76歳という高齢ながらも、笑顔でハードスケジュールの公務をこなすカミラ王妃の好感度がじわじわと上がってきている。
目次
・カミラ王妃、ネット上で「グルービー・グラニー」と呼ばれる
・カミラ王妃の行動に「まさか気づいてくださるとは」
・「王室の人知れぬ宝石」カミラ王妃を称賛する声が殺到
カミラ王妃、ネット上で「グルービー・グラニー」と呼ばれる
がん闘病中のチャールズ国王とキャサリン妃の分も頑張って王室を支えなければという気持ちが伝わってくると、カミラ王妃を褒めたたえる声が高まっている昨今。
ネット上では「グルービー・グラニー」と呼ばれるなど、“国民のイケてるおばあちゃん”ポジションをゲット。沿道の子どもたちからキャサリン妃へのお見舞いメッセージを受け取った時、「キャサリンの手元に届くまで大切に取り扱うからね」と約束し、「キャサリンはみんなの優しい思いと応援に感激してるのよ」と明かすなど、王室ファミリーの絆を感じさせる温かな存在として国民から受け入れられているようだ。
現地時間1月17日、キャサリン妃とチャールズ国王が健康問題を抱えることを発表。ウィリアム皇太子は家族のサポートのため公務の数を減らし、2月に入ってからは国王の末の弟エドワード王子も立て続けにこなしたイギリス連邦諸国の歴訪に疲れたのか短期間公務を休むことになり、彼らの分もと主要シニアメンバーとしてがむしゃらに単独公務をこなしてきたカミラ王妃。
王妃に首ったけなことで知られる国王が1月に入院した際には、24時間に3回も見舞いに行くなど、公私ともに大忙し。2月に国王のがん治療が発表されてからは、単独で公務を行い、3月に入りとうとうダウンしてしまった。
海外で体を休めてリフレッシュするとの報道に、ネット上では「結構なご身分だよね」と批判する声も出たが、それを上回ったのは擁護の意見。
「ご高齢なのにずっと一人で頑張ってきたんだから、別にいいじゃん」「いつまでたっても昔のことを批判されているのに、国王を支え、にこにこ公務をしていて国民のために十分働いていると思う」「ヘンリー王子に自伝本で『カミラは再婚後、マスコミに王室の情報をリークするようになった』と言われた時も、じっと耐えて何も言わなかった。もうそろそろカミラいじめはやめるべき」といった声が続出したのだ。
カミラ王妃は1週間程度で公務に戻り、キャサリン妃をめぐる不穏な陰謀説が流れる中、現在も黙々と笑顔で公務をこなしている。
カミラ王妃の行動に「まさか気づいてくださるとは」
そんな王妃が、27日、食料品や農産物などを販売する「シュルーズベリーファーマーズ・マーケット」を訪問。キャサリン妃のがん治療公表後、初めて公の場に姿を現したため、沿道から妃について声をかけられたらなんと発言するのかが注目された。
集まった多くの人々と握手をしながらカジュアルに言葉を交わした王妃は、「私たちの愛をケイトに贈って」と大文字でメッセージを手書きした大きな紙を持つ少女たちに気がつくと、身をかがめて「ありがとう」と言い受け取った。
そして、カメラマンに見えるようにメッセージを掲げ、少女たちに「キャサリンはみんなの優しい思いと応援に、本当に感激してるのよ」「感謝しているわ」と伝え、「妃の手元に届くまで大切に取り扱うからね」と、はにかむ少女たちに優しい表情で言葉をかけた。
少女たちの母親は、「まさか気づいてくださるとは」と驚いており、王妃の行動に感謝の気持ちを述べていた。
この日、王妃はたくさんの花束を笑顔で受け取り、マーケットの人たちの説明にも熱心に耳を傾けるなど丁寧に公務を行っていた。沿道のファンから王妃とチャールズ国王が見つめ合う姿を描いたスケッチ画を贈られ、顔をほころばせたシーンもあった。
「王室の人知れぬ宝石」カミラ王妃を称賛する声が殺到
11歳の王室ファン少年から「写真を撮っていただけますか」とスマホをグッと差し出された時も、戸惑うことなく「OK!」と了承。下からのセルフィーのようなショットとなったのだが、満面の笑みを浮かべ、少年もにこにこ。英紙「デイリー・メール」の取材に応じた少年の母親は、「(息子は)翌朝も『英国の女王とお会いしたなんてで、信じられないよ!』と大興奮していました」と、うれしそうに語っていた。
この日の訪問を伝えた同紙のウェブ記事のコメント欄には、「グルービー・グラニー!」「王室の人知れぬ宝石」「彼女ほど自然体で人々と接することができるお人は、そういない」などとカミラ王妃を称賛する声が殺到。
「服をよく着回していて好感が持てる。この日のブーツも、何度も履いているよね。とてもお似合いだ」「ビューティークイーンではないかもしれないけど、彼女は与えらたれた仕事をきちんと献身的にこなす人だし、本当によくやっている」と褒めちぎるコメント、「こんなふうにたたえる日が来るなんて思いもしなかったけど、カミラを高く評価するわ」という意見も書き込まれていた。
ネット上では、「現代において彼女ほど不当な中傷を受けている人はいない」と王妃を理不尽に批判したりバッシングする人たちを牽制する動きもある。「最近、なんでチャールズが彼女を選んだのか理解できるようになってきた」「王室をお守りし、支えるのだと行動で示している」などと、王妃から、夫婦、そしてファミリーの絆を感じると書き込む人も少なくなかった。
今回、カミラ王妃を一目見ようとに駆けつけた人は、2,000人を超えていたとのこと。子どもたちや若者もたくさんおり、王妃はもちろんのこと、周囲を囲むボディガードまでがリラックスしており、にこやかなのが印象的だった。
「最近、彼女のお姿を見ると安心する。王室ファミリーの絆の強さを感じるなどと、好感度をじわじわと上げているカミラ王妃。責任感があり芯が強い彼女を「真の英国人」だと、自分たちと重ね合わせる英国民も多いとのこと。
王室にとっても、英国民にとっても、かけがえのない存在となったカミラ王妃の「決して出しゃばらない、自然体」の活躍を、今後も見守っていきたい。