2024年上半期も、さまざまなボーイズグループが音楽シーンを賑わせました。今回、サイゾーウーマンでは、上半期に発売したCDの「初週売り上げ」枚数を、オリコンリサーチ株式会社が発表している「オリコンランキング」のデータをもとにランキング化。
対象グループは、となるのは、「日経エンタテインメント!」2023年10月号(日経BP社)に掲載されたの特集「ボーイズグループ新潮流」に掲載された「ワンマンライブ動員規模✕CD売り上げ枚数+ストリーミングで見るグループの実力は?」を元に、アリーナクラス以上の会場でワンマンライブを行う日本デビュー済みの韓国グループを含めたボーイズグループ(日本デビュー済みの韓国グループを含む)を抽出。その中から上半期に作品を発表した23組と、今年5月にCDデビューを果たしたAぇ! groupを加えた24組です。
一体、どのグループがトップに立ったのか、早速結果を見ていきましょう!
目次
・ボーイズグループ上半期シングル初週売り上げランキング
・ランキング結果の傾向
・ボーイズグループ上半期アルバム初週売り上げランキング
・ランキング結果の傾向
ボーイズグループ2024上半期シングル初週売り上げランキング
※数字はすべてオリコン調べ(千枚未満は四捨五入)
※有料データを含むため、10位以下の売り上げ枚数は一部公開を控えています
1位 Snow Man「LOVE TRIGGER/We'll go together」(2月14日) 119.3万枚
2位 INI「THE FRAME」(6月26日) 67.3万枚
3位 Aぇ! group「《A》BEGINNING」(5月15日) 62.5万枚
4位 SixTONES「音色」(5月1日) 52.3万枚
5位 JO1「HITCHHIKER」(5月29日) 50.6万枚
6位 King&Prince「halfmoon/moooove!!」(5月23日) 30.5万枚
7位 timelesz(Sexy Zone名義)「puzzle」(3月6日) 27.8万枚
8位 WEST.「ハート/FATE」(4月24日) 26.6万枚
9位 すとぷり「はじまりの物語(誓いの花束を~With You~)」(6月5日) 22.4万枚
10位 ATEEZ「NOT OKAY」(2月28日) 21.7万枚
11位 Kis-My-Ft2「HEARTBREAKER/C'monova」(1月3日)
12位 SUPER EIGHT(関ジャニ∞名義)「アンスロポス」(1月24日)
13位 NCT DREAM「Moonlight」(6月5日)
14位 BE:FIRST「Masterplan」(4月24日)
15位 THE RAMPAGE from EXILE TRIBE「CyberHelix」(5月8日)
16位 M!LK「ブルーシャワー」(5月22日)
17位 KnightA -騎士A-「EDEN」(3月27日)
18位 M!LK「Kiss Plan」(1月24日)
19位 A.B.C-Z「君じゃなきゃだめなんだ」(6月5日)
Snow Man、単独初の初週ミリオン達成! すとぷりの初シングルも健闘
シングル部門で第1位に輝いたのは、2月14日に発売したSnow Manの10枚目シングル「LOVE TRIGGER/We'll go together」。初日時点で90.3万枚を売り上げ、初週では約20万枚アップの119.3万枚を記録した。初週ミリオン突破は、SixTONESと合同名義のデビューシングル「D.D./Imitation Rain」(2020年1月22日)ぶりで、単独では初となった。
2位は、INIの「THE FRAME」で、67.3万枚。INIにとって6枚目のシングルとなる同作は、櫻坂46の9枚目シングル「自業自得」と同じ6月26日に発売。売り上げ対決に注目が集まっていた中、初日は46万4,803枚で櫻坂46に5万枚差で及ばず、「デイリーシングルランキング」2位に。しかし、「週間シングルランキング」では巻き返し、1.6万枚差でトップに立った。「67.3万枚」という記録は、歴代最高のセールスとなっている。
3位は、5月15日にデビューを果たしたAぇ! groupの「《A》BEGINNING」がランクイン。同作には、東京・大阪で行われる「リリース記念イベント&ハイタッチ会」の応募用シリアルコードが封入されていたこともあり、デビューシングルにも関わらず、初週62.5万枚でハーフミリオン突破という好スタートを切った。
以降、STARTO ENTERTAINMENT所属アーティストをはじめ、今話題のボーイズグループが上位にランクインしている中、動画配信サイトを中心にさまざまな活動を行う6人組ユニット・すとぷりの初のシングル「はじまりの物語(誓いの花束を~With You~)」(6月5日発売)が22.4万枚を売り上げ9位に登場。彼らはライブやイベントでしか顔出しをしないことが大きな特徴のため、一般認知度はほかのグループよりも低いだけに、この記録は快挙といえそうだ。
ボーイズグループ2024上半期アルバム初週売り上げランキング
※数字はすべてオリコン調べ(千枚未満は四捨五入)
※有料データを含むため、売り上げ枚数は一部公開を控えさせています
1位 SixTONES『THE VIBES』(1月10日) 49.7万枚
2位 なにわ男子『+Alpha』(6月12日) 35.7万枚
3位 INI『MATCH UP』(2月14日) 24.8万枚
4位 WEST.『AWARD』(3月13日) 23.4万枚
5位 Kis-My-Ft2『Synopsis』(5月8日) 12.6万枚
6位 timelesz『timelesz』(6月19日) 10.0万枚
7位 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE『Land of Promise』(3月27日) 6.8万枚
8位 THE RAMPAGE from EXILE TRIBE『16SOUL 』(2月14日)
9位 FANTASTICS × EPEX『Peppermint Yum』(3月20日)
10位 原因は自分にある。『仮定法のあなたへ』(3月13日)
11位 超特急『Just Like 超特急』(4月17日)
12位 THE RAMPAGE from EXILE TRIBE『16PRAY』(2月14日)
13位 ENHYPEN(DARK MOON)『MEMORABILIA』(5月13日)
14位 THE RAMPAGE from EXILE TRIBE『FANTASTICS ARENA LIVE 2023 "HOP STEP JUMP" LIVE C』(4月17日)
SixTONES、なにわ男子と14万枚差で1位に! INIはシングル・アルバムともに売り上げ好調
アルバム部門では、1月10日に発売したSixTONESの4枚目アルバム『THE VIBES』が初週49.7万枚を売り上げ第1位に。23年1月4日発売の前作『声』は51.7万枚だったため、約2万枚数字を落とす結果となったが、2位のなにわ男子の3枚目アルバム『+Alpha』には、約14万枚の差をつけている。
シングル部門で2位に輝いたINIは、アルバム部門でも好調で、2月14日発売の2枚目アルバム『MATCH UP』は、24.8万枚で第3位に。シングル・アルバムともに前作よりも売り上げを伸ばしているだけに、今後リリースされる作品にも期待がかかる。
今年デビュー10周年を迎えたWEST.は、3月13日に初のベストアルバム『AWARD』を発売。ジャニー喜多川氏の性加害問題の影響を受け、昨年10月に「ジャニーズWEST」から改名後初のアルバムとなり、初週23.4万枚で4位に。以降、5位にKis-My-Ft2『Synopsis』、6位に timelesz『timelesz』(6月19日)と、STARTOグループの作品が続いてランクインした。
その他、注目すべきは、10位に入った、原因は自分にある。のミニアルバム『仮定法のあなたへ』(3月13日)。18年にデビューした彼らは、スターダストプロモーションの先輩でもある超特急の『Just Like 超特急』(4月17日)の初週売り上げを約0.2万枚上回った。