東北6県と栃木県に88店舗を展開する和風レストランチェーン「まるまつ」。東北に住んでいる人にとってはなじみのあるファミレスです。実際に店を利用してきました。
※価格はすべて税込です。
※価格や商品は2024年7月5日時点の情報です。
※最新の情報は公式サイトや公式SNSをご確認ください。
※店舗によって取り扱い商品が異なります。
目次
・【まるまつ】とは?
・【まるまつ】行ってみた
・人気の「にぎわい御膳」実食
・【まるまつ】東北地方で外食先として選ばれる強み
【まるまつ】とは?
まるまつを経営している「株式会社カルラ」は2022年、新型コロナウイルス感染拡大の影響で客足が振るわず業績が悪化し、4期連続の最終赤字でした。
しかし、今年4月5日に発表した2024年2月期の連結決算では、最終損益は4億3700万円の黒字。順調な回復ぶりをみせています。カルラが経営する飲食チェーンはまるまつのほかに「かに政宗」「そば処丸松」「かつグルメ」など。まるまつの店舗数は、24年5月時点で88店舗となっています。
そんなまるまつでは、いったいどんなメニューを提供しているのでしょうか。実際に店舗に足を運んでみました。
【まるまつ】行ってみた
最寄りの店舗に訪れ、テーブルに着席すると「在籍中」というポップが。セルフコーナーに関する説明や注文方法が記載されています。
お冷が無料の飲食店は一般的ですが、なんとまるまつはお冷に加えてお茶(ティーバッグ)とスープが無料! スープは具なしのコンソメスープでしたが、ちょっとお得な気分になりますよね。
また、ランチメニューは平日のみ提供というファミレスが多いですが、まるまつは土日祝もランチメニューがあります。通常価格よりも160〜300円オフとなっており、お得感たっぷりです。
「まるまつ」はとにかくメニュー数豊富で、和・洋・中のさまざまなジャンルの料理のほか、キッズ向けメニューも充実。夏らしい冷やし麺やうなぎ、かき氷などもありました。どれを頼もうか迷ってしまうほど!
この季節にピッタリな夏メニューをオーダーしようとしたところ、あいにく品切れ。暑い日が続いていることもあり、人気なのかもしれません。
そこで店員さんにおすすめのメニューを聞いたところ、「にぎわい御膳」(1,390円)との回答が。店内を確認すると「にぎわい御膳」を頼んでいるテーブルがたくさんあり、支持率の高さに驚き! 筆者も食べてみることにしました。
【まるまつ】人気の「にぎわい御膳」実食
「にぎわい御膳」はお寿司5貫、天ぷら、ミニそば(冷or温、うどんに変更可能)、茶碗蒸し、ミニサラダ、お新香、デザート(わらび餅)というボリューム満点のメニューです。
実際に食べてみると、正直どれも「ごく普通のおいしさ」といった印象。天ぷらやお寿司など、さまざまなメニューを楽しめるのは魅力的ではありますが、味のインパクトは特になし。一般的なスーパーのお惣菜レベルともいえるかもしれません。
飲食店で食べたメニューがおいしかった場合、その後もふとしたときに「あのお店の、あのメニューが食べたい!」と感じることがありますが、今後「『まるまつ』の『にぎわい御膳』が食べたい!」という気持ちにはならない気がします……。
【まるまつ】東北地方で外食先として選ばれる強み
とはいえ、店内は家族連れを中心に大繁盛。特定のメニューが人気を集めているというよりは、どんな年代・好みにも対応できる豊富なメニュー展開=家族での外食先として重宝するというのが「まるまつ」の強みなのかもしれませんね。
特に「まるまつ」の店舗が多い東北地方は三世代同居している家庭も珍しくないため、外食先選びでは「祖父母・パパママ・子ども、みんなが食べられるメニューがあるかどうか」がかなり重要になることも。
そうした地域性を加味している「まるまつ」だからこそ、東北在住者にとって定番のファミレスになっているのでしょう。