タレント・歌手として活躍するあのがパーソナリティを務めるラジオ番組『あののオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)の6月25日深夜放送回に、お笑いコンビ・霜降り明星の粗品が出演。あのを大絶賛する一幕があったが、「公共の電波を使って何やってるの?」などと冷たい声が寄せられている。
目次
・粗品、あのは「過小評価」されてる?
・粗品、生放送ラジオで涙したワケ
・“そしあの”3日連続共演に否定的意見も
霜降り明星・粗品、あのは「過小評価」されてる? ラジオで声優と音楽関係者に不満ぶつける
粗品は、あのがメイン出演する音楽トークバラエティ『あのちゃんの電電電波♪』(テレビ東京)にて、アシスタントの飼い猫・ササキの声を担当。共演経験が多い2人は過去に熱愛説もささやかれていたが、「親友」だと主張し、恋愛関係は否定してきた。
なお、アーティストとしても活動する粗品は、今年4月に1stアルバム『星彩と大義のアリア』をリリース。6月25日、大阪・梅田CLUB QUATTROで初日を迎えた粗品の1stツアー『星彩と大義のアリア』に、あの率いるパンクバンド・I's (アイズ)がゲストで参加した。
「ライブ終了後、あのと粗品は大阪から『あののオールナイトニッポン0(ZERO)』を生放送。冒頭から、当日のライブについて互いに褒め合い、興奮冷めやらぬ様子の粗品は、番組中盤で『大したことじゃないねんけど、今日しゃべりたいことメモってきたんよ』と切り出し、『(あのは)過小評価されてるな~』と語り始めたんです」(芸能ライター)
あのはバラエティ、演技、音楽など多岐にわたって挑戦しているだけに、世間からの注目度・関心は高いとはいえ、粗品によれば「まだまだやな。皆さんが見ているあのちゃんてね、“あのちゃんが見せてあげてるあのちゃん”に過ぎへんから。まだ全然、薄い、正直」と、彼女に対する評価に物足りなさを感じているとか。また、「俺が、“仲良いから知ってんねん”っていうマウントって話じゃなくて」ともコメント。
あのは、今年公開のアニメ映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』(前章・3月22日、後章・5月24日)で声優に初挑戦し、歌手・幾田りらとダブル主演を務めた。粗品は同作を例に挙げ、「声優業の話は『声優経験がないのに、「デデデデ」のあそこの演技はすごい良かった』って、もっと声優が言うべきやろ、あれ。そっちの界隈明るいやつが言うべき」と不満も口に。
さらに、「音楽のことも、もっと音楽(業界)のすごい人が、あのちゃんの音楽のことを『いや、これは良かったな』『これは良いんだよね』って一般の人に(わかりやすく)咀嚼して伝えなアカン」と指摘し、あの自身も「言われないな、確かに」と納得。粗品は「そう。だから過小評価やねん」と、語気を強めたのだった。
霜降り明星・粗品、生放送ラジオで涙――あのは「かばってくれてうれしい」
粗品といえば“毒舌キャラ”で知られ、最近はテレビや自身のYouTubeチャンネルなどでの過激な発言が注目を集めている。
「STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)のファンを煽るような発言を繰り返したり、元雨上がり決死隊でYouTubeでも活動中のタレント・宮迫博之に暴言を吐いています。例えば、昨年8月8日、YouTubeチャンネルで生配信を行った際は、ゲーム実況をしながら『今の状態のキンプリ(King&Prince)、誰が見るねん』などとコメント。King&Princeは同年5月22日をもって平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太が脱退し、永瀬廉と高橋海人の2人体制で活動を始めたばかりでしたから、SNS上のファンが激怒していました」(同)
そんな状況とあって、『あののオールナイトニッポン0(ZERO)』内でも「俺って結構な、今、声大きいのよ。何を言っても。俺の言うことってほんま、日に日に何言ってもネットニュースになる」「この大きい声を、俺はあのの魅力を伝えることに使いたい。今日は!」と意気込み、あのは「大好きじゃん、僕のこと!」と、声を弾ませていた。
粗品は番組終盤でも、「こんなにセコくない有名人おらんねんから」とあのを称賛。「一般人も関係者の皆さんもよく聞いてくださいよ。あんまりあのを舐めるなよ。だませると思うなよ。全部わかっているぞ、こいつは! だませると思うな。あのやったら言いくるめられると思うな。何でもやってくれると思うなよ」と、咆哮していた。
「その後、CMが明けたタイミングで、あのは『うわ~ん!』と叫びながらなにやら泣いていて、『CM中、熱すぎて……もう粗品が。粗品が先にめっちゃ泣き始めて!』と暴露。なんでも、粗品はこの日のライブ映像を見て感極まって泣いてしまったとか。そんな粗品の言動を受けて、あのは『いっぱいかばってくれて、うれしいです』と喜んでいました」(同)
“そしあの”3日連続共演に「見せつけられているようで不快」と否定的意見も
なお、あのは、同26日放送の音楽特番『テレビ東京開局60周年特別企画 テレ東ミュージックフェス2024夏~昭和の常識は・・・令和の非常識!ヤバい昭和の超名曲 vs 令和ヒット曲100連発~』(テレビ東京)で南海キャンディーズと共にMCを担当。番組中、粗品が声を務めるキャラクター・ササキも加わり、『あのちゃんの電電電波♪』さながらに息ぴったりの掛け合い見せた。
また、2人は、翌日に東京・原宿のFender Flagship Tokyoにて行われた「First Anniversary Celebration Week」の1日店長就任式に揃って出席。ラジオ、テレビ、イベントと3日間にわたって共演が続き、イベントの模様を伝えたニュースサイト「ORICON NEWS」の記事(27日配信)によると、粗品は「3日連続一緒ですね。今週、まだ相方に会ってないんですよ、1回も。きょうも会わない。だから今週だけで言うと、ほんま相方みたいな。相方より会って」(原文ママ、以下同)と話していたとか。
さらに同日は「デイリースポーツonline」が前述のラジオの内容を取り上げたこともあり、2人の言動を受けてネットユーザーからは「仲が良いんだろうけど、ここまでアピールされるとバカップルのイチャイチャを公共の電波で見せつけられているようで不快。どこが面白いの?」「共依存(特定の相手に依存すること)みたいになってない? 大丈夫?」と、冷たい意見が続出することに。
また、声優ファンからも「声優としての評価を『もっと声優が言うべき』っておかしくない?」といった反論も上がっている。
“そしあの”コンビの絡みを楽しんでいるファンがいる一方、“仲良しアピール”が続いたことでかえって嫌悪感を抱いた人も少なくないのだろう。せめて、双方のファンに愛想を尽かされないような距離感を保つべきなのかもしれない。