下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
びっくりした。昨日『しゃべくり007』(日本テレビ系)にKōki,が出演して、父親のキムタク(木村拓哉)について普通に話していたから。長年、キムタクにとって家族の話はタブーだったが、近年その傾向はどんどん薄れていった。そして、ついにキムタクの娘がプライベートな父親の様子を語る! 時代は変わった。
目次
・今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
・Snow Man・目黒蓮をめぐってファンが分裂!?
・今でも許されない現役アイドルの結婚
・嵐、再始動とは真逆な悲観的な事実
・松田聖子の悲しすぎる記事
今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
第718回(10/3〜10/8発売号より)
1位「Snow Man『ファンが分裂炎上』に目黒蓮『沈黙1カ月』の懊悩」(「女性自身」10月22・29日合併号)
2位「内幕独走スクープ 嵐 独立と分裂 9月南の島会談『やっとひとつに』」(女性セブン10月17日号)
3位「聖子 没後3年 愛娘の誕生日に91歳母と手つなぎ晩餐 目撃撮」(女性自身10月22・29日合併号)
目黒蓮をめぐってSnow Manファンが分裂!?
ジャニーズが消滅しても、キムタクの娘が父親のプライベートを語るようになっても、しかしファン心理は変わらないようだ。先週、「週刊女性」で『NHK紅白歌合戦』に出演の可能性が高いと報じられた人気絶頂のSnow Manだが、ファン間の分裂が深刻になっていると「女性自身」が報じている。
発端は『それSnow Manにやらせて下さい』(9月27日放送/TBS系)で藤田ニコルが目黒のファッションを絶賛する一方、阿部亮平を酷評したことだ。これに一部Snow Manファンが藤田を激しく批判、藤田はSNSで反省の弁を述べる事態に。さらにラウールも、インスタライブで批判したファンを諌めるような苦言を呈したが、これまた炎上した。
その背景には、目黒ばかりが目立つ現在のSnow Manにあって、古参のファンは“追加メンバー”の目黒ばかりが目立つことに不満を抱いているという事情があるらしい。“メンバー間の格差が激しすぎる”“目黒だけ特別待遇だ”と。一方、目黒ファンは、目黒だけがやり玉にあげられる状況に納得がいかないと、Snow Manのファンの間で対立構造が生まれているという。
なんだかね。旧ジャニーズ時代から一部のファンの過激さは知られた話だ。ストーカー行為を行ったり、“聖地”へ不法侵入したり、写真を撮るため新幹線を止めてしまったり――。さらに性加害問題でも、被害を告発した元タレントを誹謗中傷したことも大きな問題となった。そして今回は売れっ子目黒をめぐって、同じSnow Manのファン間で分裂騒動とは――。
今でも許されない現役アイドルの結婚
記事では目黒に関して、もうひとつ注目したいエピソードが。9月15日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演した目黒が、「めちゃくちゃ結婚はしたい」と発言したことでファンの間で大きな批判が巻き起こり、物議を醸したことが紹介されている。時代は変わっても、アイドルの結婚はファンにとっては一大事、許されないことなのだ。
かつてジャニーズ事務所には、結婚の掟があるとささやかれてきた。いわく“結婚できるのはひとグループ1人”“結婚を申し出るとファンや売り上げが減少するデータを見せて引き止める”“マスコミを使って阻止する”などなど。
実際、ジャニー喜多川、メリー喜多川両氏が逝去し重石がなくなり、性加害問題でジャニーズ事務所が消滅すると、タレントたちは次々と結婚していった。だが、事務所は消滅しても、ファン心理は変わらないらしい。やはり現役バリバリアイドルの結婚は、今でも難しいようだ。
嵐、再始動とは真逆な悲観的な事実
そんな現役バリバリのSnow Manの一方、グループ活動を休止してから早4年の嵐に新たな動きがあったらしい。それを報じる「女性セブン」の記事タイトルには、「やっとひとつに」とある。“スクープ”とも謳っている。ついに活動再開か! そんなことを期待させるタイトルだ。
記事によると、活動再開のキーパーソンである大野智が「最近になって再始動に前向きな姿勢を見せ、4人のメンバーにも“頑張ってみたい”と復帰を示唆」しているらしい。そして、「株式会社嵐」の代表取締役で弁護士の四宮隆史氏が大野のいる宮古島に行き「他愛もない話」をしたらしい。さらに来年、5人そろってステージに立つ計画も進んでいるらしい。
そんな言葉が並ぶが、しかし具体的根拠はない。つまり結論から言えば、“活動再開はいまのところない”だ。最近の嵐関連の記事は、ほぼ今回と同じで“思わせぶりな情報をまぶしているが、“活動再開はまだない”である。“再始動アルアル詐欺”である。いや、それどころか、再始動とは真逆な悲観的な事実まで記されていた。
「5人で会っているときも、活動再開という具体的なワードは、誰も口に出さなかったといいます。誰かが『再開』と言った瞬間に、空気が変わることは、皆がわかっている」(芸能リポーターのコメント)
「都内に構えていた(大野の)個人事務所を宮古島に移転して、親族を呼び寄せた」(芸能関係者のコメント)
再始動とは程遠いとしか思えない内容だ。“嵐、再始動か!”という煽り的かつ風物詩的記事だった。
松田聖子の悲しすぎる記事
あまりに悲しすぎる記事だ。
松田聖子が91歳の実母の手を取り、馴染みのレストランに。10月1日、この日は亡娘・神田沙也加の誕生日だった。そして店で注文したのは、娘の大好きだったオムライス――。悲しすぎる。記事には、母と手をつなぎ歩く聖子の写真も掲載されていた。胸が熱くなった。