Netflixで配信中の恋愛リアリティ番組『ボーイフレンド』、みなさんもうご覧になられたでしょうか? この記事では、編集部Mが参加者たちのプロフィールとともに、見どころを紹介していきます。
目次
・Netflix『ボーイフレンド』の概要と参加者たちのプロフィール
・『ボーイフレンド』、恋リアが苦手な人でも見やすい?
・チュートリアル・徳井の抜群の安定感がさすが
Netflixの恋愛リアリティショー『ボーイフレンド』の概要と参加者たちのプロフィール
『ボーイフレンド』は、日本初となる男性同士の恋愛リアリティショー。同性が恋愛対象の9人が、約1カ月間、コーヒートラックを運営しながら「Green Room」と呼ばれる家で共同生活を送りつつ、恋愛や友情を育んでいきます。
参加者たちは、以下の通りです。
・ALAN(アラン)……IT会社勤務の29歳。ブラジルと日本のハーフでとにかくポジティブな太陽的存在。
・DAI(ダイ)……22歳の大学生。弟キャラで恋愛に前のめり。イケイケな女友達がいる。
・GENSEI(ゲンセイ)……ヘアメイクをしている台湾出身の34歳。ピュアでかわいらしい性格。
・IKUO(イクオ)……飲食店勤務の22歳。明朗快活な陽キャで、大型犬のような魅力を持つ。
・KAZUTO(カズト)……和食料理人の27歳。爽やかな雰囲気の『ボーイフレンド』イチのモテ男。
・RYOTA(リョウタ)……モデル・カフェ店長の28歳。穏やかで優しく聞き上手なので、人の心を開くのがうまい。
・SHUN(シュン)……23歳のアーティスト。繊細で不器用な性格ゆえ、気になる相手に“試し行動”をしがち。
・TAEHEON(テホン)……韓国出身のデザイナーで34歳。客観的な目線からアドバイスをする頼れるみんなの相談役。
・USAK(ユーサク)……GOGOダンサーとして国内外で活躍する36歳。イラストやモノマネが得意という意外な一面も。
この個性豊かなボーイズたちの生活の様子を、MEGUMI、ホラン千秋、青山テルマ、ドラァグクイーンのドリアン・ロロブリジーダ、チュートリアル・徳井義実の5名がスタジオで見守ります。
Netflixの『ボーイフレンド』、“恋リア”が苦手な人でも見やすいワケ
正直、番組を見る前は、センシティブなテーマをエンタメとして昇華していることに若干の抵抗があり、そこまで気乗りしなかったんです。ただ、見始めたらすっかりのめり込んでしまいました。
というのも、この番組は「恋愛リアリティショー」と謳ってはいるものの、恋愛だけに重きを置いていないんです。
番組側から出される指令も、「一日コーヒートラックで一緒に働きたい相手を指名する」「気になる相手をデートに誘う」とかそのくらいで、ほかの恋リアのように、変にくっつけさせようとする仕掛けもなく、ボーイズたちはゆっくりぞれぞれと関係性を築いていきます。
同性が恋愛対象の場合、恋愛として相手が好きなのか、それとも単なる友情なのか、感情の見極めが難しいと思うんですよ。『ボーイフレンド』は、カップル成立だけが目標に設定されているわけではなく、男同士の友情や、限られた時間の中での思い出作りなどもゴールのひとつになっているため、それぞれが抱えるバックボーンも含め、ボーイズたちに寄り添って丁寧に番組作りがされている感じが好感を持てました。
また、参加者たちがあらためて性自認を確認し合うシーンや、性的マイノリティの自分たちが「メインストリームに物申すのは失礼」と自己責任論を主張するメンバーに、社会を変えるためにも性的マイノリティの自分たちが意見することは大切だと話すメンバーがいて意見がぶつかったりと、こちら側も考えさせられるような場面も多々ありました。
セクシャリティにおける無意識の差別についての考えを深められた一方、肉体づくりも仕事の一環であるユーサクさんにとって欠かせない鶏肉が、少ない食費をひっ迫して緊急会議が開かれるなど、一見しょーもなくて微笑ましい事件も起こるため、そこまで重くとらえることもなく、フラットな目線で全10エピソードを追うことができました。
ドロドロ、バチバチした感じは一切なく、終始平和なので、見る人によっては物足りなさを感じるかもしれませんが、そういった意味では、恋リアが苦手な人でも見やすい番組に仕上がっているのではないかと思います。
チュートリアル・徳井義実の抜群の安定感がさすがすぎる
そして、この番組であらためて、恋リアにおける徳井の抜群の安定感に感服! もちろん、ほかのMC陣もそれぞれに役割を果たしているんですよ。
MEGUMIと青山テルマが私たち視聴者と同じくらいのテンション感でツッコミを入れながら見守れば、ゲイを公言しているドリアンさんが参加者たちの心情に寄り添いながらフォローし、ホラン千秋は報道番組さながらに的を射た冷静なコメントでまとめたり……。
そんな中で徳井大先生は、巧みなワードセンスで番組を盛り上げてくれるんです。ボーイズたちが発したワードを敏感にキャッチし、言葉の裏に隠れたそれぞれの思いを拾い上げたり、今後の展開について妄想をたぎらせたり、愛のあるイジリで笑いどころを作ったりと大活躍。
「恋なんか多少の勘違いがないと進まない」
「恋って発酵食品。どれだけ発酵させるか」
などの名言も生み出しました。さすが恋リアの元祖ともいうべき『TERRACE HOUSE』シリーズでも抜群の存在感を放っていただけあります。
なお、Netflix JapanのYouTube公式チャンネルでは、スペシャル番組『ボーイフレンドナイト』や、本編の未公開映像も配信中です。気になった方は、本編視聴後、ぜひこちらもチェックしてみてください!