日本テレビ系大型チャリティー番組『24時間テレビ47』が8月31日から9月1日にかけて生放送。番組エンディング時に発表された募金総額が話題だ。
目次
・『24時間テレビ』“ジャニーズ色”かなり薄まるも……
・村上信五不在で違和感の『月曜から夜更かし』
・募金総額は「昨年の約2倍」
『24時間テレビ』“ジャニーズ色”かなり薄まるも……
『24時間テレビ』は2003年以降、メインパーソナリティーに旧ジャニーズタレントを起用することが暗黙のルールとなっていたが、ジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川氏(19年死去)の性加害問題の影響で、昨年を最後にメインパーソナリティーというポジション自体を廃止。
そして、第1回からの「愛は地球を救う」というテーマにクエスチョンをつけた「愛は地球を救うのか?」というテーマを掲げ、リスタートに踏み切った。
今年は総合司会のくりぃむしちゅー・上田晋也、羽鳥慎一アナ、水卜麻美アナの3人のほか、“24時間をつなぐ”メンバーとして嵐・相葉雅紀、サンシャイン池崎、三代目 J SOUL BROTHERS・岩田剛典、有働由美子らがメイン出演者として登場。
旧ジャニーズからは、『嗚呼!!みんなの動物園』絡みの企画に参加した相葉、ダンス企画に登場したKing&Prince・高橋海人、マラソン企画に挑戦したやす子の応援にサプライズで駆けつけたNEWS・増田貴久が出演した。
「昨年の『24時間テレビ』は、メインパーソナリティーのなにわ男子のほか、読売テレビのスペシャルサポーターにAぇ!group、中京テレビのメインパーソナリティーにジュニア内ユニット・美 少年が就任するなど、数多くの旧ジャニーズタレントが参加していました。今年は“ジャニーズ色”がかなり薄まり寂しがる旧ジャニーズファンがいる一方で、『ジャニタレ3人も出てるじゃん』『日テレは結局ジャニタレ頼りか』などと批判的なネットユーザーも散見されます」(テレビ誌記者)
SUPER EIGHT・村上信五とマツコ・デラックス、『月曜から夜更かし』不在
旧ジャニーズといえば、今年は夜帯に『月曜から夜更かし』で恒例となっている街頭インタビューのコーナーが放送されたが、レギュラー放送でMCを務めるSUPER EIGHT・村上信五はなぜか不在。同じくMCのマツコ・デラックスも同様だった。
「『24時間テレビ』で村上とマツコが不在だっただけでなく、『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』の人気企画『ダーツの旅』になぞらえた旅企画でもMCの所ジョージは不在。これに違和感を覚えた視聴者は多いようで、ネット上は『なんで村上くんたち出ないの? 「24時間テレビ」に賛同してないのか?』などとザワつき、『マツコさんと村上くんの重要性を感じた。2人のやりとりでさらに番組が面白くなる』と物足りなさを訴える人も散見されました」(同)
『24時間テレビ』エンディング時の募金総額は「昨年の約2倍」
また、『24時間テレビ』が「日テレとジャニーズタレントのお祭り」といった従来の様相でなくなったことから、放送前には「ジャニオタが番組に興味なくなったら、募金する人が激減するのでは?」と予想する声も散見されたが……。
「昨年は番組エンディング時の募金総額が2億2,223万8,290円と発表されましたが、今年はピン芸人・やす子によるマラソン企画『やす子が走る!全国の児童養護施設に募金マラソン』が反響を呼び、番組終了時までに昨年の約2倍に当たる4億3,801万4,800円が集まりました。これ以外に従来の一般募金もあるため、来月以降に発表される募金総額は、昨年の8億2,100万8,847円(6月1日~9月30日の総額)を大きく上回る記録になるのではないでしょうか」(同)
やす子効果もあってか多くの募金が集まった今年の『24時間テレビ』。夏の風物詩として、今後も番組は続きそうだ。