昨年12月にニュースサイト「文春オンライン」で、元交際相手・A子さんへのDVや堕胎強要が報じられ、実質的に芸能界引退状態だった俳優・小澤廉が、8月31日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)でインタビューに応じている。
小澤は「文春」報道に対する“反論”を繰り広げているが、同誌では伏せられていたA子さんの素性を「大手芸能プロに所属するモデル」と自ら明かすなど、さらなる波紋を呼ぶ内容になっている。
「文春」では、小澤とA子さんが交際から破局に至った経緯を、A子さんの親族や親友が告白。両者の出会いは5年以上前、A子さんが16歳の高校生の頃で、知人の紹介を経て小澤のアプローチにより交際に発展したとか。しかし、性行為中の暴力や、避妊を求めても応じず、ピルの使用を強要するなど、小澤の支配的な態度にA子さんは悩み続けていたという。
「2019年にA子さんが妊娠すると、小澤は出産を許さず、暴力を振るい中絶させたといいます。その後も2人の交際は続いたものの、精神的に虐げられたA子さんは昨年11月、小澤の自宅で自殺未遂するに至り、翌月に記事化されたことで、スキャンダルが明るみになりました」(スポーツ紙記者)
しかし、今回小澤は「週刊女性」のインタビューで「9割は嘘」と「文春」の記事内容を否定。騒動やA子さんに対する謝罪や反省の弁を述べながらも、日常的な暴力行為を受けていたのはむしろ自身のほうであり、性行為中の暴力は「軽いSMのつもり」と反論している。また、避妊しなかったことについては同意の上だったと主張するなど、性事情を赤裸々に告白。さらに、書面で交わした約束事を小澤が反故にしたことでA子さんに500万円を渡したものの、「人に見られたくない写真をバラまく」と、脅迫を受けたことも明かした。
「昨年12月、小澤の所属事務所『アイズ』は、『文春』報道は事実だとして、契約を解除。その後、小澤の代理人となった弁護士は、アイズの対応を『タレントを守らずに、切り捨てる行為』とTwitter上で批判するという異例の展開をみせたが、その翌日には弁護士も『一切の委任関係がなくなりました』と表明、小澤は完全に孤立無援となっていました」(同)
そんな中、8月12日に小澤は約8カ月ぶりにTwitterを投稿し、「今後は自分の言葉でお伝えしたいと切に思っております」と、「週刊女性」のインタビューを“予告”するような発言をしていた。
「小澤のインタビュー記事は、女性側にも問題があったことをうかがわせる内容ですが、相手が“現役の芸能人”だと暴露していることから、今回の記事掲載は“反省”だけでなく、A子さんへの“報復”、さらには自身の“芸能界復帰”など、さまざまな意図が見て取れます」(芸能プロ関係者)
報道を先に仕掛けたのはA子さんだったが、彼女と同じ形で受けて立った小澤。ネット上では、「これが本当だったら気の毒」と小澤に同情する声もあるにはあるが、「未成年を妊娠させて中絶強要した事実は変わらない」「どっちもどっちだし、あれ読んで小澤廉は悪くなかったとはならない」「身から出た錆」「今さら反論したって芸能界には戻れないよ」と厳しい意見が相次いでいる。
今後の展開については不透明な要素ばかりだが、泥沼の“暴露合戦”に陥ってしまわないことを祈りたい。