――男性アイドル情報チェックに連日精を出すドルオタ2人が、アイドル誌を眺めながらよもやま話をダベり中!
B美……永遠の29歳。人生の半分以上をSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)のタレントに捧げている、ドルオタ歴20年超の芸能ライター。今一番気になるアイドルは、笑顔がかわいい子。
C子……永遠の35歳。デビュー組からジュニアまで追う月刊誌編集者。好きなアイドルはパフォーマンス能力が高い子。
目次
・ジェシーの入所のきっかけとなったジュニアの存在
・ジェシーと市川猿之助の仲良しエピソードが切ない
・京本大我のあまのじゃくなファンサ
・高地優吾、timelesz・菊池風磨似の“タレ目”写真
SixTONES・ジェシー、入所のきっかけとなったジュニアの存在とは?
B美 SixTONESの高地優吾が、初単独主演舞台『Come Blow Your Horn~ボクの独立宣言~』に挑戦するんだってね。アメリカのコメディ作家、ニール・サイモンが3年半もかけて完成させた作品を原作とする傑作コメディで、今年の10月から東京や大阪で上演されるとか。
C子 高地は、2022年9月に歌舞伎俳優・中村芝翫主演の舞台『夏の夜の夢』に出演して、昨年6、10月上演の『星降る夜に出掛けよう』では、中山優馬、Hey!Say!JUMP・高木雄也とともに主演を務めてたね。映像よりも舞台作品が続いている印象だわ。
B美 調べてみると、連続ドラマのレギュラー仕事はtimelesz・菊池風磨主演『バベル九朔』(日本テレビ系、20年10月期)以降ないみたい。それ以外だと、ドラマはゲスト出演ばかりだね。映画も事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)のタレントが複数出演した『劇場版 私立バカレア高校』(12年公開)、『映画 少年たち』(19年公開)だけだし。
C子 でも、舞台ではいわゆる“外部作品”への出演が増えているんだね。そうそう、「J-GENERATION」24年7月号(鹿砦社、以下「Jジェネ」)は、SixTONES特集の第2弾として、高地のほか、ジェシー、京本大我の「俳優としての活動と想い」に迫ったフォトレポートになってたよ。前回の6月号は、SixTONES・松村北斗、田中樹、森本慎太郎をフィーチャーしていたよね。
B美 7月号の3ページ目にも「SixTONESメンバーのACTOR=俳優としての側面を取り上げる本特集」って書いてあるわ。ジェシーときょも(京本)はドラマや映画にちょこちょこ出ている印象だけど、さっき言ったみたいに高地ってあんまり俳優の仕事が盛んなイメージがないような……。
C子 それが関係しているのかはわからないけど、特集はジェシー、きょも、高地の順番だったよ。トップバッターのジェシーは、ジュニア時代からHey!Say!JUMP・知念侑李主演『スプラウト』(日本テレビ系、12年7月期放送)、木村拓哉主演『安堂ロイド ~A.I. knows LOVE?~』(TBS系、13年10月期放送)とか、連ドラのキャストに抜てきされていたよね。
B美 近年も、秋元康が企画・原作・脚本を手がけた『最初はパー』(テレビ朝日系、22年10月期放送)で主演を務めたり、嵐・櫻井翔主演の『新空港占拠』(日テレ系、24年1月期放送)に出てる。映画も昨年は4月に劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』、8月に『リボルバー・リリー』が公開されて、来年の春には女優・福本莉子とダブル主演の『お嬢と番犬くん』が控えているよ。
C子 ところで、「Jジェネ」のジェシー特集の扉ページ、写真が独特な構図じゃない? RADIO FISHの「PERFECT HUMAN」(16年)でオリエンタルラジオ・中田敦彦が「I'm a PERFECT HUMAN」ってやる瞬間みたいな、首をかしげてる状態で。ジェシーがかけているサングラスも、中田のやつとよく似てるし(笑)。
B美 映画に出てくる中国の怪しいマフィアがつけているような、黒くて丸いサングラスだもんね。ただ、このジェシーは両手で猫みたいな“ニャンポーズ”をしていて、マイクは持っていないみたい。しかも、よく見るとサングラスの奥でカメラ目線しているっぽいし。
C子 この姿から一転、ページをめくるといきなり別人のような純朴な少年が出てくるね。ほら、6~7ページを見てよ。まだ中高生くらいのジェシーの表情が初々しいから。
B美 詳しいことはわかってないけど、“とりあえず言われたからステージ出てます”みたいな雰囲気(笑)。6ページによると、ジェシーが事務所(旧ジャニーズ事務所)に入るきっかけになったのは、ジュニア(当時はジャニーズJr.)に在籍していたジョーイ・ティーさんなんだね。2人は、ジェシーの地元である東京・立川駅近くにある空手道場で知り合ったと……。
C子 この頃、事務所創業者・ジャニー喜多川氏は「ちょっとハーフっぽい子を探している」と言っていたそう。ジョーイさんからこの話を聞いたジェシーはあれよあれよと、事務所入りしたみたい。
B美 ジョーイさん、今は「岩永丞威」という芸名で俳優活動をしていて、オダギリジョーや、今話題の女優・河合優実らがいる事務所・鈍牛倶楽部に所属しているんだよ。広瀬アリス主演の4月期ドラマ『366日』(フジテレビ系)で“クズ男”を演じていて、「この人、なんか見たことあるな~」って調べたばかりだった。あの人がジェシーを事務所に導いたんだと思うと、しみじみしちゃうな~。
SixTONES・ジェシー、市川猿之助との仲良しエピソードが切ない
C子 当時のジュニアを知っているファンなら、今回の「Jジェネ」はエモいよね。19ページ頃までのジェシーは、とにかく純朴な青年って感じのビジュアル。でも、現在のジェシーってプライベートではL'Arc~en~CielのHYDE、X JAPANのYOSHIKI、霜降り明星・せいやとか、著名人の友人が多いじゃん。若かりし頃のジェシーの写真を見る限り、控えめな印象を受けるし、今みたいに社交的な人になるとは思えないよ。
B美 そうそう。髪の毛を遊ばせてる感じもあんまりしないし、“シャイボーイ”って感じ。でも、アメリカの血が入っているから、実際は明るくてコミュニケーション能力が高かったんだろうな。
C子 ところで、15ページでジェシーが肩に手を置いてる塚ちゃん(A.B.C-Z・塚田僚一)、めちゃめちゃ盛れてない? 横を向いている塚ちゃん、鼻が高くて顎のラインもキレイで、すごくかっこいい! あと、個人的には、ジェシーのことを樹、慎太郎、北斗、諸星翔希(現7ORDER)が囲んでいる20~21ページの写真も好きだなぁ。
B美 しゃべているのか、歌っているのか、真剣な表情でマイクを持つジェシーに対して、周りが茶化してる感じなのが微笑ましいね。テキストは冒頭にも書いてあった通り、俳優の活動について振り返ってる箇所が多い。連ドラ『キワドい2人-K2-池袋署刑事課 神崎・黒木』(TBS系、20年9~10月放送)で共演したHey!Say!JUMP・山田涼介や、『最初はパー』で仲良くなった歌舞伎俳優・市川猿之助について触れているくだりもあるね。
C子 ジェシーは猿之助の本名「喜熨斗孝彦」からとって、彼を「たかちゃん」と呼ぶほど親密になっていたんだよね。当人は例の“自殺幇助事件”以降、表舞台に出てきていないから、こうしてジェシーとのエピソードを読んでみると切ないわ……。
SixTONES・京本大我の“坊っちゃん”感ある、あまのじゃくなファンサ
B美 次はきょもの特集だけど……前半のテキストはなぜか彼の恋愛観がメインの話になってる。過去に「不安になりたいです。『好きじゃないのかな』って。僕、安心したら終わりで、ずっと追いかけていたいんですよ」(原文ママ、以下同)って発言をしていたようで、なんだかめんどくさそう(笑)。
C子 一方、コンサート中のファンサービスにおいては「投げチューして」ってうちわを出されると、「恥ずかしくてできない」と。逆に「してこいよ」って、客席のファンを煽るんだって。あまのじゃくなところが“坊っちゃん”って感じがあるし、一人っ子のきょもらしさも感じる。
B美 こういうエピソードを紹介した上で、「Jジェネ」は「恋愛観に関してある種アバンギャルドな感性の持ち主」(47ページ)と、すごいまとめ方をしてるよ(笑)。写真は、ジュニア時代の中性的なか弱い感じのビジュアルから、茶髪のやんちゃ時代とかなど、変遷がたどれるね。きょもは基本的に顔が上品だから、57ページみたいな派手な金髪にしても「王子様」っぽい清潔感がある。
C子 でもこの写真、よく見るとポーズが変じゃない? 顔やヘアスタイルはそれこそ王子様系なのに、手で上半身と下半身のデリケートな部分を隠してるよ。一体、この時のきょもに何があったんだろう。「キャー!」みたいなリアクションしてるみたい。
B美 あと、新たな発見だなと思ったんだけど、49ページのきょもの表情、俳優の賀来賢人っぽくない? 黒髪時代のきょもにしては珍しく、キリッとした男らしい表情なのよ。目つきと顎周りのシャープな感じが、賀来賢人を彷彿とさせる。
C子 言われてみると、確かに! 62~63ページなんかはヘアスタイルを含めて、父親の京本政樹にそっくりだよね。ところで64~65ページの見開きのカット、謎じゃない?
B美 民族風の衣装を着たきょもが荒れ地みたいなところに横たわっているカットだね。胸をおさえて苦しんでいるのか、何か悲嘆に暮れているのか……。頭には多い羽根をつけているけど、セットを見るとコンサートじゃなくて舞台の写真かな。
C子 テキストが演技にまつわる話だから、熱演してるシーンを選んで使ったのかもね。ページを開いたら、いきなり横たわってるきょもがドーンと出てきたから、ちょっとビックリしちゃった(笑)。
B美 あと、個人的には68~69ページあたりのヘアスタイルが好みかな。金髪のサラサラヘアで、やんちゃな感じもありつつ、端正な顔立ちが強調されている気がする。
C子 70ページは近年の写真なのか、少し顔周りがふっくらしているね。何かを企んでいるような笑みを浮かべているけど、ファンの投げチュー待ちとかだったのかな。
B美 72ページはうつむいている横顔で、ファンが好きそうな写真だと思う。基本的にきょものコーナーは変顔とか“事故ショット”もなく、顔の美しさが目立っていたね。
SixTONES・高地優吾、timelesz・菊池風磨似の“タレ目”写真とは?
C子 で、問題の高地のコーナーなんだけど。やっぱり、ジェシーやきょもに比べて演技面での個人仕事とかがあまりないためか、本人のキャラクターについて掘り下げる内容になっているよ。
B美 まあ、そうなっちゃうよね(笑)。写真は80~82ページとか、入所初期の頃の姿はちょっとナヨっとしてるけど、それがまたかわいいのよ。でも、気がつくといつの間にかパーマをかけてワイルドな雰囲気になったり、男性としての魅力が増してきたような。
C子 高地って笑顔のイメージが強いから、穏やかな性格だと思っている人もいるんじゃないかな。でも実は、SixTONESの中でもトップクラスと言っていいほど、男らしい一面があるんだよね。バイクやキャンプが好きだったり、レザークラフトを始めてみたり、趣味が男っぽいの。84ページに書いてあるように、意外と思い切りのいいところもあるし。
B美 ああ、21年6月の「角刈り事件」ね(笑)。同年8月リリースの「マスカラ」のジャケット写真を撮影する時、自分の長い髪を見て“王道のジャニーズっぽさ”を感じた……と。「ちょっと個性的なヤツいてもいいんじゃねぇか」「ちょっと夏だし、仕事もないし、キリよくこのタイミングでいいんじゃないか」と思い、短髪にしちゃったんだってね。
C子 高地の角刈り、確かにほかのアイドルではなかなか見ないようなスタイルだったから、ファンも衝撃を受けたわ。86~87ページあたりの写真なんて、肩周りがブカブカでサイズの合ってない衣装を着せられているのが初々しかったのに……。87ページの右下の写真なんて、心なしか顔色が悪いし自信がなさげに見える。ちょっとだけ、昔のなにわ男子・西畑大吾っぽいわ。
B美 この頃は、なんか見てて不安になる感じがあるけど、89ページぐらいから一気に貫禄が出てきたね。かつてはぎこちない笑顔を浮かべてた高地も、近影の106~108ページを見ると、かなり表情が豊かになってる。例えば94ページのキメ顔も、昔の写真と比較するとだいぶ自信に満ちあふれてるもん。
C子 106ページは、口元を隠して見るとちょっとだけtimelesz・菊池風磨みたいだね。これまで高地と風磨が似てるとは思ったことないけど、この写真はタレ目っぽく見えるからかな。
B美 ホントだ! ちなみに、111ページには「やはり彼の目指すところは、バラエティであり~」という一文がある。テレビだと、今はバラエティ番組への出演が中心かもしれないだけど、今後はどんなドラマや映画に出るのか、楽しみだな~。ところで最後のページの上半分にメンバー6人の写真が載ってるけど、「人生、まさかの連続だよ」って一言が目に飛び込んできた。いきなりどうした!?
C子 「Jジェネ」担当者のポエムのように見えるけど、これはジェシーの名言として知られている言葉だよ(笑)。そして次号はなにわ男子の特集なんだね。
B美 ホントだ。「7人の魅力をお宝フォト満載でお届けします!」だって。このところ、「Jジェネ」はSixTONES、Snow Man、なにわ男子とか何人かメンバーを分けて特集してることが多かったよね。次はなにわ男子の集合カットが多めに見られるのかも? 8月号も楽しみだわ!