴンチャ=タピオカ」というイメージが強かったのですが、いろんなフレーバーのお茶を楽しめるお店なんだと、認識が変わりました。
なお、私が選んだ「いちご杏仁 ミルクティー」(Mサイズ、610円)は「氷の量」は選択できなかったものの、「甘さ」と「トッピング」はカスタマイズ可能。
トッピングは、「パール」「ミルクフォーム」「ナタデココ」「アロエ」のレギュラーメニュー4つと、期間限定の「いちご杏仁」の計5種類(各80円)の中から選べたため、私は追い「いちご杏仁」(90円)をすることに。
一番上の層の白い部分は、やや塩味のあるミルクフォームで、その下にミルクティー、ストロベリーソースといちご杏仁が入っています。赤とピンクと白がとっても鮮やかで、見た目からも春らしさを感じられますよね。
いざ口に入れると、ミルクフォームとミルクティーと一緒にぷるぷるでなめらかないちご杏仁がスルッと入ってきて感動! ミルキーな味わいの中にも、いちごソースの酸味も感じられて、相性抜群でした。
それに、追い「いちご杏仁」をしたからか、杏仁がゴロゴロと入っていて、ストローですすってもしっかり形が残っているので、食感も楽しめます。
また、ミルクティーのベースには「ジャスミングリーンティー」が使われているので、単なる「いちごミルクティー」とは違い、ジャスミンの風味もあり後味はとっても爽やか! 甘さが後を引かず、スッキリしている点も飲みやすく、昨年人気だったことがよくわかるおいしさです。
ただのドリンクではなく、「飲むデザート」という感じで、満足度が高い一杯でした。
「キッズドリンク」全3種は、誰でも注文可能で“氷なし”も無料!
また、今回お店に行って初めて知ったのが、「キッズドリンク」を販売していること。ラインアップは「ミルク、アイス/Sサイズ:300円)、「ピーチ」(アイス/Sサイズ:300円)、「黒糖ミルク」(アイス/Sサイズ:350円)の3種類で、もちろんカフェインはゼロ。
小さい子どもでも持ちやすいよう、Sカップに入っていて、無料で「氷なし」にすることも可能なんだとか。また、キッズドリンクに年齢制限はなく、誰でも注文可能とのこと。子ども連れのママさんたちには特に需要がありそうですが、これ、知らない人、意外に多いのではないでしょうか?
「学割」サービスがかなりお得! ティーン向けのコラボキャンペーンも実施
そしてもう一つ驚いたのが、「学割」サービス! 小学生以上のすべての学生が対象で、中学生以上は学生証を提示することで、下記の対象商品を1人1点購入できるそう。
「烏龍 ミルクティー」Sサイズにトッピングで「パール」を追加した場合、520円になりますが、学割が適用されると360円で購入できるわけですから、かなりお得ですよね。
学割 | 通常 | |||
対象商品 | アイス | ホット | アイス | ホット |
烏龍 ミルクティー+パール | S:360円 M:400円 L:490円 |
S:360円 M:400円 |
S:440円M:480円 L:570円 (+パール80円) |
S:440円 M:480円 (+パール80円) |
ブラック ミルクティー+パール | ||||
黒糖烏龍ミルクティー+パール | S:410円 M:450円 L:540円 |
S:410円 M:450円 |
S:540円 M:580円 L:670円 (+パール80円) |
S:540円 M:580円 (+パール80円) |
黒糖ブラックミルクティー+パール |
ゴンチャが生き残っている理由
そのほか、 現在公開中の、宮世琉弥と原菜乃華のダブル主演映画『恋わずらいのエリー』とコラボし、ゴンチャ公式Xで、非売品の「台本型ノート」や、映画限定デザインの「ゴンチャ トッピングチケット」が110名に当たるコラボキャンペーンを実施していました。
また、ゴンチャ店内では、午後3~8時の間、9人組ガールズグループ・NiziUが歌う映画主題歌「SWEET NONFICTION」やオリジナルトーク、新商品の感想などが聞ける特別番組も放送中とのこと。
このように、主婦層からティーン層まで幅広い世代をターゲットにした取り組みからも、ほかのタピオカ店が次々閉店していく中でゴンチャが生き残っている理由がわかりますよね。
ちなみに、SNS上を見ていると、ゴンチャはドリンクだけでなく、「叉焼メロンパン」350円や「Sugarドーナッツ」280円などのフードメニューも「おいしい」と人気な様子。期間限定の「いちご杏仁」シリーズが販売されているうちに、こちらも実食してみたいと思います!