Snow Man・岩本照、深澤辰哉、宮舘涼太が主演を務め、東京・新橋演舞場で上演中の舞台『祭 GALA』。4月18日の公演前には、最前列に座っていた観客がスタッフによる“本人確認”(以下、本確)を拒んだことで、開演が1時間以上も遅れる珍事が発生した。
目次
・Snow Man主演舞台『祭 GALA』でハプニング発生
・千秋楽公演のチケットは59万円で転売
Snow Man主演舞台『祭 GALA』、ファンの「本確拒否」で開演が1時間以上押すハプニング発生
『祭 GALA』は、今月1日に開幕。Snow Manメンバー3人のほか、ジュニア内ユニット・SpeciaLの林蓮音、和田優希、中村浩大や、ジュニアの阿達慶、松浦銀志、羽村仁成らも出演している。なお、製作を受け持つ松竹の公式サイトによると上演時間は1時間40分(100分)で、幕間はないという。
上演期間も中盤を過ぎた中、18日の午後5時30分開演の回でトラブルが発生。劇場スタッフが最前列にいた1人の客にチケットの当選者本人かどうかを確かめるための身分証の提示などを求めたところ、当人が“拒否”をしたとか。
「SNSに上がっている書き込みによれば、声をかけられた観客はスタッフの呼びかけを無視するように座席から動かず、携帯電話を操作し続けていたそう。おそらくネット上で高額転売されていた席で、劇場側は警戒していたのでしょう。しかし、その人物は本人確認(以下、本確)に応じなかったようです」(男性アイドルに詳しい記者)
これによって開演が遅れるも、らちが明かないまま30分が経過。午後6時頃、「まもなく開演する」といった趣旨のアナウンスが流れたというが、会場内でほかの客から不満の声が上がり、休憩を挟むことになったとか。
その場にいた複数のファンが現場の状況をXに投稿しており、「最前列で本確を拒否した人がいるから、開演が45分押しになってる」「5時55分時点でまだ始まってない」「これで公演を始めたら最前の人の粘り勝ちになっちゃうから、ブーイングの声が出始めてる。会場内の雰囲気が地獄」「10人がかりで説得しても外に出ない」などの報告が寄せられていた。
「その後、午後6時15分頃には警察官が到着。しかし、劇場スタッフや警察官ら数名が取り囲んでも女性客は席から離れず、説得が続いたといいます。最終的に女性客は警察によって連行され退場。1時間20分ほど遅れて、ようやく開演できたとのことでした。なお、開演前にSnow Manの3人がステージ上に現れ、開演が遅れたことを謝罪。今年1月期のドラマ『恋する警護24時』(テレビ朝日系)でボディガード役を演じていた岩本は『僕の警護が甘かった』『2月で警護の仕事を終えてしまったので……』などと冗談を交えて話し、場内の空気を和ませていたそうです」(同)
しかし開演の遅れによって、終演まで観劇できない観客もいたようだ。「開演前、ロビーで『最後まで見れない』とスタッフに言っていて、胸が痛かった」「『このままでは開演しても最後まで見れない』というお客さんがスタッフさんと交渉してた。スタッフが悪いわけでもないのに責められてて可哀想。途中で劇場を出なきゃいけないお客さんの気持ちもわかるからツラい」といったレポートも見受けられた。
Snow Man主演舞台『祭 GALA』、千秋楽公演のチケットは59万円で転売
今回の事態を踏まえ、ファンからは「入場時に本確をすればよかったのでは?」「これからは本確を厳しくしてほしい」「どうしても行けなくなった人がきちんとチケットを譲れるように、公式のリセール(売却)サービスを作ってほしい」という要望も上がっている。
「『祭 GALA』の正規のチケット料金はS席(1・2階席)が1万3,500円、A(3階席)は7,000円です。ネット上の売買サイトを見ると、チケットは最低3万円台で出品されており、最高30万円台でも転売されています。とあるサイトでは千秋楽・29日の1階1~3列の座席が59万円にまで跳ね上がっていました(19日午後7時時点)」(同)
前述の通り、一部ファンは劇場スタッフによる厳重な本確を望んでいたものの、翌日の19日午後1時公演に関しては、Xに「本確で弾かれてそのまま退場した人たちもいた」という報告が上がっていた一方で、「特に変わった様子はなかった」「本確されずに入場できた」との声もあり、大々的な取り締まりはなかったようだ。
そんな『祭 GALA』は今月29日まで続く予定。今後はこうしたトラブルもなく、無事に千秋楽を迎えてほしいものだ。