最新の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、11月29日~12月1日)で、横浜流星が主演を務める『正体』(11月29日公開)が初登場1位を獲得した。
目次
・横浜流星『正体』、絶賛の声相次ぐ
・『室井慎次 生き続ける者』V3ならず
・アニメ映画『ルパン三世 カリオストロの城』、79館上映で9位入り!
・全国映画動員ランキングトップ10(2024年11月29日~12月1日、興行通信社調べ)
横浜流星『正体』、絶賛の声相次ぐ
12月2日発表の全国週末興行成績ランキングで首位に立った『正体』は、小説家・染井為人氏の同題作品(光文社)を『新聞記者』(2019)や『余命10年』(22)で知られる藤井道人監督がメガホンをとって実写化。
横浜は、殺人事件の犯人として逮捕され死刑判決を受けた主人公・鏑木慶一を熱演。鏑木が脱走した先で出会う安藤沙耶香役に吉岡里帆、野々村和也役にSixTONES・森本慎太郎、酒井舞役に山田杏奈、鏑木を追う刑事・又貫征吾役には山田孝之が起用されている。
全国346館で封切られ、初日から3日間で観客動員16万6,000人、興行収入2億200万円をあげて1位発進を果たした同作。
鑑賞済みのネットユーザーからは「横浜さんは、顔やキャラクターも変えながら脱走を続ける主人公を見事に演じ切った」「横浜流星の繊細な演技に引き込まれた」「藤井監督作品なら間違いないと思ってたけど、横浜流星主演作の中でも一番面白いと思った」などと絶賛の声が相次いでいる。
なお、22年にはWOWOWの「連続ドラマW」枠で中田秀夫氏と谷口正晃氏が監督を務め、KAT-TUN・亀梨和也が主演したドラマ版『正体』も放送されており、そちらを見たことがあるネットユーザーの間では「ドラマ版もよかったけど映画版はさらに泣ける仕上がり」「亀梨くんも丁寧に主人公を演じていたし、横浜くんもまたすごい」との評価も。
「ドラマ版を見てたから映画も気になる」「横浜くんバージョンを見て、亀梨くんバージョンも見てみたくなった」といった書き込みもみられ、関心を集めている。
『室井慎次 生き続ける者』V3ならず
2位につけたのは、柳葉敏郎主演『室井慎次 生き続ける者』(11月15日公開)。前回までにV2を獲得していたが、『正体』にV3を阻止された格好だ。
フジテレビ系ドラマ『踊る大捜査線』の登場人物・室井慎次(柳葉)にスポットを当てた同作は、10月11日に上映を開始した『室井慎次 敗れざる者』の続編。公開3週目となった『室井慎次 生き続ける者』は週末3日間で動員11万5000人、興収1億4100万円を記録。累計成績は動員95万人を突破し、興収は13億円に迫っている。
また、前回4位発進を遂げた『WEST. 10th Anniversary Live “W” Film edition』(11月22日公開)は今回6位に。人気アイドルグループ・WEST.の10周年記念ライブ『WEST. 10th Anniversary Live “W”』の映像を放送したWOWOW版(19曲)に、新たに2曲と未公開の舞台裏の様子なども加えた内容。
当初は“11月22日~12月5日に全国105館で公開”とされていたが、好評につき12月6日以降も一部劇場で上映が続くと発表があり、ネット上のファンも「すでにリピートしてるけどもっと行けそう!」「まだまだ盛り上げていきたい!」などと楽しそうだ。
アニメ映画『ルパン三世 カリオストロの城』、79館上映で9位入り!
そのほか、今回のランキングではCGアニメーション映画『PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX』が5位に、アニメ映画『ルパン三世 カリオストロの城』(公開45周年を記念したリバイバル上映)が9位にそれぞれ初登場(いずれも11月29日公開)。
後者は全国79館という超小規模上映ながらもトップ10入りし、変わらぬ人気を見せつけた。
全国映画動員ランキングトップ10(2024年11月29日~12月1日、興行通信社調べ)
1位:『正体』
2位:『室井慎次 生き続ける者』
3位:『六人の嘘つきな大学生』
4位:『劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK』
5位:『PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX』
6位:『WEST. 10th Anniversary Live “W” Film edition』
7位:『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』
8位:『ヴェノム:ザ・ラストダンス』
9位:『ルパン三世 カリオストロの城』
10位:『海の沈黙』