鮮魚や惣菜が「圧倒的においしい」と話題の鮮魚小売りチェーン「角上魚類」。ここの名物弁当を実食して、味をレポートします。
目次
・角上魚類は業績好調
・「角上の日」とは?
・「海鮮天丼」700円の中身
・ほかのスーパーはマネできない?
※価格はすべて税込み。
※店舗によって取り扱い商品や価格が異なります。
※2024年9月29日の情報です。
【角上魚類】過去最高売上高を記録
関東を中心に23店舗を展開する角上魚類は、新潟県長岡市に本社を置く角上魚類ホールディングスが運営。昨年7月に「プレジデントオンライン」が報じたところによると、1店舗あたりの売上高が業界トップなのだとか。
「日本一の魚屋」を目指しているといい、近年の売上高は右肩上がり。2024年3月期連結売上高は426億5,900万円(前期比4.5%増)で過去最高を記録しました。
好調な一因として、「少し高いけど抜群においしい」と大人気の惣菜が挙げられます。店内調理した惣菜は、お寿司やお弁当、バラ売り惣菜などかなり豊富。そこで今回は、角上魚類の“名物”ともいえる定番のお弁当を購入&実食します。
【角上魚類】毎月訪れる「角上の日」とは?
角上魚類に到着。今回は、精肉などを扱う「肉のあまいけ」、果物や野菜を提供する「アール元気」とのコラボ店「角上生鮮市場」(千葉県流山市)にうかがいました。
この店舗では月に数回、生本まぐろの解体販売イベントを開催。さらに、12月を除く毎月1回設けられている「角上の日」には、なんと生鮮食品が全品10%引き(一部商品は対象外)になるとか。太っ腹!
【角上魚類】「海鮮天丼」700円の中身をチェック!
こちらが今回紹介する角上魚類の名物弁当「海鮮天丼」(700円)です。売れ筋商品のようで、午前中に行くと大量に並んでいました。
天ぷらは、キス、海老、イカ、穴子、ピーマン、かぼちゃの6種類。
近しい商品といえば、「ライフ」の「八品目の天丼(穴子)」が思い当たります。ライフも海老、イカ、穴子、かぼちゃなどが入って、値段は594円。これと比べると、角上魚類のほうが100円以上も高い!
海老天の長さは16cmほど。容器にギリギリ入っている状態です。
天ぷらの衣は薄めで、ぷりぷりの身がぎっしりと詰まっていました。
穴子天は、海老天に負けないビッグサイズ。身はしっとり&ふっくらしています。ほかのスーパーでも大きな海老天がのっている天丼は見かけますが、ここまで立派な穴子天がのっている天丼はスーパーではなかなか珍しいのではないでしょうか。
ちなみに、角上魚類には穴子天が2個のった「穴子天重」(700円)も売られていました。
キス天は、キス特有のなめらかな食感が存分に楽しめます。キスにしては身が厚めで、食べ応えがありました。
イカ天は小ぶりのものが2つ乗っていました。個人的には、このイカ天が大ヒット! イカの味が濃く、一瞬「タコだっけ?」と思うほど強い弾力が感じられます。
残る野菜天ですが、2つのっていたかぼちゃ天は小ぶりながら甘みがあっておいしい! ピーマン天も、魚介だらけの天丼で箸休め的な役割を担っており、全体的なバランスの良さを感じました。
【角上魚類】「海鮮天丼」700円、ほかのスーパーはマネできない?
角上魚類の「海鮮天丼」は、天ぷら一つひとるに丁寧な仕事ぶりが感じられ、素材のポテンシャルが十分に生かされていました。この完成度の高さは、一般的なスーパーではマネできないのではないでしょうか。
ただ、当然ながら揚げたてではないので、サクサク感はありません。「サクサクの天ぷらが食べたい!」という方は、角上魚類でバラ売りされている海鮮天ぷらを買って、家で天丼に仕上げるのもアリかと思います。
ちなみに筆者は以前、角上魚類でパック売りされていた「白子の天ぷら」を購入。家でトースターで温め直して天丼にしてみましたが、クリーミーで至福の味が楽しめました。
また、スーパーの惣菜は、子どもが好きそうな甘めな味付けだったりと“大味”なことも少なくありませんが、角上魚類の惣菜は総じて味が上品で繊細。そのため、「大人にうれしいお惣菜」といえるかもしれません。
家ではマネできない“プロの味”を楽しめると評判の角上魚類のお弁当やお惣菜。おいしい天丼が食べたい時には、迷わず候補に入れたいと思います。