嵐・相葉雅紀がMCを務める動物バラエティ番組『嗚呼!!みんなの動物園』(日本テレビ系、以下『みんなの動物園』)。相葉が父のように慕ってきた故・志村けんさん(2020年3月に死去)が担当していた枠を引き継ぐ形で、20年10月にスタートした番組だが、最近では放送内容をめぐり、視聴者から疑問の声が上がっているという。
目次
・相葉MCの『みんなの動物園』、ファンには「物足りない」?
・『みんなの動物園』放送内容に、相葉ファンから辛らつな意見
嵐・相葉雅紀MCの『みんなの動物園』、ファンには「物足りない」内容に?
『みんなの動物園』は、04年~20年9月末まで放送された『天才!志村どうぶつ園』の後継番組として誕生。『天才!志村どうぶつ園』にレギュラー出演していた相葉がMCを担い、20年10月より『I LOVE みんなのどうぶつ園』のタイトルで放送を開始した。
その後、22年4月から現在の『嗚呼!!みんなの動物園』に改題。公式サイトには「『動物以上に愛おしく思える動物好きな人』を“ガチ恋さん”と呼び、彼らを見せて、褒めて、讃えて、愛していきながら、『本当の動物の面白さ』を紹介していく、兎にも角にも笑って学べる動物番組です!」(原文ママ、以下同)と記載されている。
「今春は旧ジャニーズタレントが出演するラジオやテレビ番組が続々と終了。『みんなの動物園』の今後にファンの注目が集まる中、日テレサイドは3月7日に行った4月期番組改編説明会の中で、『みんなの動物園』のMC・相葉について『(4月以降も)続投です』と明言しました」(芸能ライター)
無事に改編を乗り切った『みんなの動物園』だが、近頃は、相葉ファンをはじめとする視聴者が楽しめる構成ではなくなってきているようだ。
例えば、3月23日放送回は、猫の保護活動に取り組んでいるお笑い芸人・サンシャイン池崎を慕う「池崎一門」の1人であるティモンディ・前田裕太の生活ぶりに密着。保護猫「ぷりゅ」と前田の暮らしをまとめたVTRを、師匠の池崎やスタジオの出演者が見守るという内容だった。また、番組後半は保護猫「ルナ」とにゃんこスター・アンゴラ村長のもとに、パーパー・ほしのディスコが遊びに来た際のVTRもオンエアされた。
「池崎一門の保護猫シリーズはもはや番組の看板で、中心人物であるサンシャイン池崎は、これまで何度も番組に登場。もはや相葉よりも池崎の番組といえるほど、その存在感は大きなものになっています。今回のオンエアも、画面上に池崎専用のワイプが表示されていた一方、スタジオにいるタレントは交代でワイプに映るという状況でした。最近の放送はMC・相葉とゲストのやりとり、スタジオトークは少なく、VTRがメインの構成だけに、ファンにとっては『物足りない』と思う内容になっているのでしょう」(同)
『みんなの動物園』に、相葉ファンから「おなかいっぱい」「飽きた」と辛らつな意見
番組放送終了後、公式X(旧Twitter)が「今夜も #嗚呼みんなの動物園 をご覧いただきありがとうございました」とお礼の投稿を発信するも、リプライ欄などには『志村動物園』時代を懐かしむ声や、「保護猫の様子も大切だけど、昔のようにもっと動物と触れ合うことはできませんか? 相葉ちゃんが動物と触れ合う姿が見たい!」「先週に引き続き、今週もまるまる猫だったね。正直、おなかいっぱい」「『みんなの動物園』って保護猫番組ですか? 何より、メインMCの相葉くんもあまり映らなかったり、初期とは別番組になっちゃって悲しい」「芸人さんの私生活もどうでもいいし、正直言って飽きてきた」と、不満が寄せられている。
さらに、池崎の扱いをめぐっても、SNS上では「池崎さん専用のワイプ、必要? スタジオゲストと別にワイプを設けるなら、専門家の方の説明をワイプで入れてほしい」「『みんなの動物園』は池崎にどれだけ信頼を置いてるの?」「志村さんから受け継いだ『動物園』というタイトルに合う番組作りをしてください。長年、動物番組に出演しているMCのほうが詳しいと思います」と、辛らつな意見が目立っている状況だ。
「とはいえ、番組公式YouTubeチャンネルを見てみると、3月15日アップの動画『【重大発表】猫おじさんのサンシャイン池崎さん大切なお知らせがありました【保護猫活動】』は、60万回以上も再生されています(26日午後9時時点、以下同)。22日配信の『【慣れない生活】保護猫ぷりゅが先住猫に緊張したあまりトイレができなくなりました【サンシャイン池崎一門のティモンディ前田】』でも16万台を記録していますから、保護猫の動画には一定の需要があるのは確かでしょう」(同)
主に相葉ファンから番組内容の改善を要求する声が上がっている『みんなの動物園』。次回放送は4月6日だが、果たして今後はファンが望む番組になっていくだろうか?