AKB48の元メンバーで、グループ卒業後は実業家としても活躍する川崎希が8月23日、ブログを更新。この日は彼女の34歳の誕生日だったが、税理士との打ち合わせがあったといい、「誕生日プレゼントに税金の支払い用紙をもらいました笑 いままでで1番高いやつ」と、自身最高額の納税を明らかにした。
「同日、川崎の夫でモデルのアレクサンダーも『過去一の税金』と題したブログを投稿し、妻が納めた納税額について『一軒のお家は買えちゃう』ようなレベルであるとつづっていました。川崎は2009年にAKB48を卒業すると、メンズアパレルブランド『ANTIMINSS(アンティミンス)』を設立。13年にアレクと結婚し、14年に夫婦でワタナベエンターテインメント所属となって芸能活動を行いながら、プライベートでは17年に第1子男児、20年に第2子女児を出産しています」(芸能ライター)
ブランドでは現在、男性をターゲットにした「ANTIMINSS」だけでなく、レディースブランド「Selva secreta(セルバ・セクレタ)」なども展開。ちなみに、今年1月からは川崎が代表を務める株式会社アンティミンスを個人事務所とし、アレクともども移籍している。
「今回の高額納税報告に、ネットユーザーからは『この若さで多額の納税をしているなんてすごい』『バリバリ働いて、子育てもして、尊敬する』などと感心する声も上がっていましたが、一方で『芸能人としては“元AKB48”ってだけで広い認知度があるわけでもないのに、川崎のブランドが売れている理由がわからない』『わざわざ「川崎希のブランドで買おう!」って思う人いるの?』『なぜ儲けているのか、謎すぎる』と疑問視する人も多いんです」(同)
ブランドでは川崎&アレクもモデルを務め、普段使いできるようなファッションアイテムからパーティードレス、そして子連れでも使いやすいマザーズバッグ、マザーズリュックなどを販売しているが、ネット上には「ありきたりなデザイン」「どこにでも売っていそう」という指摘も。
「むしろベーシックなデザインで使いやすいのかもしれませんし、ブログでも商品紹介をしているため、相乗効果で売れている可能性もありますが……。一部ネット上では、川崎がブランド以上に投資などで稼いでいるのではないか、ともうわさされています。ただ、今回のブログでも川崎、アレクともに高額納税を報告してはいるものの、詳細な額や年収は明かしていません。“ぶっちゃけキャラ”のようなイメージでタレント活動をする夫婦ながら、収入面の具体的な部分は徹底して明言を避けているようです」(同)
川崎のように芸能界に身を置きつつ、事業を展開しているタレントは少なくない。たとえば、モデル・ダレノガレ明美も17年に株式会社CAROを設立し、自身のブランド「CAROME.」でファッションアイテムやコスメなどをプロデュースしている。
「ブランド立ち上げ発表直後には、ネットユーザーの間で『売れるのか?』とネガティブな書き込みも散見されましたが、彼女自身が20年5月16日付のTwitterで、19年から発売の『CAROME.リキッドアイライナー』について『1年で45万本突破しました』と報告したように、しっかり人気商品を生み出しています。また、今年8月にはスキンケアブランド『CAROME.Skin』を立ち上げて美容フェイスマスクの発売も開始するなど、事業は好調そうです」(同)
一方、女優の柴咲コウは20年3月にスターダストプロモーションを退社した後、自身が16年に設立していた株式会社レトロワグラースを個人事務所にして所属し、芸能活動と会社経営を両立させている。
「ただ、柴咲が独立した背景には『スターダストとの関係が悪化したようだ』という話もありました。22年公開予定の映画『沈黙のパレード』への出演が発表されるなどしているものの、以前よりメディア露出は減っている印象です。また、レトロワグラースはアパレルやセレクトショップ事業を行っていますが、今年6月発売の『女性自身』(光文社)では“経営難”が報じられています」(スポーツ紙記者)
事業を展開する芸能人は、女性だけではない。ロンドンブーツ1号2号・田村淳は19年、吉本興業に所属しながら株式会社LONDONBOOTSを設立したことを発表しているが、17年にもベンチャー投資や新規事業開発のための法人・BE BLUE VENTURES(BBV)を立ち上げていた。
「淳は同11月11日付のTwitterでBBVの設立を報告した際、『eスポーツの支援もしています』と述べていましたが、19年2月にはeスポーツチーム・BBV Tokyoの結成を発表。20年7月にBBV Tokyo主催のeスポーツ大会『BBV Tokyo Championship』を開催しました」(同)
ちなみに、LONDONBOOTSは相方・田村亮とともに設立。亮は19年の“闇営業”騒動の影響で謹慎処分を受けていたが、20年1月からLONDONBOOTSに所属し、吉本とは専属エージェント契約を結ぶ形で芸能活動を再開している。淳は19年12月2日付のTwitterで、LONDONBOOTSを「田村亮と吉本興業をつなぐための会社」と説明しており、ネット上のファンから「ロンブーの絆、素敵」「亮さんは十分反省しただろうから、淳さんと一緒にまた頑張ってほしい」などと声援が送られていた。
「そのほか、俳優の山田孝之は16年にECプラットフォーム『me&stars』を運営するミーアンドスターズ株式会社を設立(トランスコスモス株式会社と共同)し、取締役CIOに就任しています。18年1月に『me&stars』アプリ内で、山田に1日限定で“受付”を担当してもらえる権利をかけたオークションが行われ、女性用下着などを販売する株式会社シーオーメディカルが約2700万円で落札。これにより、同5月19日に行われた同社のイベントでは、山田が受付を担当し、会場に訪れた女性客300人のバストを測定。ネット上でも大きな反響を呼びました」(同)
このように、芸能界以外でも活躍するタレントたち。納税額に限らず、いろいろな方面で人の役に立つことができているのだろう。