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『名探偵コナン』怪盗キッド声優・山口勝平の業界評は? 「工藤新一との演じ分け」に厳しい指摘

 4月12日より、人気アニメ『名探偵コナン』(日本テレビ系)シリーズの劇場版27作目『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』が公開される。シリーズ屈指の人気キャラクター・怪盗キッド/黒羽快斗にフィーチャーした物語とあって、ファンの期待も高まっていることだろう。一方で、声優を務める山口勝平について、業界関係者はある“懸念”を指摘する。

目次

劇場版最新作『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』の概要
工藤新一&怪盗キッド役声優・山口勝平の懸念点とは?

劇場版最新作『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』、興収100億超えなるか

 今作の舞台は、北海道・函館。ある財閥の収蔵庫に、“月下の奇術師”の異名を持つ怪盗キッドから、新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀を狙うという予告状が届く。犯行予告当日、同地で開催される剣道大会のために現地を訪れていた西の名探偵・服部平次と江戸川コナンは、キッドの変装を見破り追い詰めるも、そこに、刀に関係する殺人事件やキッドの命を狙う謎の剣士の影が迫る――というストーリーだ。

 怪盗キッドの正体は、体が小さくなる前の工藤新一と瓜二つの容姿を持つ、マジックが得意な男子高校生・黒羽快斗。優れた推理力や洞察力を持ち、コナンのライバルとして物語を盛り上げてきた、主に女性人気が高いキャラクターだ。

 同じく人気の高いメインキャラクターの一人・灰原哀にスポットを当てた、昨年公開の『名探偵コナン 黒鉄の魚影』は、シリーズ歴代1位となる興行収入138.3億円を記録しただけに、SNS上では「今年の映画、キッド様大活躍するらしいので楽しみ!」「公開が待ち遠しい」と期待の声が続出。ファンたちは「キッド様を拝むために映画館へ通う」「目指せ100億の男」などと意気込んでいる。

怪盗キッド&工藤新一役声優・山口勝平、「演技の幅が乏しい」? 制作会社関係者が懸念点を指摘

 そんな怪盗キッド(黒羽快斗)を演じているのは、現在58歳のベテラン声優・山口。新一役との1人2役を長年務めてきた。『犬夜叉』シリーズ(日本テレビ系)の犬夜叉や『ONE PIECE』(フジテレビ系)のウソップ役としても知られている。

「山口はキーが高めで少し鼻にかかった声のイメージが強く、デビュー以降、ずっと役に恵まれ、売れ続けている印象があります。 山口が活躍し始めた20年前あたりは、 彼のような声質の男性声優が少なかったことから、 需要が高かったのでしょう。ただ、演技の幅が広いタイプではない。『コナン』の新一とキッドについて、 山口自身は演じ分けているのかもしれませんが、大きな違いは伝わってきません」(制作会社関係者)

 とはいえ、長年主要キャラを演じ続けているだけに、「それなりの実力者」(同)とのこと。声優の中には、 スタッフや業界関係者と密に接して人脈を築き役を勝ち取る“飲み営業”のタイプの者がいる一方、山口はそのタイプではなく、「偉ぶるわけでもなく、謙虚さもあり、 常にフレンドリーに周りと接し、どの現場でも謙虚」(同)だそうだ。

 一方で、将来については懸念点もある様子。

「あの少年声でここまで活躍してきたことはすごいのですが、先ほども話した通り、演技の幅が狭く、若い頃に勝ち取った役だけで仕事を回している印象。『名探偵コナン』にしても、番組が終わってしまったらどうするんだろうなと、 老婆心ながらに感じます。彼は『悟空』という事務所の代表を務めており、所属タレントを数名抱えていますが、世間に名が知られているのは山口のみ。営業力が乏しい事務所ですし、声優としての将来は心配ではあります」(同)

 4月12日に封切られる『100万ドルの五稜星』の反響とともに、山口の今後にも注目していきたいところだ。

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