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夏限定バーガーは【ロッテリア】で食べて! 栄養士が教える「マック・モス」より優秀な理由は?

人気バーガーチェーンの夏限定メニューが出揃った昨今。そこで今回は管理栄養士の猪坂みなみ先生に、「マクドナルド・モスバーガー・ロッテリア」で楽しめる夏限定バーガーの特徴や、健康的な楽しみ方を教えてもらいました。

目次

・ハンバーガーの栄養素的な特徴&健康的な楽しみ方
・【マクドナルド】2024夏限定バーガー
・【モスバーガー】2024夏限定バーガー
・【ロッテリア】2024夏限定バーガー
・管理栄養士のベスト1

ハンバーガーの栄養素的な特徴&健康的な楽しみ方

――ハンバーガーの栄養素的な特徴を教えてください。

猪坂みなみ先生(以下、猪坂) ハンバーガーは、バンズ(丸パン)でお肉や魚介類、たまごなどのフィリングを挟んだ食品ですので、エネルギー源となる糖質と、筋肉などの材料となるたんぱく質を中心に補給することができます。

 また、レタスやトマトなどの野菜も入っているものであれば、ビタミンCやβ カロテン、カリウム、食物繊維などもとれるので良いですね。

――ハンバーガーを食べる時に注意するポイントや健康的な楽しみ方を教えてください。

猪坂 ハンバーガーの中身は、パティやカツ、チーズ、クリーミーなソースなど油脂を多く含む場合が多いので、脂質の過剰摂取につながりやすい点には注意したいですね。脂質は高エネルギーなので、種類によってはハンバーガー1個で1,000kcal前後になることもあります。

 健康的に楽しむポイントとしては、不足する栄養素を補うことですね。

 たとえば牛肉のパティが挟まれたハンバーガーを食べる場合、どうしても野菜が不足してしまいますので、サイドメニューは脂質や糖質を多く含むフライドポテトではなく、野菜中心のサラダを選ぶなどして、トータルで栄養バランスを整えるのがおすすめです。

【マクドナルド】ガーリックシュリンプがいちばん低カロリー

――マクドナルドの夏限定バーガーについて、特徴を教えてください。

猪坂 「ザク切りポテト&ビーフ ブラックペッパークリームチーズ」には、ビーフパティと、ハッシュドポテトのようなポテトパティが入っています。

 たんぱく質含有量は24.4gとなっており、これひとつで1食分をしっかり賄えます。また、ポテトが入っている分食物繊維が他のハンバーガーよりも多めであるのも特徴です。脂質が多い分、エネルギーは627kcalと高めですので、サイドメニューは野菜を選ぶと良いですね。

 「チーズロコモコ」には、ビーフパティとたまご、チーズが入っています。そのためたんぱく質は28.8gとたっぷり含まれていますね。エネルギーは559kcalです。

 「ガーリックシュリンプ」は、えびカツの入ったメニュー。461kcalと、他の2品と比較すると低カロリーですが、たんぱく質の量は12.8gとやや少なめです。そのため、合わせるメニューは「えだまめコーン」や「カフェラテ」など、たんぱく質を含むものにすると良いですよ。

【モスバーガー】サイドメニューで栄養バランスを整えると◎

――モスバーガーの夏限定バーガーについて、特徴を教えてください。

猪坂 こちらのバーガーは、牛肉のパティやトマト、オニオンなどに、たっぷりのチーズソースがかかったメニューです。

 エネルギーは450kcal、たんぱく質は15.9g含まれていますね。これだけですとたんぱく質が少なめなので、「クラムチャウダー」や「カフェラテ」などをプラスすると良いですよ。

 野菜も少なめなので、「こだわりサラダ ローストアマニトッピング」を足すとより栄養バランスが整いますね。

【ロッテリア】BBQパインリブサンドは夏バテ気味の人におすすめ

――ロッテリアの夏限定バーガーについて、特徴を教えてください。

猪坂 「ロコモコ絶品チーズバーガー」は、牛肉のパティや、たまごとチーズ、レタスなどが入ったハワイの定番、ロコモコをイメージしたメニューです。エネルギーは588kcalで、たんぱく質は20.9g含まれます。

 「スパイシーロコモコ絶品チーズバーガー」は、「ロコモコ絶品チーズバーガー」に、ハラペーニョなどが使用されたスパイシーなソースがかかっています。ハラペーニョなどの唐辛子に含まれるカプサイシンには、体脂肪分解を促進する働きも期待されていますよ。

 「ハワイアンアボカドエビバーガー」は、海老カツやレタス、トマトなどにクリーミーなサウザンソースをかけたバーガーです。448kcalと比較的低カロリーですが、たんぱく質は11.8gしか含まれませんので、合わせるドリンクにはミルクの栄養が摂れる「カフェラテ」を選ぶと良いですね。

 「BBQパイン絶品チーズバーガー」は、牛肉のパティやパイン、ベーコンが楽しめるメニュー。エネルギーは597kcal、たんぱく質は20.4gです。1食分のたんぱく質をきちんと補えますね。

 「BBQパインリブサンド ポーク」は豚肉のパティに、鉄板で焼いたパインやレタスなどを合わせ、全粒粉入りロールパンで挟んでいます。エネルギーは465kcal、たんぱく質は19.4g含まれます。豚肉には、糖質をエネルギーに変換するのを助けるビタミンB1が豊富に含まれますので、疲れが取れないと感じていたり、夏バテ気味だったりする人におすすめです。

管理栄養士が選んだベスト1は【ロッテリア】BBQパインリブサンド

――栄養面を踏まえて猪坂先生なら、どのお店のバーガーを選びますか? 

猪坂 どのメニューも美味しそうですが、栄養面を踏まえると、ロッテリアの「BBQパインリブサンド ポーク」が良いと思います。今回ピックアップした他のバーガーと比較すると、エネルギーとたんぱく質含有量のバランスが良いと感じました。レタスで野菜も摂れますね。

 また、ファストフードのハンバーガーとしては珍しく豚肉が使用されている点も面白いですね。豚肉には、疲労回復効果のあるビタミンB1が含まれているので、夏バテ予防にも良いと思います。

 ハンバーガーは脂質の摂りすぎになりやすく、逆に野菜類が不足しやすいメニューですので、お昼にハンバーガーを食べた日の夜は、野菜やキノコ、海藻類をたっぷり食べるなどして、ビタミンやミネラル、食物繊維などを補っていきましょう。

By Admin